「虫かごの中の虫たちのおはなし。

 

女はムシたちを愛していた。

まるで我が子を愛するように。

ムシたちは重すぎる愛情にす応えようとした。

そんな女を哀しませないように。

蜂に襲われても、

カマキリに騙されても

雨にも負けず、

風にも負けず。

女の為に、生きて生きて生き延びる。

春も夏も秋も冬も。

アタシがするのは「死んだふり」じゃない。「生きたふり」だ。

 

 

 

 

 

 

テントウムシのアンを主人公に、

大好きな飼い主を哀しませないために、

ムシたちが、力を合わせて奮闘する、

大人から子供まで楽しめる、

笑って、泣ける、命と愛のミュージカルコメディです。

 

渡辺さんに捕まって

虫かごに入れられた虫たち

エサはあるし

外敵は来ない

閉じ込められるのは嫌だけど

案外暮らしやすいかも!?

そんなアンにイラつく親友のエリー

彼女は家に帰りたい

そんな不満を蜘蛛にかぎつけられ

言葉巧みの誘いに

彼女は蜘蛛と一緒に屋根裏に行ってしまう

エリーがいなくなったことで荒れる渡辺さん

アンはエリーを迎えに行くことにする

もう一人の親友ハナ

彼女は大人となりミツバチの女王となる

大人って何だろうと悩み続けている

何があっても

“LADYBIRD,LADYBIRD”と言い続ける

超前向きなアン

彼女は親友たちを助けられるのか?

 

 

 

 

 

 

 

春休みにGW

子供中心の舞台は少なくない

基本あまり興味はないが

今一番なじんでいる劇場

シアターグリーン主催

ふーーんと眺めていると

「平山佳延」の文字!?

おっ?よっちくんが出てる?

ついついそれにつられた

 

子供ミュージカルとなると

どうしても子供の愛らしさや頑張りに目が行く

 

 

ごめんなさい

 

わたしは大人キャストのレベルの高さに驚いた!

 

お目当てのよっちくん

予想を裏切らない「蜘蛛オバサン?オジサン?」

妖しげでコミカルで色っぽい

この人がいるだけで舞台が華やぐ

自分だけでなく相手を引き立てる

更にカーテンコールのお辞儀がとても優雅で美しい

こういうところに目が行く

 

そして一人二役の吉田菜々さん

実に可愛らしくたくましい

早変わりの間に合わない時の繋ぎも上手い

(元アイドルとか(中山優馬くんのお姉さん?))

舞台度胸も良いですねぇ

今後が楽しみです

 

そして凄く見慣れた感のあるクサ虫・ワタナベ

観ながら誰だっけ?とずっと考えていた!

息子君が大好きなpnish「パニックエイジ」(2004)

ここでのキャラはダントツにイイ!

(その後も何本かは拝見しているが)

かなりおひさしなので記憶が・・・

変わらずイイキャラです!

熱演に拍手してました

 

ゲンゴロウの迫英雄さん

芝居は勿論だけど

歌が凄い!

舞台が締まる感じです!

熟年の味がしっかり感じられました

 

カマキリ夫婦の安田萌さん

東将司さん

多分お初かな?

ちょっと夫婦としては旦那様が幼い気がするけど

こちらも良いハマり加減でした

 

 

 

えーと作品的に言うと

基本自然のものは自然であるべきだと思うので

渡辺さんという飼い主さん

虫を自分の為に閉じ込めるのはどうかと?

自分の寂しさは家に籠ることでは

解消されるはずはないと思うわけで

過去とか思い出の中にいても

ただただ寂しいだけで

虫たちに縋るのはどうかと思います

 

たまたまお人好しの虫たちが

気遣ってくれてるという幸せ

しかし

甘えるのはどうなのかと思うばかり

彼らの本来の自由を奪っているわけで

それを良しとするのは彼らの自由ではあるけど・・・

 

年老いて

一人で暮らす方は少なくありません

閉じこもっている方もいれば

お洒落してお出かけして

外部と接しようと頑張る方もいらっしゃいます

人の寂しさはやっぱり人でないと埋まらない

そんな気がするのですが・・・

 

と言いつつも

大変楽しいミュージカル

もしも機会があれば

また拝見したいです。