今回記録する映画は『恋妻家宮本』です。主演の夫婦を演じるのは阿部寛さんと天海祐希さん。タイトルから読み取れるようにこの映画は妻に対する恋の物語です。愛妻家ではなく”恋”妻家。どこにでもいそうな熟年夫婦の2人。陽平は優柔不断な性格ではありますが、中学校教師として真面目に仕事に取り組む日々。美代子は専業主婦として家族を支えていました。しかしある日、子供が結婚の為家を出ることに。2人は数十年ぶりとなる2人きりの生活に戸惑いを隠せません。(特に陽平)数十年ぶりの夫婦生活を送る2人をコミカルな要素を取り入れて表現しているこの作品。肝となるのは、陽平がある日見つけてしまった美代子の名前が書かれた離婚届け。そんなそぶりを微塵も見せていなかった美代子の驚愕の真意に、陽平は動揺を隠せません。その日から始まる妻への新たな”恋”。ラストの数分はとても印象的で、いい映画を観たなと実感しながら楽しめるエンディングです。是非50代辺りの子供が巣立った夫婦に観てもらいた作品です。

 

 

 

阿部寛さんは、結婚できない男などで不意に見せたコミカルな演技が沢山見れます。天海祐希さんは、イメージ通りの強い女性。専業主婦として家族を支えていた明るく頼もしいお母さんでした。実際のこの年代の夫婦って2人きりの時にこんな感じなのかな、と想像しながら観ていました。同年代の方は少し恥ずかしくなるのかもしれません。離婚届けが話の途中で発見されますが、シリアスな展開にはなりませんしそういった雰囲気もありません。離婚はしないんだろうなというのはオチを観なくても雰囲気で伝わるかと思います。

 

 

 

個人的にラストの数分はとても好きです。賛否があるようですが、自分はアリ派。見た後はハートフルな気持ちになります。ちなみに自分は風呂に浸かりながら何気なく見始めて気づいたら風呂で観終わっていました。あんなに長風呂したのは久々です。阿部寛さんの頼りないながらもホッとさせる役柄。天海祐希さんの頼りがいがあるけど不意に見せる女性らしさ。

 

 

 

『恋妻家宮本』。面白いハートフル映画でした。家族はもちろん、夫婦や恋人と観ると一層恋が深まるかもしれません(自分は1人で観ました、、、)

 

 

 

 

 

 

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