バップ、ルック・アンド・リッスン(ジョージ・シアリング) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

Bop, look and listen - George Shearing Quintet
作曲:George Shearing

Piano – George Shearing
Vibraphone – Marjorie Hyams
Guitar – Chuck Wayne
Bass – John Levy
Drums – Denzil DeCosta Best.

Recorded : New York, feburary 17, 1949

レニートリスターノはジョージ・シアリングをバップを商業的に売れる形にして提供することで、本来のジャズの発展を阻害したミュージッシャンだと非難しています。
彼ならきっとそう言うだろうと思いますが、シアリングの”September In The Rain”が僕のモダン・ジャズへの道標になったのは確かで、その点からもシアリングの音楽がジャズの発展を阻害したという意見には賛成できません。
ジャズファンの中には”ジャズは常に変化を求めなければいけない”という革新至上主義者が居ます。もちろんそういうファンがいることを否定するつもりはありませんが、ジャズの価値をそこに求めない僕のようなファンもいるのも確かだと思います。
この曲もシアリングのヒット・ナンバーの一曲です。
ちょっとレトロな味わいもある、中学から高校へ上がるころを思い出す懐かしいサウンドです。