えーっ一応審査員という事で

審査対象は結果発表まで
感想公表してはいけないお約束
かなり遅ればせですが・・・

3本の舞台の感想を簡単に
(劇団さんには感想送り済み)





まず

あおきりみかん「身辺整理」

峰岸は、30代の男だ。
峰岸は、身辺整理を始めた。
思い出の品を捨て、彼女とも別れ、
遺影用のすてきな写真を用意した。
日記も、書いた先から破り捨てている。
病気もなく、至って健康である彼は、
何故、こんなことをしているのか。
「人間は、生まれた時から死ぬために生きている」
そう言い残して死んでしまった、
親しい友人の面影を求めて。

というお話

はっきり言って
こういう心理が理解できないというか
許せないというか
はぁ?という感じ
健康で仕事にもそんなに行き詰っていたわけでもない
なのに死んだ友の気持ちを知ろうと
すべてを整理し始める男

親サイドとしては“この馬鹿者”
そして女性サイドとしては
彼女より親友かい?と
少々腹立たしい
いくら心許せる親友と言っても
親友は親友
自分は自分
どう頑張っても100%
相手の気持ちなどわかるはずはない
(舞台上では親友の想いを見つけ
 また新たに動き出すところで終わるが)
心揺らぐ十代ならまだしも
30代の男としては愚行としか思えない

となんだか苛ついて観てしまった

芝居は悪くはないが
根本が受け付けないので
どうもすっきりしない
やたら部屋の中のゴミ袋やものの移動が多く
動かすたびに暗転もどきを使って
また戻すの繰り返し
この流れに必然性を感じない
場繋ぎにしか感じられなかった

下手とかいうわけではないので
感想書くのにとても困った
感覚が違いすぎるという事だろう
心揺れる青年と
気づけば心逞しくなってしまったオバサンの
違いなのだろう

という感じです。




二本目

u-you.company「UTSUKE」

三部作だそうだが過去編しか観ていない

「本能寺の変」を扱った作品
光秀は秀吉を討つつもりで本能寺に行き
信長を打たぬばならない羽目に陥る
「本能寺の変」を扱ったもの
最近やたらと多い
ばっと浮かぶだけで5本くらいあるが
これが一番“有り得ない”
人生の大勝負で相手の確認が出来ていないなど
知将と呼ばれた光秀の行動として
考えられない

そして
どうにも目に付いて
一番苛っとさせられたのが衣装
なんだか陳腐なものが多い
一種の統一感がなく
てんでバラバラ
またその着こなしも
もっさりというか
ダランというか
綺麗に着れていない
もちろんキャラに合わせれば
必ずしも美しいとは限らないだろうが
それでも“見苦しい”着方は
魅せるものとしては不可!

いらない笑ネタ
無駄なキャラ
多すぎた

なまじ
ラストの信長と光秀の芝居が良かった為
こんな芝居が出来るならと
もったいない気がする

三本などと欲張らず
しっかり絞った一本に
すべきではなかったのかなぁと
ただただ思うだけ




3本目

演劇ユニット 7contents

「 future place ~追伸~ 」


作品紹介
一貫してファンタジーに挑み続けてきた7contentsが送る、渾身の心霊ノスタルジックファンタジー作品。一瞬で多くの命を奪った先の【震災】を風化させない為に、愛と魂と命を込めて挑みます。唯一生き残ってしまった主人公の心の葛藤と、愛と友情溢れる、誰しもが誰かの為に【一歩踏み出す】事が出来るモノガタリ。


始まって10分も経たずに
どんな話なのかはわかった
内心“ああ、またこの話か・・・”
と思いつつ
オープニングのカラフルでポップなダンス
出演者の表情の良さに期待!

伸び伸びした子供たちが魅力的
おやっ?観た事ある顔が・・・
わたくしお気に入りの
演劇レーベルBo-tanzの市川姉妹が!
普通の女の子のようで
役によってとても雰囲気から変わる彼女達
なんか知らない劇団観に来て
知ってる子を見るとほっとする

そのせいか
話がスムーズに入り始めた
筋はわかっても
どうもって行くか
どう演出していくかで印象は変わる
その点はなかなか良かったと思う

暗転の使い方
ちょっと小洒落たセット
音楽も明るくて
懐かしい記憶を彩る

震災で失った友人たちと思い出
全てをなくしたと思った男に
蘇る想い

心に痛いもの
あたたかいものが
一杯詰まった舞台だった

ストーリーがよくわからない
という感想を書いている方が少なくないようだ
もう少し整理が必要なのかも知れない




3本観た中では
ここが一番出来上がり加減が良かったと思う









終わってみての感想は先のブログに
書いたとおり
成長過程の劇団多し
その成長を観るのもまた楽しみ

みんなイイ変化していくといいなと思いつつ
出来れば来年も参加したいもんだと・・・・

またまた演劇の神様に祈っておこう。