イッツ・オールウェイズ・ユー (チェット・ベイカー) | 今日の一曲

今日の一曲

これまでに出会った心に残る曲を一日一曲選びます。貴方の思い出などありましたら教えてください。

It’s Always You
’41年 作曲:ジミー・ヴァンヒューゼン 作詞:ジョニー・バーク
名コンビ、バーク・ヴァンヒューゼンの歌ですから良い曲なのですが、このスロー・ナンバーの美しい曲は「チェット・ベイカー・シングス」以外には知りません。僕の愛聴盤ですからこの曲も含めアルバムの全曲が外せない思い出の曲です。
このアルバムは特にそうですが、ラス・フリーマン(p)の入ったセッションはチェット・ベイカーの歌もトランペットのソロもそしてフリーマンのソロも全て一緒に歌えます。良く聴き込んだから、ということもその理由には違いありませんが、これは僕だけではなく多くのチェット・ベイカーファンが共通してそう言います。前にチェット・ベイカーのトランペットは歌うようなフレージングと言ったことがありますが、ラス・フリーマンのピアノのフレージングにもそれは言えるようです。チェット・ベイカーの一連のヴォーカルものがこれほど多くのファンを惹きつける訳がその辺にもあるような気がします。