ワイルドウッド(コンテ・カンドリー/リー・モーガン) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

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Conte Candoli & Lee Morgan - Wildwood

 

 
Lee Morgan,Conte Candoli (trumpet)   
Frank Rosolino (trombone) 
Benny Golson (tenor sax) 
Bob Cooper (tenor sax) 
Wynton Kelly (piano) 
Wilfred Middlebrooks (bass)  
Charlie Persip (drums)
 
Recorded : "The Lighthouse", Hermosa Beach, CA, February 27, 1957
Album : Double Or Nothin'
 
二日間、小諸周辺を旅してきました。今回は来月仲間達7人で行く旅行の宿泊場所の選定とコースの下見というのが一応の目的ですが、ま、単なる暇つぶしという所です。それでも旅館の選定と予約はしなければならないので、目星をつけておいた小諸菱野温泉「常盤館」を訪ねました。標高1000mにある館内から更にケーブルカーで昇った所にある露天風呂というのが売りでTVの旅番組などで良く紹介されているそうです。
決して豪華ではありませんが落ち着いた旅館で、来月予約したい日を尋ねると、残念ながら団体客ですでに満杯だそうで、がっかりしましたが、少し上に姉妹館「薬師館」というのがあるとのことだったので出かけてみました。こちらも新しくはありませんが落ち着いた旅館で、宿泊すれば常盤館の露天風呂も利用できるとのことでしたので、決めてきました。
用事を済ませたので、後は函館と同じ時期に造られた佐久市の龍岡城の五稜郭や佐久平の友人の実家などを訪れました。
小諸周辺も涼しいとは言えませんが、仲間3人でおよそ役に立たないヨタ話で夜更けまで大いに盛り上がりました。
ワイルド・ウッドというのは自然林とか原生林という意味ですが、布引温泉の旅館から見える千曲川流域の濃い緑色の林や帰りに回った大門街道沿いの深い緑色の林に元気をもらいました。
スタン・ケントン楽団の結成に尽力したベーシスト、ハワード・ラムゼイは’49年にケントン楽団を離れカリフォルニアにあるライト・ハウスというクラブに当時のウエスト・コースト・ミュージッシャンを集めて演奏したのが、ウエスト・コースト・ジャズの隆盛の母体になったと言われています。
このアルバムは当時ライト・ハウスに出演していたディージー・ガレスピー楽団のメンバーとライトハウス・オールスターの供宴をハワード・ラムゼイが持ちかけたもののようです。ガレスピー楽団の一員だった18歳のリー・モーガンとコンテ・カンドリーの共演というあまり考えられない取り合わせはこうして生まれました。
アルバムの中で二つの楽団の混成演奏は2曲だけですが、その一曲がこの曲です。
ソロの順番はゴルソン、クーパー、ロソリーノ、カンドリー、モーガン、ケリーの順だと思います。それぞれ素晴らしい演奏と言う程ではありませんが、組み合わせの妙が味わえる面白いアルバムだと思います。
 
以前書いたこの曲の記事はこちらです。
Stan Getz