(※このブログは自分が観た映画を記録する為に綴っています。観てから数年経っていて記憶が曖昧なものもあります。映画の内容や登場人物の心情など、全て個人的な解釈となりますのでご了承ください。 )

 

 

 

 

 

今回記録する映画は『5.WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』。

これは完全に食わず嫌いをしていた作品です。テーマが林業というだけで面白くなさそうと思っていました。が、染谷翔太さんが好きだったので、まあ観てみるかくらいの気持ちで観始めました。

主演は今どきの学生を演じる染谷翔太さん。メインキャラに林業が盛んな村で暮らす豪快な男性を演じる伊藤英明さん。村で林業に携わりながら暮らすヒロインの長澤まさみさんなどがいます。元々は小説でそれが実写化になったという形みたいです。

 

 

 

就活中だった主人公の勇気はやりたいこともなくだらだらと過ごしていました。しかし、ある日見つけた一枚の冊子。そこには林業を営む若者を募集する内容と、表紙には美女が写っていました。勇気は林業のことなどそっちのけで表紙に写る美女に会えるという私欲だけで林業に携わろうとします。案内の元訪れたのはケータイの電波も届かないど田舎。ただの都会に住む学生だった勇気は、早速洗礼を食らいます。ろくに舗装もされていない山道をぼろぼろの軽トラックで走ったり、食べたことのない動物の肉を食べさせられたりと、村では当たり前のことが勇気にはどうしても耐えられません。しかも世話役が伊藤英明さん演じるヨキという男性で、彼は非常に豪快で人に気を遣うことなどなく、ただただ勇気に厳しく当たります。(彼にとっては普通の事のよう)さらに、この村に来る動機となった”あの美女”は見当たりません。途方に暮れる勇気は今後、この村で一人前になるのか、逃げだすのかの選択をします。林業を通して一人の少年の成長を描いたヒューマンドラマです。

 

 

 

まず、この映画を食わず嫌いしている方、それは間違いです。とても面白いです。染谷さんの今どきっぽい少年の役はハマっていますし伊藤英明さんもまさに漢の中の漢といった感じがたまりません。林業について何も知らなかった自分でもすんなり物語に入っていけました。それくらい林業についての知識の描写もありますしわかりやすく構成されています。村の人たちも、実際田舎の人はこんな感じだよな~とリアルな内輪感というか独特な雰囲気がうまく表現されています。最初は女目当てだった勇気も少しずつ林業について興味を持つようになり、1人の漢になる姿はみてて応援したくなりますね。

 

 

 

実際に自分では経験の出来ないようなことを主人公が模擬的にしてくれて体験できるような感覚は映画の良いところです。林業をやりたくなった、とまではいきませんが、以前よりは興味のある事柄になりました。

 

 

 

個人的に伊藤英明さんと染谷翔太さんの組み合わせは、映画『悪の経典』のイメージが強かったので、正直そのイメージを払拭できるかな?と不安でしたが、そこはさすがのお二人。全く引っ張られることもなく映画を楽しめました。普段はクールな役が多い染谷さんのダルそうな頼りない演技が観れるのも面白いです。

 

 

 

最後の勇気の決断は個人的に納得。いい結果だなと素直に思いました。是非映画を観て確認してみてください。

自分は田舎に帰る際の移動中に観ました。まさに田舎に向かっている最中だったので余計に感情移入できたのかもしれません。

映画『5.WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』、元々そこまで期待していなかっただけに非常に面白かったです。林業に興味のない人も是非観てみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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