【目には見えないが、そこに確かに存在する何か。日本ではこれを妖怪と呼ぶが、その正体を明らかにする研究こそが「妖怪人類学」である。自ら設立した世界妖怪協会で、この研究活動を晩年のライフワークとした水木しげるは、日本と世界を旅して各地の“目に見えない存在”の渉猟に励んだ。その研究成果の粋を集めた本書には、各誌で掲載されたフルカラーの妖怪絵79点と解説編を収録。水木ファン必携の一冊。(「BOOK」データベースより)】
少し前に紹介しました京極夏彦さんの『文庫版 妖怪の理 妖怪の檻 』を読んだ勢いで買いました。
「妖怪人類学」っていう部分にひかれて買ったんですが、ほぼ妖怪図鑑です。
前半に見開きで妖怪のイラスト、そのあとにまとめて解説編が掲載されてます。イラストはオールカラーで水木さんの緻密な絵に思わず見惚れてしまいます。ただ見開きで1枚になってるんで中央部分が見えにくいって難点があります。
解説部分はショートストーリー的な形になってるものも多くて水木さんが関わってる妖怪図鑑の中では結構詳しく解説されてると思います。
妖怪と水木しげるさんの絵が好きな人にはおススメします。