恋に恋して(レッド・ガーランド) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

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Red Garland Quintet - Falling in Love with Love

Blue Mitchell (trumpet) 
Pepper Adams (baritone sax) 
Red Garland (piano) 
Sam Jones (bass) 
Philly Joe Jones (drums)
Recorded : Plaza Sound Studios, NYC, March 22, 1962
Album : Red's Good Groove

恋に恋するのは見かけに騙されるから
誰かを信じるなんて子供の時だけよ
それなのに、満月の夜、貴方に夢中になった
月の光に目が眩んだのね
でも、やっぱり恋と私は相性が悪かったのよ

というような失恋をコミカルな歌詞にしたミュージカル・ナンバーの傑作です。

ブルー・ミッチェルとペッパー・アダムスの2管で入るテーマ、続いて入るサム・ジョーンズのベースが良いです。
レッド・ガーランドとくればマイルス・クインテットでの相棒ポール・チェンバースとやっているものが多いですが、サム・ジョーンズのベースはチェンバースより切れがあり、ドライブ感のある曲に仕上がっています。
ガーランドはこの年の10月 にもう一枚のアルバムを吹き込んで、’70年まで引退生活に入ります。

以前書いたこの曲の記事はこちらです。
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