機体には無線機が搭載されていたが、無線交信には一切応答しなかった。同機に搭載された燃料は5時間20分相当で航続距離にして1,300 キロメートル分の搭載燃料が尽きたため、洋上に墜落したと推測された。事件当時、格納庫は緊急事態に備えるため、閂がかかっていただけで施錠はされていなかった。3等陸曹は整備士として副操縦席に搭乗経験があったのみで操縦訓練は受けておらず、搭乗経験もLM-1では2時間10分しかなく、しかも酒が入った状態で単独で夜間飛行でき、市街地に墜落しなかったこと自体が奇跡であった。防衛庁・陸上自衛隊は、彼が酔った勢いで突如航空機を操縦してみたいという衝動に駆られ、飛行機を乗り逃げしたものと断定した。事件後1ヶ月間にわたる捜索でも機体は発見できず、8月1日付けで同人は生死不明のまま懲戒免職とされた。なお、関係者7人も航空機の管理責任を問われる形で処分されている。
