【秘密研究所アークが何者かに襲撃され、1人の少女が生き残る。彼女は遺伝子操作で最凶のアサシンを養成する「魔女プロジェクト」の実験体だった。初めて研究所の外に出た彼女は、心優しい牧場主の女性とその弟のもとに身を寄せ、人間らしい感情に目覚めていく。しかし魔女プロジェクトの創始者ペク総括は少女を危険視し、抹殺のため工作員を送り込む。さらにアークを壊滅させた超能力者集団や地元の犯罪組織も入り乱れ、激しい戦いが始まる。（映画.comあらすじより）】
2023年公開。
WOWOWで鑑賞。
『The Witch 魔女』の続編です。〈魔女ユニバース〉の第2弾なんですが、前作に続きパク・フンジョンが監督・脚本を手がけてます。
今作は続編とはいうものの、1作目の主人公の双子の姉が本作の主人公になります。
双子ということでてっきり1作目のキム・ダミが演じてると思ってたんですが、実はこちらもオーディションで選ばれた別の俳優なんですね。後から気づきました。
予告編を観た段階で前作よりもアクションシーン増やしてより派手な作品になるんだなと感じてたんですが、サイキックバトルは「ドラゴンボール」みたいな感じになってましたね。
アクションが派手になったのはいいんですが、各映画サイトでは前作よりも評価は若干低めになってて、個人的にも同じかやや低いかなって感じです。
その要因として考えられるのは、まず襲撃された施設から唯一生き残った主人公が牧場を経営する姉弟のもとで暮らすという設定が1作目と非常に似ている（1作目は酪農家の夫婦）という点。
あと今作では敵として農場の土地の権利を狙う地元のヤクザ、生き残った少女を抹殺するために送られたた２名の工作員、施設で育てられた“土偶”と呼ばれる超能力集団の3つのグループが出てきてお互いやり合ったり、主人公と戦ったりするんですが、この展開が最後までずっと続いてちょっとゴチャゴチャした印象がありました。
個人的にはもっとシンプルにヤクザ、工作員、超能力集団と順番に戦っていく展開にした方がスッキリとしたんではと思いました。
とはいえ十分楽しめる作品ではありました。
ラストシーンで前作の主役キム・ダミが出てきて少女と出会います。続く3作目では２人揃っての共演となるんでしょうけど、共闘して戦うのか？それとも対立するのか？早く観たいですね。