いよいよ明日

ゆうくんは 小学校を卒業します。

6年間 あっという間でした。

コロナでの休校という期間もあったし

それによって 様々な行事が削られたから

余計に そう感じるのかな。

この↓ブログにも書いたけど

1年生の時は 筆圧もものすごく弱いし

なかなか正中線を超える事も難しくて

何度練習しても 

平仮名を書けるようにならなくて

特性の影響で

このまま

書けるようにはならないんじゃないか、

パソコンを使う事も

考えていった方がいいかもしれない、と

療育の先生や学校の先生からも言われて

〝諦めなくちゃいけないことなのかな...〟

と思いつつ 

せめて 平仮名でいいから

自分の名前ぐらいは書けるように...、

と 諦めずに続けて来て

本当に良かったと思いました。

今では 名前は漢字で書けるようになったし

〝6年生を送る会〟で発表した言葉の原稿も

この通り↓漢字も少し入った、

ゆうくんらしい文章が書けていて

自分の気持ちを言葉にして

手紙にしても伝えられるようになったことは

私にとって 学習面での成長で

1番うれしいことでした。

6年間 様々な行事もあったけど

いつもいつも 

本当に頑張っていたなと思います。

運動会では 通常級の中に入ってやるので

もちろん 周りとは違う動きをしていましたが

それも らしくて、かわいいと思いました。

リレーでは 

通常級の子が一緒に隣を走ってくれたり

たくさん声援を送ってくれたり

その姿に 

ゆうくんばかりが

お世話になっている訳じゃなくて

ゆうくんも 周りの子に

みんな違っていいんだということ、

〝障がい〟というものを知ってもらうという、

大切な役割を果たしているんだと感じました。

学芸会では うれしそうにステージに立つ姿が

ものすごく印象的で

お楽しみ会やバスでの遠足では 

カラオケで

歌を歌うのを楽しみにしていました。

とにかく 人と関わる事が大好きで

いろんな人に声を掛けに行くのが

人見知りな私にはない、

ゆうくんの強みでもあると感じています。


一方で 情緒の面で

大変 苦労もしました...。

大きな声を出してしまったり

学校では 周りの子を叩いてしまったり

先生の腕を

引っ掻いてしまったこともありました。

3、4年の時がピークで

私も指を引っ張られ 骨折もしました。

何度も

〝私には もぅ育てられないかもしれない〟

〝どうして こんなツラい事ばかり...〟

〝顔を見るのも怖い〟

〝ゆうくんは こんなに手を挙げてくるのに

 私が同じ事をしたら 虐待になるなんて

 あまりに理不尽過ぎる...〟

〝警察でもいいから 取り押さえに来て欲しい〟

と 気がおかしくなりそうなほどツラく 

苦しい時期もありました。

もちろん分かっているんです。

ゆうくんもツラい思いをしているという事は。

でも 実際に危害を加えられると

それを受け止める余裕は

なくなってしまいます。

毎日が その時が あまりに必死で。

身体中 あざだらけ、傷だらけで。

目つきが明らかに猟奇的になる瞬間が

ものすごく怖かった。

それでも その感情の荒ぶりが

すべて 私に向いていて

学校で 暴れるまでの事がなかったのは

唯一の救いではありました。

そんな時期も乗り越えて

今は パニックを起こす事がめったになく

激しくなる前に 

ある程度で 

自分で抑えられるようになって来ました。

情緒さえ安定していれば 指示も入りやすいし

飲み込みも そう悪くはなくて...。

ゆうくんの大きな課題は

とにかく情緒を安定させて 興奮させない事。

機嫌が悪くなることもだけど

テンションが高くなるのも要注意。

いつも穏やかに過ごせたら...、と

それが私の願いです...🙏


友だちに対しては

低学年の頃は 周りに関心がなく

みんなバラバラに過ごしていて

話も名前も まったく出て来なかったのが

3.4年生になると 周りが見えて来て

今度は みんなと同じがいいと拘り出し

悪いことも真似をしてみる姿が見られたり。

5.6年生になると 

みんなで同じ中学に行きたい、

という気持ちが芽生え

それはそれでうれしくもあり 厄介でもあり...😅

友だちとの関わりが深くなった分

きちんと伝える事は出来ないけど

なんか友だちの事で怒っていたり

○○したのが楽しかったー、

○○くんと笑ったー、なんて

うれしそうに話してくれるようになって

友だち関係で 

いろいろな経験をさせてもらっているんだなと

ありがたい気持ちになりました。

最近では ずっと

〝クラスのみんなと別れたくないー💦〟

〝寂しいねぇ〟と

よく口にしています。


幼稚園の時からそうでしたが

ゆうくんは 手がかかるせいか、

先生方や周りの人にも よくしていただいて

本当に幸せな子だと思います。

私自身も 通常発達の長男を育てている時より

明らかに先生との関わりが多かったし

周りの人とも お互いの子どもを

一緒に育てているような感覚で

それは 本当に貴重なことだと思っています。

最近では 専科の先生が

〝ゆうくん、1年生の時にこんな事あったね〟

〝あれ、楽しかったね〟

と話してくださっている姿を見て

同じ時間を過ごして

同じ思い出を持っていてくれるって

こんなにも温かい事なんだなと、

本当にありがたく思いました。

学校へのお迎えも 週に2日、

ヘルパーさんにお願いしていたのですが

ゆうくんにとっては 

おじいちゃんのような感覚なようで。

いろいろな事を知っていて

優しく教えてくれる人で

毎回 ヘルパーさんに会えるのを

とても楽しみにしていました。


別れは 本当に寂しくて悲しいけど

この出会いも大切に

これからも このご縁は出来るだけ繋がるよう、

そして 4月からの出会いも

大切にしていきたいと思います。


今日は 終業式の後

中学での体験入学と説明会があります。

卒業式前日で 準備の確認もしないとで

今日1日も頑張ります!