ピストンとコンロッドの重量が軽量になれば、クランクやバランサーの小型軽量化が可能となる。その為にピストンは、耐熱性の高い鍛造ピストンを採用した。高い性能要求はピストン温度を高めるので、ピストンクーラー用のオイルジェットをクランクケース前方内部に設置した。クーラーを付けるピストンの天井部の肉厚がより薄く出来、結果的には軽量化に繋がる。出力がリッター当たり100馬力を超えるとクーラーが必要と伝われている。またカムのプロファイルは、以前ドラッグレース用に採用された特殊なものが使用され、バルブは最大リフトで停止し、高い吸気効率を狙った。しかし、当時F3を開発してたMVアグスタ社は酷い財政難に陥り 約60%以上の開発が進んでいたF3 750ccエンジの開発中止決定が下された。数年後、企業の買収等を経てF3エンジンは675ccとして再開発される事になる・・・。

