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N式お気楽ライフ

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セヴィーヤ(セヴィリア)⇔コルドバ間は高速鉄道でこの日この時間の所要時間は45分、オリーブ畑と何も植わっていない冬の畑の間を疾走します。
オリーブの実

駅からコルドバの宿のアパートまでタクシーを頼みます。
程なくユダヤ人街隘路へと突入。
ユダヤ人街とはその昔ユダヤ人が多く住んでいた地区という事で、現在はあまりユダヤ人はいなさそうです。
両側の壁にぶつかりそうな狭い、中世からの石畳みの道を進みます。
思わず「ヒェ〜!」
運転手さんは笑っています。
対向車も無く、無事アパート前の小さな広場に到着しました。

200〜300年を経た建物を使い続けるには当たって、古くなった水道管やガス管などはどうやって換えているのでましょうか?
そもそも道路だって日本のようにしょっちゅう掘り返してツギハギになった様子もない。

そういえば、サハラのホテルの前庭で職人さんが一人で ひとつひとつ石を置き、砂とセメントを入れて石畳みを作っていました。
街の石畳みも ああして 手作業で補修をしながら長年使い続けて来たのでしょうか…

職人技が大いに気になり見ていたら、砂とセメントの量を教えてくれた。(あぁ〜、せっかくの比率を忘れてしまった!)
帰る日もコツコツと続け、車に向かってニコニコと手を振ってくれたのでした。 

サハラのリゾートホテルの前庭

さて…

お天気も良く、ぶらぶら歩きにはもってこい。
荷物を置いたら この迷路は後にして、広いところへ出てみよう。

方向だけ定め、適当に歩くとすぐに川が見えてきました。
グアダルキビル川はセヴィーヤを流れていた川の上流です。
掛かるローマ橋の形状が面白い。
上流側には 橋桁を守って三角形鋭角に石が積まれ、

下流側は穏やかに半円形になっています。
雨の少ないところです。
いざ降るとなると一気に大量の水やら堆積物が押し寄せてくるのでしょう。

川の向こう岸に立つのはカラオーラの塔
橋を守る為に築かれました。

中にはアラブ時代のメスキータの模型などあります。

アラブ人の哲学者のマネキン三体が「人はどこから来て、どこへ行くのか…」などと語りかけて来ます。
この三人はイブン・バーッジャ、イブン・トファイル、イブン・ルシュド。
ルシュドさんなどラファエルの代表作「アテナイの学堂」にギリシャ哲学者の一人として描かれているのだそうです。

この方たちがアラビア語で伝わるギリシャ・ローマの叡智を伝え、それがここコルドバでラテン語に翻訳され、ルネサンスを幕開けさせる原動力になりました。
そういえば古代アレクサンドリアの図書館の消失で人類はそれまでの膨大な叡智を失ったのでした。

アラブ人学者の存在の重さを寡聞にして知りませんでした。

コルドバは一時はアラブ、ユダヤ、キリスト教徒達が交じり合って暮らした融合の地でもあったのです。


塔上からはコルドバの旧市街が一望できます。
半円形の橋桁は川下側。

橋を戻り、インフォーメーション・センターに行ってみます。

ローマ橋と向き合う町の門(か、失われた建物の一部)。
この奥にインフォーメーション・センターがあります。

ところが、センターは回転休業状態。
昼の1時半から夕方5時までは昼休みです!
レストランもお店も閉じたところが多い!
おー、遂にスペイン名物(?)シエスタにぶつかりました。
国際基準に倣ってこの習慣をやめるところが増えているそうですが、コルドバでは当たり前に長い昼休みがあるようです。
開けているのは観光客目当ての「伝統を無視した資本主義者」か⁈

散策前に宿で耳より情報を得ました。
去年12月に新たに世界遺産に登録されたメディナ・アサアラ
このイスラム時代の遺跡に行くバスを市が出している。
しかし チケットを売る人は5時まで来ない……
やる気があるんだか、無いんだか…

まぁ、こちらの疲れ具合ともマッチし、こんなものかとあまり気にもなりません。
路地にあるカフェで休んで喉を潤す。

ダラダラと町をウロウロするのも楽しい。

壁に取り付けられた聖女のタイルは雨がかからないように小さな屋根付きです。

豪邸の塀には植え込みや飾りが…
堀の中は大抵綺麗に手入れされた緑したたる庭園となっているそうです。

5時きっかりにテンディーリャス広場のインフォーメーション・センターで無事翌日の遺跡行きバス・チケットをゲット。


こうなればあとの楽しみは夕飯!

メスキータ裏のタパスの美味しそうな店を選んで行きます。

ワインは皆に倣い、一本買い。
寝酒にもなるしね…

大いに気に入ったトマトスープ、サルモレーホ salmorejo。
ここのは濃いトマトスープに生ハムと刻み茹でタマゴとオリーブ油がかけてありました。
これは是非とも自分でも作ってみよう。

明日は遺跡と町のメスキータなど両方行く事になりました。
そんなに活動出来るでしょうか…
体力に疑問を抱きつつ就寝。