歌こそは君(ソニー・ロリンズ) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

↑録音風景

Sonny Rollins - The Song Is You

Tenor Saxophone – Sonny Rollins
Piano – Hampton Hawes
Guitar – Barney Kessel
Bass – Leroy Vinnegar
Drums – Shelly Manne

Recorded : Contemporary Studio, Los Angeles, California, October 20, 21 & 22, 1958
Album : Sonny Rollins and the Contemporary Leaders

ロリンズは’59年末から約2年間音楽シーンから離れます。このアルバムの後はストックホルムでの”Sonny Rollins Trio in Stockholm 1959”があるだけです。
2年間の休止は、モード奏法を武器にアドリブの幅を広げ台頭してきたコルトレーンとは違う道を模索するためだと思いますが、ウィリアムズバーク橋の上で黙々とテナーを吹いていたそうです。
どんな心境の変化があったのか分かりませんが、復帰後の「橋」以降ロリンズのテナーは明らかに変わったと思います。
良し悪しは素人の僕には判定しかねますが、僕がこよなく愛したロリンズはこのアルバムが最後のように思います。
高速で奔放に展開するソロの中にもユーモアを交えるロリンズの面目躍如たる一曲です。

 

 

以前書いたこの曲の記事はこちらです。