世界的なチタン量産計画 | 世界珍ネタHunter!

世界珍ネタHunter!

平凡な毎日を珍ネタで生活に潤いを・・・?

チタンはアルミと違い軽量で耐熱性も高い事からバイクのマフラーやエンジン部品等自動車向けチタン部品の出荷量は年々増加している。そもそもチタンは、地球上に存在する金属元素としてアルミニウムと鉄、マグネシウムに次いで4番目に多い。しかし鉄鋼のような量産技術が確立されていないため精錬が極めて難しい事が供給不足に拍車をかけていると言う。世界的な需給ひっ迫を受けチタンメーカー各社は強気の増産計画を打ち出している。チタン世界会議に出席した中国の非鉄金属研究機関である西北有色金属研究所の周廉・研究員は4日の講演で、中国の年産能力を2006年実績の1万9700トンから10年には10万トン、それ以降に15万トンと7倍以上拡大させるとの見通しを示していた。チタン最大手のロシアの VSMPOアビスマ社も、2012年までに10億ドルを投じて増産を進め「生産能力を06年実績の年3万2000トンから10年4万4000トンまで引き上げる」(航空関連マーケティング・ディレクターのストロシュコフ氏)。米 チタニウム・メタルズ(TIMET)も1万2600トンから2万2600-3万2600トンに引き上げる。  住友チタニウムは年産能力を2万4000トンから3万8000トン、東邦チタニウムは1万5000トンから2万8000トンにそれぞれ2009年までに引き上げる計画だ。こう言った急激な増産計画をチタンユーザーは歓迎している。米ボーイングの技術フェロー、R・R・ボイヤー氏は「長期的に競争で効率的な量産技術が確立されれば今よりも更にコストダウンが可能となり望ましい」とコメントしている。現在は日本メーカーと比べて品質で劣るとされる中国製チタンも「競争激化の結果、品質は向上するだろう」としている。現状は「日本メーカーの精錬する低品質チタンは生産高の1割程度なのに対し、ロシアやカザフスタンメーカーは3割、中国メーカーに至っては5割程になり生産されるチタン部品にも不良品が含まれる為、納品時の検品は重要になる」しかし、米ボーイングや欧 エアバスの航空機エンジン向けチタンで大きなシェアを占める住友チタと東邦チタは、現状の中国はチタンを精製してもその半数が不良となるが、将来的に効率的な量産技術を得た際の中国の追従を警戒していると言う。数年程前に中国のチタンの業界関係団体がわが国のスポンジチタン工場を見学した際、彼らがもっとも驚いたのが、臭い (有害な塩素系のガスが漏れていない→防毒マスクが不必要) がなく綺麗なことだった。スポンジチタンの生産において意外に重要なことは、設備のメンテナンスである。物質を腐食させる塩素を使うため、メンテナンスは欠かすことが出来ない。日本では塩素による被害で休止している生産設備が無く、安定的に生産設備が可動出来ている。中国のスポンジチタン工場では、塩素によって休止を余儀なくされた設備が多く存在し、これら休止設備を再稼動させるには、腐食してしまった工場設備を入れ替えるなければならない事から投資並みのコストが掛かる。中国での当面の課題は、不良を無くし安定した生産を確保するのが最重要とされている。余談だが、海外通販で安い価格のチタンボルトを目にする事もある。商品説明でも中国製とも書かれていない。それなのに日本で流通するチタンボルトの4割程の価格で買えてしまう。結局これらの品は、海外のバイヤーが中国から購入した商品を自社ブランドパッケージに入れられて小売販売されているだけに過ぎない。



      $世界珍ネタHunter!