サハラ砂漠上空を飛行中の双発双胴機(C-82)が、砂嵐に巻き込まれ飛行不能となり砂漠に不時着し、そこは通常航路からも大きく外れた場所だった為に他機に発見されず、乗員の飲料水も残りわずかとなった。そこで壊れた双胴機から無事残った1機のエンジンとボディを流用した単発機に改造して、砂漠を脱出する計画を立てる。改造機は「フェニックス」と命名され、乗組員の命運を賭けた初フライトに挑むのがこの映画の経緯ではあるが、大型機がサハラ砂漠に不時着し乗員の飲料水と食料が残り僅かというシュチュエーションは、1958年に発見された「善良な淑女」号をヒントに、1964年に砂漠での大型機の遭難を題材にした小説「The Flight of the Phoenix(飛べフェニックス)」をエルストン・トレヴァーが発表した。翌1965年には同名タイトルで映画化されている。乗員全員が死亡してしまった「善良な淑女」号とは違い、改造機で脱出出来る所がせめてもの救いであろう。