宮崎アニメの少女は母性的
宮崎アニメの少女、シータは母性てきです。
海賊達に食事を用意するシータが母親のように振舞っている姿はロボットや生物に命令しているシーンにもありました。
このように命令する少女は、一体、どこから来ているのでしょうか。
宮崎駿監督の幼い頃のことを弟さんが語っている文章をみました。
それによると、おかあさんが7年~8年入院していたことがあったそうです。
その時、とてもさびしい思いをしたそうです。
あのシータは、母親に憧れを持っていた宮崎駿監督のヒロイン像なのではないでしょうか。
母親像の投影は少女に限っているわけではありません。
身体に問題がある気丈な女性というのを、宮崎監督は描き続けているようです。
宮崎アニメにおける、不幸な影を持つ女性像というのは、やはり母親のイメージであるようです。
「その母親が、われら男5人に与えた最大の影響は、皮肉にも彼女が昭和22年から足かけ9年も病床にあったということだった。」
「この9年間は、兄・駿にとっては6歳から15歳にまで相当し、私にとっては二歳から10歳にあたる。」
お母さんの年齢でいうと、およそ30代なかばから40代なかばまでですね。
入院と自宅療養の間、「体はギブスで固定され、春も夏も秋も冬も、首と手しか動かせないというつらい9年間でありました」
「母は、昭和58年7月27日に71歳で他界しました」
「ラピュタ」に登場する女海賊ドーラを連想してみてください。
病気がちだったので、あの肉体的活発さはなかったし、もう少し美人だったと信じたいが
精神的迫力はまさにドーラに通ずるものがあったようです」
と、弟さんは書いています。
また、宮崎駿監督も、病床の母親を看護する中で老婆の顔の特徴をつかみ
それを作品に反映したようにおもいます。
1.母親のような少女として・・・シータ
2.体に問題がある気丈な美しい女性として
3.元気な老婆として・・・海賊のおばあさん
宮崎作品において、母は、3つの表現に生かされているようです。


