（※このブログは自分が観た映画を記録する為に綴っています。観てから数年経っていて記憶が曖昧なものもあります。映画の内容や登場人物の心情など、全て個人的な解釈となりますのでご了承ください。 ）
今回記録する映画は『ロードオブザリング』。
大ヒットした小説が原作の3部作映画です。ジャンルはSFファンタジーになるのかな？たった一つの指輪を巡る壮大な物語です。
主人公はホビット族と言われる自然と共に生きる種族のフロド・バギンズという少年。ホビット族は人里離れた土地に住む、背が低く、毛深い、陽気で平和な種族です。フロドは大好きな故郷で自由気ままに暮らしていましたが、ある日、祖父が残した指輪の持ち主になります。この指輪は、はるか昔に滅んだとされる魔王・サウロンの欲する指輪だったのです。なぜ祖父がサウロンの指輪を持っていたのかは、ロードオブザリングの後に公開されたスピンオフ的な作品で明かされるのですが、今回の映画にはそこまで詳しい描写はなく、途中一部出てくるのみです。しかし、特に気にすることなく物語は楽しめますので、そこは安心してください。
その指輪を持ったものは指輪の魔力に捉われ指輪をサウロンの元に返すよう意識が操られてしまいます。もしくは自分が指輪の保持者になるよう執着してしまうのです。フロドは他の登場人物より、指輪の魔力に対する耐性を持っていました。それに気づいた祖父の古い友人、魔法使いのガンダルフはフロドに指輪を破壊する旅に出るよう促します。
指輪を破壊する方法はただ一つ。魔王・サウロンが潜む火山の火口に投げ入れること。サウロンは指輪を取り返すべく魔王群を率いて、人間やエルフなどを襲い始めます。サウロン自体は、はるか昔の戦いで傷を負い、身体がなく精神状態でこの世に存在しています。サウロンの手に指輪が渡ることはサウロンの復活、世界の終わりを意味します。フロドは世界を救う為、旅に出ることを決意します。
ガンダルフの声掛けによりエルフ族やドワーフ族、人間などありとあらゆる種族の代表が集まります。全種族がサウロンの脅威を知っており、いち早く指輪を破壊するよう促します。中にはフロドから指輪の保持権を奪おうとする者も。それもそのはず。指輪に選ばれたのは、戦闘技術もなく、故郷以外の土地にも行ったことのない少年だからです。しかし、反対意見を押し切ったのはガンダルフ。指輪を破壊するのはフロドだと訴えたのです。フロドなら指輪の魔力に捉われることなく、任務を遂行できると、ガンダルフは考えたのです。
反対派がいる中、フロドの旅のメンバーが決まります。
故郷で指輪について話すフロドとガンダルフを盗み聞きしていたフロドの友人3人。全員ホビット族です。人間の王族、エルフ族の実力者、流離の漢、ドワーフ族の力自慢。各々個性的なメンバーが集います。このメンバーに加え、世界各地でサウロンの指輪を破壊すべく、人類合併軍と魔王群の戦いが始まるのです。
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この映画の魅力は沢山ありますが、個人的には、仲間との助け合いや関係性、戦闘の描写などが好きです。仲間とは言え急に寄せ集められたメンバーなので最初はぶつかったり、関係が希薄なところがあります。しかし、ともに旅をするにつれて芽生える絆。それはもう最高です。特に、エルフのレゴラス、ドワーフのギムリの関係は面白いです。緊張化溢れる戦闘シーンでも戦い好きのギムリがレゴラスに”どちらが敵を多く倒したか勝負しよう”と持ち掛けます。自慢の剛腕で敵をバッサバッサ倒すギムリを横目に、弓矢を駆使しスマートに敵を倒すレゴラスがかっこいいです。毎回レゴラスが一枚上手なのがまたいいですね。
全体的にダークファンタジーといっても過言ではないくらい雰囲気は暗めなシーンが多いです。それは物語に合っていてとてもいいことだと思います。しかし、主人公含め旅に同行するメンバーには楽観的で陽気な種族ホビット族がいます。彼らの存在が、世界観を崩すことなくこの映画を明るくしてくれるのです。フロドだけでなく、観る者も救ってくれたのは彼らで間違いありません。緊張感あるシーンの後、彼らがしゃべると本当にホッとします。
3部作と壮大なボリュームにはなりますが、ぜひ間を開けずに一気見してもらった方がいいです。その方が没頭できますし内容がスッと入ってきます。諦めてもしょうがない時に奇跡が起きたり、仲間を信じて行動する登場人物たちは本当に魅力的。個人的に大好きな映画です。
映画『ロードオブザリング』。
ここに書いてあるのは物語のほんの一部なので、全貌は是非映画を観て確かめてください。個人的最高ランク評価でお勧めです。
