2003年11月21,22,23日 WAW FIVE | ノーナ・リーヴス オフィシャルブログ「LIFE」Powered by Ameba

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西寺郷太・奥田健介・小松シゲル NONA REEVES

KOMATSU

1. IT'S A NEW DAY (QUIET STORM)
2. HISTORY
3. スウィートネス
4. ターンテーブルズ・オンリー (CRAZY KEN BAND MIX)
5. CHANGIN'
6. EASYLOVE / 7. パーティは何処に?
8. LOVE TOGETHER
9. I LOVE YOUR SOUL

EC/
スパークリング・ヴァケイション(エボニー&アイボリー)
HIPPOPOTAMUS

OKKEN

1. GET AWAY (gotama & okken guitar) <新曲>
2. JEFF (gotama & okken guitar)
3. AUGUST (gotama & okken guitar)
4. デニーズ・ガール
5. 欲望
6. ターンテーブルズ・オンリー (CRAZY KEN BAND MIX)
7. EASYLOVE
8. パーティは何処に?
9. LOVE TOGETHER
10. HIPPOPOTAMUS

EC/
GIMME GIMME (okken keyboard)
PRAM (gotama & okken guitar)  <未CD化曲>

GOTAMA

1. I LOVE YOUR SOUL
2. TONIGHT ~愛があった夕べ~
3. MIDNIGHT LOVE
4. メモリーズ ~ひと夏の記憶~
5. ターンテーブルズ・オンリー(CRAZY KEN BAND MIX)
6. CHANGIN'
7. EASYLOVE
8. パーティは何処に?
9. LOVE TOGETHER 

EC/
DJ! DJ! (okken keyboard)
HIPPOPOTAMUS



 怒涛の三日間が終わりました。全力でやりきってホッとしています。堂島孝平くん、グレイト3、ドーピング・パンダ、キュビズモ・グラフィコ・ファイヴ。どのバンドもアーティストもすべてファンなので、ぼく自身ライヴを見ながら何度も「オーーッ」と感激しました。

 WAWは、ほんとにバンド選びからまずノーナの3人が決めて、各自直接電話して説明して、誘い、それを沢山のスタッフで実現に持っていったイベントです。あの規模で三日間もそんなことをするのははじめてだったのでわからないこともありました。

 まず、なぜ三日間やったのかというのは、一日で対バンが多すぎたりスタイルが違いすぎるとイベントがダラダラと間延びしてしまうことが多いなと感じていたからです。そしてそうするとひとつバンドの持ち時間が短くなり、ある意味冒険の少ない選曲になってしまったり、逆に「これは絶対歌って欲しい」というような代表的な曲が聴けなくなったりしてしまう。自分たちがイベントを企画するなら、そのバンドの「大切な何か」がグッと届くくらいの時間で、企画したかったのです。ワンマンでは出せないムードというのも一杯あるしね。
 じゃ、ひとつかふたつのバンドだけと共演して、一日だけのライヴにしようかとも思ったのですが、今回共演したすべての人達とは「今」この時期に一緒にやりたかった。それは絶対意味のあることだと思えたし、その中で「三日間のお祭り」というアイディアが生まれてきました。これがひとつ。

 もうひとつは11月の連休を使って、三日間ノーナがライヴをすれば、仕事の都合や、色々な事情で最近ライヴを見れないなと感じていた人がせめて一日だけでも来れるかも知れないと思ったからです。そういう希望もメールなどの意見で寄せられていましたので、そこでパチンと実現へ進んだのです。

 三日間、一生懸命やりました。このぼくらの主催したイベントで、対バンを組んだアーティストのライヴをはじめて見たという人もいると思います。そして、逆に対バンを見に来て、ノーナをはじめて知ってくれたりライヴを見たという人も多いと思います。ちょっとづつそういう素敵なリアクションが繋がって行けばいいなと感じています。

 堂島くん、グレイト3、キュビズモ、ドーパン、全部がスタート地点や着地点は違いながらも、「独自の場所を目指している」感じ、それらの人々とノーナが一緒にイベントをやることで、見えてくるものがありました。それは、以前のWAWで堂島くんと共演したことから、小松やノーナの新しいストーリーが生まれたように、今後も何かが生まれる可能性を感じます。

 会場となった渋谷のオー・ウェストは2階席のある(見に行ったことは何度もあるのですが)演奏したり歌ったりしたのははじめてのライヴハウスでした。独特の雰囲気でしたね。当然イベントなので、様々な層のオーディエンスが一日づつ混じって会場に訪れてくれていましたし、普段のムードとはそういった意味でも少しの違いはありましたが、これからまた一歩一歩進んでいけたらいいなという三日間でした。

 ほんとうに来てくれたみなさん、来れなくてもずっと考えてくれたりしてくれたみなさん、参加してくれたミュージシャン、すべての人にありがとうございました、と言いたい気持ちで一杯です。

 初日は堂島くんとノーナの(正式な対バン方式では)前回の「WAW」以来、2度目のステージ。一度づつ去年のノーナのヒッピーのゲストと、夏に堂島くんのクラブチッタのゲストで出演しあったことはありますが、やっぱりバーン!!と対バンしあうのは、違いますね。特にどっちも「ドラムが小松」というのは今までなかったので、ともかく不思議な感覚でした。エボニー&アイボリーの「スパークリング・ヴァケイション」は歌っていて気持ちのいい曲だと改めて思いました。堂島くんは、新曲発売直前のハード・スケジュールの中でもエネルギッシュでしたねー。色んな面で優しいなと思いました。彼とはふたりでいてもいっぱいメロディや曲が出てくるので、刺激になります。

 グレイト3。かっこよかったですねー。リハーサルの時、ずっと見てたんですが、色々面白い発見がいっぱいあるし、たった4人で「メタル・ランチ・ボックス」とか複雑な曲を演奏してしまうところも懐かしいし驚きました。新曲のインスト「HAIKU」や、昔から大好きな「嫉妬」も嬉しかったです。この日は小松のカノウプスのドラムをドラマーの白根さんも使用されたのですが、同じセットなのに座って叩いた瞬間にドン、タン!とサウンドが完全に白根さんのサウンドになってたから、当たり前なんですが、急だったもんで驚いてしまいました。

 片寄さんや、圭さん、白根さんがリハーサルの時に色々ステージ上で準備とか、チェックとかされているのを見てるだけで完全にウキウキしてしまいましたね・笑。グレイト3と対バンということで、「WAW」は、ある種今までの「WAW」と全然違った意味での「イベント」に成長したと思います。このブッキング?については沢山の人から「すごい嬉しいです」「良かったです」とメールが来たのでぼくも奥田も小松も(声をかけて実現できた!とといった意味でも)終了後よろこびあいました。
 グレイト3とノーナと言えばもうひとつ、メロウヘッド=深沼さん、のライヴバンド。このバンドはドラムが小松、ベースが圭さんでそれも一度見たけどとてもスリリングでタイトで豊かなリズム隊でした。来月も小松はメロウヘッドでライヴがあります。

11/24/2003

西寺郷太