映画 『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 』 | 福玉本舗〜ノンジロウのブログ〜

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【デリーという田舎町に出没し子供たちの命を奪っていた正体不明のペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)を、ビルやベバリーらルーザーズ・クラブのメンバーたちが撃退してから27年後。再びデリーで不可解な連続児童失踪事件が起き、クラブのメンバーにデリーへ帰ってくるように促すメッセージが届く。そしてビル(ジェームズ・マカヴォイ)たちは、デリーに集結し久々に顔を合わせる。(シネマトゥデイより)】  

 レンタルで鑑賞。

 前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編です。前作は3年前公開時に劇場で観たんですが、それ以来見直してないんで細かい部分はほぼ忘れてる状態で鑑賞しました。

 前作は自分では結構高評価にしてたんですが、今作はちょっと不満な部分がありました。

 このあと若干のネタバレがあります。



  “それ”の正体に関してなんですが、 個人的に“それ”は子供たちの心にある恐怖心やトラウマなど負の感情が具現化したものかなって思ってて、だからひとによって見えるビジュアルが違うんだろうと。全員に共通して見えるピエロの姿は西洋ではピエロ=恐怖の象徴みたいなものなのかなと、日本だと貞子的なビジュアルでしょうね。
 ラストの “それ”を倒す方法に異を唱える声もあるようなんですが、僕はあれはあれでありだと思います。
 ただ物語なかばで黒人のマイクが手に入れた18世紀初頭に先住民が使っていた遺物に記された絵から “それ”は宇宙から飛来したものであることを連想させるんですが、そこが今ひとつしっくりこなかったですね。その設定は余計に思いました。

 前作と比べると怖さよりアトラクション感が強めなんですが、それはそれでおもしろかったです。ただ2時間45分くらいの長い作品なんですが、途中少しだれるというか実際の時間より長く感じました。
 
 ルーザーズクラブの面々がそれぞれ自分が抱えてる過去のトラウマを克服するという話でよくできてるとは思うんですが、どうしても“それ”の設定に違和感を覚えてしまいました。