そいえば・・・
そう、何も知らない。
何も知らずに、いたこの一週間を
不思議と過ぎるのが早かったと感じるのは
俺にしては、濃い時間の使い方だったから。
『おはよーす・・・』
眠い目をこすりこすりおんぼろのドアを開けたら
誠人「おい、あれ、来てんの!
お、俺、ははは初めて見たんだけど・・っ」
興奮気味の誠人が俺の肩を思い切り揺らした。
『・・・ぁー』
・・・人魚のことを調べてるからって
そうそう会えるものじゃないわけで。
俺だって、初めて見たし?
・・・や、問題はそこじゃなくて。
彼女の体調がだいぶ落ち着いて来たようで
天候やら、外の様子も落ち着いてきた。
『今日から倉庫とかの修理じゃなかったっけ・・?』
誠人「そうそう。・・・はっでに壊されたからなぁ」
ちらっと、盗み見る感じでは、舞ちゃんともうまくいってるみたいだし。
誠人「かーずーなーり」
『あいあい、行くって』
背中を押されて出てみた外は
さっきまで見ていた世界なのに
どうしてか余計に明るく見えたのは
誠人「眩しいなぁおい」
どうしてだろう。
