映画 『マリグナント 狂暴な悪夢』 | 福玉本舗〜ノンジロウのブログ〜

福玉本舗〜ノンジロウのブログ〜

映画や本、テレビ、音楽のことやイラスト、似顔絵等をきままに書いてます。





 【ある日を境に、目の前で恐ろしい殺人が繰り広げられるのを目撃するという悪夢に苛まれるようになったマディソン。彼女の夢の中で、謎めいた漆黒の殺人鬼が、予測不能な素早い動きと超人的な能力で次々と人を殺めていく。やがてマディソンが夢で見た殺人が、現実世界でも起こるようになる。殺人が起きるたび、マディソンはリアルな幻覚かのように殺人現場を疑似体験し、少しずつ自らの秘められた過去に導かれていく。そして邪悪な魔の手がマディソン自身に伸びてきたとき、悪夢の正体が明らかになる。(映画.comより)】

 2021年の作品です。
 Amazonプライムで視聴。

 「死霊館」ユニバースを生み出し、「ソウ」や「インシディアス」シリーズなど数々のホラーを手がけながら、「ワイルド・スピード SKY MISSION」「アクアマン」などアクション超大作も大ヒットさせているジェームズ・ワン監督の作品です。

 「悪夢もの」ということで夢の中の化け物が現実世界で人を殺していくみたいな話なのかと思ってたんですが、かなり違う展開でしたね。
 まずアバンタイトル部分で20年くらい前のある研究所で起こる惨劇を描写してるんですが、ちらっと映るのが明らかに人間とは思えないモンスターみたいで、ちょっと「バイオハザード」的な印象を受けました。

 そして現在に話が移って、主人公のマディソンが普段の生活の中で突然殺人現場に自分がいて人間とは思えないような化け物が人を殺していくという悪夢を見るようになって、実際その悪夢通りの事件が次々に起こるという展開になります。

 話が進むにつれて徐々にこの化け物の正体が明らかになっていくんですが、結構インパクトのある正体でした。
 思い返せば結構伏線が張ってあって、なかなかよくできた作品だったと思います。

 ホラー映画の定番だと絶対これは殺されるシーンだなってとこで殺されないとか、化け物がジャッキー・チェンばりのアクションをかましたりと従来のホラーとはちょっと違うテイストが随所にありました。

 各映画サイトでもホラーにしてはかなり高評価なんですが、実際おもしろかったですね。これは割とおすすめです。