明日は ゆうくんの入学式で

今日は 春休み最後の日になりました。

春休み中のゆうくんは

あまりに情緒不安定で 拘りが強く 

小さな事をきっかけに怒り出し

奇声を発したり 壁を叩いたり

私や旦那を叩くふりをしたり

常に 頭が動いていて

ネガティブな記憶を思い起こしては

急に大きな声を出したり

正直 この状態で入学式を迎えるのは

不安でしかありませんが...💦

その中で 本当に悲しそうに泣く時もあって...。


ゆうくんは 4年生辺りからだったかな、

週に2回 下校時のお迎えを 

ヘルパーさんにお願いしていました。

ヘルパーさんは固定で

60代の男性の方が付いてくださいました。

学校の帰り道

ゆうくんは そのヘルパーさんと

昭和のアニメや歌謡曲の話をするのが好きで

家で帰宅を待っていると

遠くの方から ゆうくんの笑い声や

楽しそうな話し声が聞こえて来るほど。

普段も 何か分からないことがあると

〝ヘルパーさんなら知ってるねぇ〟

〝今度 ヘルパーさんに教えてもらうの〟と

嬉しそうに話します。

小学校卒業と共に 学校へのお迎えがなくなり

ヘルパーさんの移動支援もなくなっても

ゆうくんは時々

〝ヘルパーさんとお話ししたい〟

〝ヘルパーさんに教えてもらう〟と言ったり

他の利用者さんが 

病院介助をしてもらっていると聞いていたので

注射が大嫌いで いつも大騒ぎなくせに

〝注射するからヘルパーさんに来てもらう!〟

〝ヘルパーさんが来てくれたら我慢できる!〟

なんて言ったり...。

時には とても悲しそうにシクシク泣く事もあり

見ていて 切なくなります...。

ゆうくんとヘルパーさんは

幼かった頃の長男と父と重なって見えます。

長男は おじいちゃんが大好きで

おじいちゃんも 

長男にいろいろな事を教えたくて

長男の興味のある事を調べておいてくれたり

そこから興味を広げようと

いろいろな遊びや会話を通して

工夫したりしてくれていました。

長男にとって おじいちゃんは

知的欲求を満たし 

新しい世界を楽しく見せてくれる人。

ゆうくんにとって ヘルパーさんは 

そんな、

おじいちゃんのような存在なんじゃないかな。

更にゆうくんは 幼稚園の時からずっと

〝おじいちゃん〟に憧れがあったので

そんな気持ちも満たしてくれていたのかも。

...それは会いたいし 話したいよね...。

ただ その事業所は小さくて。

3、4人でやっているので 人手が足りなく

高齢者や身体が不自由な方を中心に

ヘルパーさんの手が 

どうしても必要な人達が利用されているので

余暇活動としての利用は難しくて。

せっかく いい人に出会えたのに

なんとか このご縁が切れることなく

続けていけるのは理想だけど...。

ヘルパーさんの都合がいい日に

会って お話しするだけでも

ゆうくんにとっては 

楽しい余暇活動なんだけどな。

とりあえず 

余暇活動としての申請は出しておいて

考えていこうかな...。


ゆうくんが 

こんな風に思える人に出会えたことは

本当に幸せな事だと思います。

理解してもらえない、

受け入れてもらえない、

そう感じることや そういう対応を受けることは

度々あるし

その度に 本当に悲しくなるけど

中には 

こんな風に温かく受け止めてくださる方もいて

それが ゆうくんだけでなく

家族にとっても

心の支えや励みにもなります。

これからもゆうくんが

こういう出会いに恵まれますように🙏

そして ゆうくんも

人に好かれ 

周りの人を笑顔に出来る人になって欲しいな。