
スズキのバイクは2気筒でバタフライバルブを直列に2つ配置したインテークマニホールドが特徴的なスズキ・デュアル・スロットル・バルブス(SDTV)」と名付けられたこの機構は、Vストームで初採用になったものだと言う。1気筒あたり2つのスロットルバルブはそれぞれの制御が異なり、上流側にあるのがライダーがアクセルでコントロールするスロットルバルブ、そして下流、燃焼室に近い方はECUが制御するセカンダリースロットルバルブ。それぞれが独立して動くことで、ライダーの要求に応えながらもスムーズで安定した走りと、低燃費を両立したと言う。トラクションコントロールを採用するためにも電子制御スロットルの採用は必要だったが、ライドバイワイヤーによる電子制御のスロットルバルブだけにしてしまうと、ライダーの加速要求に対してどうしてもレスポンスに違和感が生じてしまう。そこでライダーの意思はそのまま機械式制御のワイヤースロットルに反映し、それをアシストする形で電子制御のスロットルを下流に設けと言う。こうしてトルクフルな1000ccVツインエンジンの反応の良さを損なうことなく、トラクションコントロールの自然な介入と、無駄な燃料消費を抑えることで燃費の向上も実現している。

