ざっとストーリーを書くと

 

時は秀吉の天下

過酷な税に人々が苦しんでいる時に現れた救世主「五右衛門」

豪商や私腹を肥やす役人から大金を盗んでは民衆にばら撒いた

実は彼はもと忍びで秀吉の愛称茶々の母お市の護衛でもあった

 

実は茶々は秀吉が恋焦がれたお市その人

娘と入れ替わり復讐の為に嫁いできたが・・・

ここはねぇどう考えても無茶な話ですよね

当時23歳ぐらいで茶々を産んでいるお市

茶々が嫁いだのが19歳位

という事は42歳?

いやいやいくら何でも無茶苦茶な話だ

いくら絶世の美女と言えど

これはどう考えても無茶苦茶すぎる話

仮に彼女が化け物の様な若さと美貌を保ったとしても

秀吉は片っ端から女漁りしているようなものだったし

当然生娘と子を産んだ女の違いに気づかないはずがない

でも知らん顔で“茶々”と呼び

心の中であこがれの人を手に入れてたことに満足していたのではないだろうか?

らしき台詞もあったしね

 

五右衛門は顔出して小判をばら撒き

当然役人に追いかけられる立場となる

ある日秀吉のもとに忍び込んだ五右衛門とその仲間は

そこで茶々と呼ばれているお市と出会い

本能寺の変でなぜ信長か死んだのか?

不審に思っていることを聞かされる

本能寺に作られた隠し通路

それが機能しなかったこと

それを作ったのは秀吉だった

 

焼け落ちた通路から証拠の品を見つけ

再び秀吉のもとに現れた五右衛門

だが仲間を逃すために自分は捕まり

煮えた油の入った窯で処刑されてしまう

 

というような(細かいとこは省略したけど)お話

 

一種の痛快娯楽作という風情です

騙したつもりがしっかり秀吉に首根っこ押さえられてしまったお市

助けたいと思いつつ権力に負けてしまった五右衛門

まぁ悲劇と言えば悲劇でもある

何せ二人は身分違いの恋人

秀吉に殺されたのは五右衛門の子という話まで出てきた

まぁ無茶苦茶いっぱいはいっぱいでも良いのですよ

舞台は華やかだったし熱気もあった(前作の時はエンジン掛かるの遅かったものね)

ダンスの構成も面白かった

 

普通小劇場の場合ヒロインの衣装はまずまずとしても

相手役の男性がパッとしないが多すぎる

今回は実に華やかで岩下君が着負けしていないのが良かった

ただ出来るなら

人とは違う環境やら生き様の者は常人には理解できないこだわりとか

妙な癖とかあくの強いものがあるように思うのですが

その点ではちと弱い気がする

 

また最後に五右衛門は“釜揚げ”にされてしまうのですが

ここはねぇ殺さないで欲しかったなぁ

お市の為にも民衆の為にも“生死不明”

もしかしたら生きているんじゃないかという希望がそこに残って欲しかったように思うのですが・・・

 

なんにしろ前作に比べ

無茶苦茶は有れど

面白い作品になっていたことは間違いないかと思います。