今年の夏は暑いですね。
さて、8月に入ってすぐの頃、乗鞍岳に登ってきました。
病気になってから「もう日本アルプスは・・」と、残念に思いっていたのですが、
数年がたち、親しい山友さんから「乗鞍だったら行けますよ」と励ましてもらったこともあり、
山に時々一緒に行く、近所の若者に声を掛けてみました。
同行してくれることになり、私と計3人での計画を立てました。
参加者の中には、初「日本アルプス」の方もいらっしゃるし、
私の体力的なものもあるので「無理をしない」を前提に出かけました。
福岡からは新幹線と特急「しなの」を乗り継ぎます。松本駅でレンタカーを借りて乗鞍高原へ。
標高1000mを超える高原に宿を取りました。夜はクーラーが必要ない涼しさです。
夕刻投宿して、翌日乗鞍岳・畳平に行くバスが出る乗鞍高原観光案内所を下見。
翌朝7時発に決めて、早めに床に就きました。
登山当日は朝から快晴。
観光案難所前の駐車場に行くと、既に行列ができていました。
しかし、ここからのバスは増発便を出してくれるので、切符を買えば乗れます。
約1時間、狭い山道を道端ギリギリに運行する運転士さんの運転技に感心するうち、
畳平に到着しました。
登山開始。
道はいったん下り、作業道に登り返して、山頂へ続く道をたどります。
この時点で標高2700mほどで、空気が薄いのか息が切れます。
肺の病気になっているので、息が続かず、先が思いやられました。
しかし優しい同行者2人が息が整うのを待ってくれるので、
時間はかかりましたが歩き続けられました。
まずは富士見岳に登頂。以前なら軽く体慣らしで行ける感じのピークでしたが、ゼーゼーでした。
肩ノ小屋から剣ヶ峰口。いよいよ本格的な登りです。
息が続かず、すぐ休みます。一緒に休んでくれる同行者に感謝。
スイスイ登れる人がうらやましい。
「もう、ちょっと」が、なかなかきつかったです。
ようやく山頂。なんとか登れました。3000m級に登れたのは、自信になりました。
彩雲が出てました。なんだか、いいことありそうな。
頂上小屋あたりまで下りて、ランチ休憩。
下りでは、雲が出だしました。息継ぎの心配がないので快調に降りました。
不消ヶ池。ようやく景色を楽しむゆとりも。
降りてしまうと、なんとなく名残惜しくて、もう一つ追加します。
大黒岳
そしてゴールへ。6時間もかかってしまいましたが、楽しかったです。
自分のおおよその限界を知ることもできましたし、登れる山域の目途もつきました。
また、体の調子に合わせて登れる山を探して出かけたい気持ちになりました。
一緒に行ってくれた仲間に感謝。
山に登れて、つくづく幸せだ、という思いをかみしめた山旅でした。
※ 福岡に帰ってからは、休み中にたまった仕事、お盆休みの準備等で目まぐるしく、
ようやくお盆休みになってゆっくりしたので遅ればせながらの登山記録を書きました。
これからも、ボチボチ楽しみたいものです。