グーフィン・ウィズ・ミー(クリフォード・ブラウン | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

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Clifford Brown - Goofin' With Me

作曲:Gigi Gryce

Clifford Brown (trumpet) 
Gigi Gryce (alto sax) 
Jimmy Gourley (guitar)
Henri Renaud (piano)  
Pierre Michelot (bass) 
Jean-Louis Viale (drums)

Recorded : Paris, France, September 29, 1953
Album : The Clifford Brown Sextet In Paris

一人一人のアドリブに重きを置いたのがビーバップだとすると、グループのアンサンブルにも配慮したのがハード・バップということもできると思います。50年代はMJQ(52年)を皮切りにブラウン・ローチ・クインテット、ジャズ・メセンジャース、マイルス・デヴィス・クインテットなどが立ち上がり、ハード・バップの全盛期になります。
もし’56年にクリフォード・ブラウンが交通事故で居なくならなければ、豊かで温かい音色のクリフォードと静かでクールなマイルスの競い合いは今とは違ったジャズへ発展していったかもしれないと、彼の死が惜しまれてなりません。
このアルバムはライオネル・ハンプトン楽団のヨーロッパ・ツアーに付き合ったクリフォード・ブラウンなど若手のミュージッシャンが現地のミュージッシャンと一緒に精力的に吹き込んだアルバムの中の一曲です。
録音があまり」良くないし、好きな曲という訳でもありませんが、短いながらクリフォード・ブラウンのミュート・プレイが聴けます。マイルスのミュート・プレイとの違いが分かるので聴いて下さい。