Georgia On My Mind
’３０年 作曲：Hoagy Carmichael 作詞：Stuart Gorrell
この歌はホーギー・カーマイケルが「スターダスト」を作曲した３年後に作った曲です。
「スターダスト」はカーマイケルが昔の失恋の思い出を歌にしたと言われていますが、この曲も、故郷を捨てた男の望郷の想いを歌ったもののようです。「スターダスト」と二部作で聴くのも味わい深いと思います。
カーマイケル自身の歌もありますが、やはり６０年代にレイ・チャールズによってヒットしたバージョンが馴染み深いですね。
後にジョージア州歌になりましたが、キングコール・ファンには申し訳ありませんが、やはり「スイート・ジョージア・ブラウン」よりはエモーショナルで遥かに州歌にはふさわしいと思います。
どんなに気に入った歌でも、一生懸命歌詞を覚えて歌ってみると、全くイメージ通りに歌えずがっかりすることってありませんか？僕も大体いつもそんなところです。
歌はどうもね、という人は騙されたと思ってぜひこの「ジョージア・オン・マイ・マインド」に挑戦してください。
なんか、日本の演歌に通づるのかな、不思議とイメージ通りに歌えますよ。最初の「ジョージア～」さえ感情をこめて歌い出せれば、後はどうにかなります。シャウトするもよし、かすれるような歌い出しで段々盛り上げるのもよし、どんな歌い方でも気持ち良く歌えます。テンポもゆったりしているので慣れない歌詞にうろたえることも少なく、俺もまんざらでもないじゃん、と気分はすっかりレイ・チャールズですよ。