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N式お気楽ライフ

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大西洋に面した町カディスは紀元前10世紀頃フェニキア人が開いたヨーロッパ屈指の古い町です。
島のように張り出した町はぐるっと海に囲まれています。
ヤシの木の葉が海風に吹かれ、太陽がキラキラする海岸に趣きのある昔の建物が点在する。
この明るい開放感は南カリフォルニアのビーチのようですが、やはりヨーロッパ、うんと穏やかでお上品。

今でこそ小さな町ですが、スペインの大航海時代には世界からの財宝を満載した船がここカディスやセビリアの港に入ってきたのです。

やっと見つけた駐車スペースのすぐ横はカディス博物館です。ムリーリョやルーベンスの絵があるけれど、今日は素通り。

海沿いの道を2〜3分歩くとカテドラル

あまりに立派な建物につい入ってしまった。
スペインはどこも音声ガイドが丁寧で……
丁寧過ぎて疲れてしまう。
10〜20もある礼拝堂(側廊の窪みに作った様々な聖人などを祭るところ)の絵や彫刻などまで全てを解説してくれるのです。

地球儀を足下にした聖人。大航海時代の先進都市カディスの面目躍如です。

ここは地下聖堂にも入れます。
迷路のような大空間のドアのあちこちは閉められていて、まだまだ先があると知らされます。
いくつかは 秘密通路もありそうです…

カテドラル前のフラメンコダンサー

ラス・フローレスはバル。
新鮮な魚のフライが飛び切り美味しくて、安い!
エビ、イカ、ホタルイカ、タラ、ミックス… 揚げたてをキッチンからどんどんと運んできます。

「ミニモ」は250グラム、大きいのは1キロ。紙をクルッと巻いてコーン状にし、中に放り込んでくれます。
シーフードサラダも (箸ではなく)フォークが止まらぬ美味しさ。

もうこれでこの町に来た甲斐があった!
満足!

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カディスでは車連れ(?)に適当なる宿が見つからず(探すのが宿泊間際だからです)、近くのへレス・デ・ラ・フロンテーラに泊まる事にしました。

ここはシェリー酒で名高い町です。
ここを中心とした狭い三角形の地域で作られるものだけが「シェリー」と名付けられるそうで、スペインではシェリー酒のことを「へレス」と呼びます。

今日最後のツアーに間に合うというので、急いで蔵元ティオ・ペペへ。
可愛い電気トロリーに乗って綺麗に整えられ構内を一周、

蔵の中もあちこち歩きます。

作り方の講義も受けて、ふむふむ…
いよいよ試飲タイムです。

「2種類試飲」を選んで良かった!
それぞれのグラスには普通の一杯分近くつがれます。
4杯も飲んだらひっくり返ってしまう。
相席の女子2人組とも話が盛り上がり、旅の情報交換しきりです。

ショップで物色していると今日の解説人がやってきました。
「日本人ですって?是非これをお見せしようと思って!」
熟成度チェックなど試飲の時に樽から酒を取り出す為の、コップのついた柄の長〜い棒です。

「これを扱うには称号がいるんだけれど、世界でこの称号を一番沢山持っているのはスペイン!次はどこだと思う?」
「…… 日本?」
「そう!これを習得しにやってくる日本の人が沢山いるんだよ!」
うーん、売り物でやってみましたが、確かにこれは簡単には扱えそうもない。

ガイドさんは親切にyoutubeでの記事も教えてくれました。
La Arte de Venenciadorと検索するとこの技が見れます。
Venenciador Japonで検索すれば日本語解説の動画が出ます。

観光地の夕べはどこもそぞろ歩きの人で溢れています。ライトアップされた回転木馬が可愛い。

そして…
酔いのせいか、疲れのせいか、二人ともこの旅最長記録となる眠りにつくのでした。