ベリイ・サクシー(エディー・ロックジョー・デイヴィス) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

Eddie "Lockjaw" Davis - Very Saxy

Tenor Saxophone – Arnett Cobb, Buddy Tate, Coleman Hawkins, Eddie "Lockjaw" Davis
Organ – Shirley Scott
Bass – George Duvivier
Drums – Arthur Edgehill

Recorded : Van Gelder Studio, Hackensack, April 29, 1959
Album : Very Saxy

こんな大物を集めたテナー・バトルは、ノーマン・グランツのJATP位だろうと思いましたが、これはエドモンド・エドワーズというアフリカ系アメリカ人として初めてレコード業界で幹部に抜擢された人で、写真家として優れたジャケット写真を撮っているし、作・編曲家としても活躍した人がプロデュースしているようです。
JATPでの演奏はやや顔見世的なラフなジャムセッションが多いのですが、"Sweet Georgia Brown"のコード進行による、この曲での演奏はしっかりとした編曲によるアンサンブルを聞かせます。
その上でアーネット・コブ、バディ・テイト、シャーリー・スコット、コールマン・ホーキンス、エディ“ロックジョー”デイヴィス、と続く各人のソロもそれぞれ聴きごたえのある内容で、全体として見事な一曲となっています。
なお、アレンジはロックジョー・デイヴィスとジョーッジ・デュヴィヴィエが行っているようです。
一応ロックジョー・デイヴィスの名前でアップしますが、バディ・テイトやコールマン・ホーキンスの名義でもアルバムが出ているようです。