しかし、構造改革って、具体的に何をさしてたんでしょうね?
言葉のヒビキとしては良いんですが、ウトウトと思い返してみると・・・
核心部分は、「規制緩和により競争を活発化させると、技術革新が起こり、生産性の向上と経済成長を促す」ってことだったような気がします。
たしかに、コンセプトは間違ってはいないんですよねー。
しかし、実際にやったことは何だったんでしょうか?
「郵政民営化」?
たしかに、郵貯や簡保が抱える巨大な資金は、永らく問題視されていたので、これを『改革』するのは良いことのはずだったんです・・・・。
しかし、そのまま、民営化しても競争原理は働きません。最低、いくつかに分割すべきだったのが、やらなかったので、近い将来問題が起きるでしょうね。
つまり、郵政民営化に関しては、競争は導入されず、生産性の向上は見込めず、「構造改革」には値しません。
さて、他にはなにがあったでしょうか。。。
障害者自立支援法、後期高齢者医療制度、福祉医療への支出の削減、地方への支出の削減、派遣労働の規制緩和・・・
どれをとっても、技術革新につながるようなことはやってないんですよね・・・
やったのは、大企業や富裕層から弱者への富の再配分を抑制しただけなんですよね。
これは「構造改革」の本筋ではないですよね。
また、そもそも競争についても、過度の競争や不公正な競争は、技術革新や効率化を促しませんね。
派遣労働の規制緩和などは、大企業による脱法的な手法や派遣会社による公序良俗に反する行為を含め、不公正な競争に陥り、技術革新も効率化も生まず、単なる「富の再配分の抑制」という機能しか果たさなかった結果、今日の惨状になっているのでしょう。
こう考えてきますと、「小泉構造改革」とは、単なる富の再配分を抑制するだけの「構造改革」の名に値しない政策だったということでしょう。