ドラクエコンサートに行ってきたよ(2024年5月6日/N響) | のんびり、ドラクエプレイ日記(DQ3プレイ日記更新中)

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※ドラゴンクエストシリーズ配信ガイドライン
https://www.dragonquest.jp/guideline/

 

こんにちは。

皆さま、2024年のゴールデンウィークはどうお過ごしでしたか?

 

私は…

 

 

私はね…

 

 

 

N響のドラクエコンサートに行ってきました!!!

 

本当によかった!!!!!

 

日本屈指の名門で、DQ音源も手掛けている『NHK交響楽団』。チケット発売日、即買いできるようにイープラスで張ってたんですけど、発売開始から5分ほどでS席完売。席を自分で指定できるタイプだったんですけど、「1階中央が空いてる~」と思って画面遷移したらもう席なかった。「ヒィィ~!!」と思って震える手で前のページに戻り(動揺してブラウザバックしかけた、危なかった)、なんとか2LB(ステージ向かって左の2階バルコニー席)が取れました。N響、しゅごい。


なお、当日はライブ配信をしていたようです。そりゃ分速で売り切れてしまってはね…そういう要望も出るよね…。アーカイブ配信は5/20まで見れるみたいなので、興味のある方は調べてみてください。

 

 

★アーカイブ配信はこちらから

【動画配信】N響 ドラゴンクエスト・コンサート 一般発売 | チケットぴあ[クラシック オーケストラのチケット購入・予約] (pia.jp)

 

 

 

場所は、東京芸術劇場コンサートホール(池袋)です。

 

世間では東京駅などのことを「魔窟」と呼ぶようですが、個人的には東京駅より新宿駅より渋谷駅より、なにより池袋駅がヤバい。

 


↑親切に行先表示がされていてもなお迷います。迷いました。おかしい。矢印の方向に進んだはずなのに。

 

 

↑実は駅から地下道直結で行けるんですけど、迷子になって地上からアクセス(過去にも来たことがあるはずなのに)。ルミネ横の地図看板なかったらたどり着けなかったかもしれない。この先の未来、どんなに地図アプリが発達しても、道々に設置されている地図は残してほしい。

 

 

 

・・・これはコンサートに全く関係ない話ですが、なんだかおなかがすいたため(起きてから布団の中でゴロゴロしすぎた)近くのコンビニに立ち寄ったところ、日本人じゃなさそうな店員さんがワンオペで2台のレジを回してました。すごすぎる。


 

 

おおー、久しぶりの芸劇だっ。

『芸術』と名を冠しているだけあって、建物が全体的にアーティスティックですね。コンサートホールは5階。右手のエスカレーターを乗り継いで行きますよ。モザイクかけてますが、上がっていく人たちほぼみんな、ドラクエコンサートの同志です。

 

 

エスカレーターのたもとには、ドラクエコンサート恒例(?)「ポスターを写真に納めんと並ぶ人々」。

 

実は上にも同じのあるんですけど…わたしも一応並びました(日本人)。たぶん皆さん「上にあるのはわかってるんだけどね」って思いながら並んでいる仲間。

 

 

↑コンサートホールのエントランスもおっしゃれー。印象派?みたいな絵がはめ込んであります。ちなみにお手洗いはこの階にもありますが、ホール内の方がよっぽど空いているし数も多いですよ。

 

 

↑ボードに張られたポスター。撮影に群がる大人たちの横で、お子さんが「シール貼ってあるの、ジャマじゃん(=完売御礼)」と言ってたんですが、……ちがうのよぼうや…それが…そこがいいのよ…ぼうやにも、きっとわかる日が来る…。

 

 

 

――さて。

今回の公演プログラムはこちら。

 

 

ーーー

<第1部>

 ・すぎやまこういち作曲 交響組曲「ドラゴンクエストV」天空の花嫁――「序曲のマーチ」

 ・エルガー作曲 組曲「子どもの魔法のつえ」第1番――「序曲」「メヌエット」「妖精と巨人」

 ・すぎやまこういち作曲 交響組曲「ドラゴンクエストIV」導かれし者たち――「海図を広げて」「栄光への戦い」

・ストラヴィンスキー作曲 バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)――「カッチェイ王の魔の踊り」「こもり歌」「終曲」

 

<第2部>

すぎやまこういち作曲 交響組曲「ドラゴンクエストIII」そして伝説へ…(1987年N響録音版・全曲)

 

<アンコール>

交響組曲「ドラゴエンクエストV」天空の花嫁――「結婚ワルツ」

ーーー

 

 

演奏は、……「すごい」としか。

ゲームで聴いていた音楽たちが迫力を伴って飛び出してきたような感覚でした。

 

バトル曲が大好きな私ですが、中でもドラクエ4の「栄光への戦い」が一番好きでして。通常バトルの「戦闘~生か死か~」の疾走感が素晴らしすぎて泣いちゃった(笑)。後々調べたところ、N響が演奏するこの曲はロンフィルや都響よりもテンポが速く、人気が高いみたい。ちなみにロンフィルと都響がN響よりもテンポを落として演奏するのは、重厚感を意識しているからだとか。なるほど。

 

なお、東京シティ・フィルや、東京佼成ウインドのような「指揮者のお話」は一切はさみません。全体として「組曲」として演奏しているからだと思います。プレトークがあると和やかになるけど、ないならないで演奏に集中できるから良い。…ていうか第2部はノンストップだよ!?酸欠になりそう。その状態で全曲、全力で走り切るのすごすぎる。

 

 

また、ドラクエ楽曲もさることながら、エルガー作・ストラヴィンスキー作の楽曲演奏を聴けたのも思わぬ収穫でした。「魔法にちなんだ楽曲」ということでしたが、「“クラシック”ってこういう雰囲気のもあるのか~」と興味をそそられました。

 

今まで考えもしませんでしたが、「ストーリーをなぞる」という点では、劇やバレエ、PRGも全く同じなんですよね。どちらの調べも素敵な冒険ファンタジーの世界で、DQやFFに通ずるものもありそう。「妖精と巨人」、バイオリンのムーブがめっちゃ楽しかった。また見たい。

 

仕事中のBGMはドラクエにしてることが多いんですけど、次からこういったジャンルのクラシックでもいいな。演奏会にも行ってみたいと思えました。思わぬ出会いが嬉しかったです。

 

 

演奏後のカーテンコールでは、指揮の下野竜也さんがスコアを掲げ、スコアに向かって一礼。この瞬間はすごい盛り上がりでした。音楽への敬意を感じて泣いちゃう…。というか下野さんの指揮、むちゃくちゃ良かったです。全身で表現しててかっこよかった。わくわくしちゃった。

 

 

N響コンサートは初めてだったけど、マッハで完売したのはほんと頷けました。次も行きたいし、なんならドラクエ関係なく聴きに行ってみたいと思うほど、とっても素敵でしたよ~!