消してしまいたい過去… -2ページ目

新生活の始まり

地元北海道からは8人の入学



もちろん誰とも面識なんてない





だけど同じ境遇のせいか飛行機での移動の間に


自己紹介から始まり
気がつけば呼び名を決めるくらいの仲になった






親から離れて暮らし不安や寂しさを抱えてるのは皆同じだ…





そんな想いから少し気が楽になった









そんな楽しい時間もつかの間


あっという間に大阪空港に到着






寮の関係者が迎えに来ておりバスでの移動





海を渡ったせい?





今までとの空気が違う…






外だけじゃない





家の造り
町並み
方言




………。






私はこの町に馴染めるの?






気候だって全然違う





でも後には引けない







後悔してる?










自分に問いだしたって答えは見つかるはずもない









自分で下した決断を間違ってない事を信じ前へ進もう










そんな事ばかり考えているうちに


【S寮】に着いた








…新生活の幕開けとなった…



出発

3月末
大阪に飛び立つ日が来た



Yはもちろん友達も空港まで見送りに来てくれ

今まで不安を感じなかったが寂しさが増し

普段泣かない私が涙腺が壊れたかのように

涙が止まらなかった…






今日から遠距離恋愛の始まり…






両親との別の生活…





この選択で間違いなかったのか…






色んな不安を抱え飛びたった…

合格通知

あっさりと推薦校を選んだせいか
合格通知は周りよりも早く着き
大阪行の準備を始めた





まだ若かったせいか不安なんてなく
逆に新鮮な気持ちでいっぱいだった





Yはそんな私を見ても、ちっとも寂しそうでないから余計な不安もなかったんだろぅ…






両親も有名校への入学なだけに私への期待も大きかったかもしれない…





杜撰な生活になる事も知らず…