スピリチュアル剤SPi 【19】

【錯乱】
「え、何故…矢田が?」
そして冴島の息子が…
群衆の先頭を率いていた。
「京介さん….」
「総理が不在なので展開を急ぎました…」
俺に声を掛けて来たのは…
テレビの中からの…
岡田だった…
俺は、群衆先頭が矢田であったことでなんとなく察していたが…
岡田は何故、事前に…
俺たちに知らせてくれないのか?
「岡田…」
「アクションを取る前にアクター…」
「俺たちに脚本が…」
「渡されないのかよ!」
俺はテレビの中の岡田に意見したが…
岡田はあっけらかんと….
「あ、すいません…でも」
「この作戦…」
「時間勝負だったんです…」
「あと、京介さん、山田、「ヤンピーちゃん」に知らせたらきっと…」
「緊張して、堅くなり…」
「いい演技が出来ないかなぁと…」
「岡田、お前なぁ…」
俺は考え考え抜いて…
山田、ヤンピーと共に…
腹中を言い含め…
「ヤ・ミカエル」を押さえ込み…
平静を保っているのに…
しかし、それも岡田のシナリオが先行され、悩ましい問題が訳も分からず登場し…
俺たちは火消し役となる…
今回もそうだ!
「山田、「ヤンピー」なんか岡田に文句は無いの?」
俺は、半分キレかかり…
山田と「ヤンピー」に同意を求めるた…
すると山田は…
「岡田さん、なんか凄いよ!」
「アドリブが凄すぎて…」
「予想が付かず…」
「ドキドキ、ワクワクがたまらないよ….」
「そして、謎が解けた時…」
「なんかやったーて感じですよ…」
そして「ヤンピー」は…
「なんか若い頃…」
「スピリチュアルを真剣に考え出して…」
「はしゃいでた頃…」
「思い出した」
「ヤンピー」は若くして…
多くの国民を「ヤンピー」の思考に賛同させ…
崇拝させるようになった。
それは、「ヤンピー」は辛いことを楽しさに変えること…
それを実践して国民に希望を与えていたからだ!
「なんだ、年寄りだけだなぁ…」
「ドキドキ、ワクワクを避けるのは…」
俺はこんな言葉を発したが…
山田、「ヤンピー」が発した言葉…
感性が…
俺にまた新たな刺激を与え…
「岡田…」
「やってくれるなぁ…この」
すると大吾が…
「京介さん…すいません」
「俺が岡田さんに…」
「俺、学問では心理学も少しかじり…」
「演劇もやってたんです…」
「それで、脚本無しで行きましょうって…」
「決めたのです…」
「そしたら…」
「なんちゃんも…」
「山田くんのアドリブを確かめたいなんて言うから…」
「うん!」
「だって、ダーリン…」
「ずーっと「ヤンピーちゃん」と一緒でしょ!」
「んー、ずるいって…」
こんな話しが続き…
緊張感が薄れていたが…
岡田の指示により…
静寂していた、群衆が動き出した。
【賛同】
群衆の先頭には矢田と冴島の息子がいて…
矢田の手には…
額縁に黒いリボンが付けられた…
遺影写真…
俺はその写真をクローズアップしてみた…
「あ!」
俺は小さな声で言葉を発した瞬間…
止めどない涙が溢れていた。
その遺影は息子の翔太の写真であった。
「矢田…」
「ありがとう…」
俺は誰かに伝える訳でもなく…
ボソリと呟いた。
すると、テレビ画面の岡田が…
「京介さん、山田、「ヤンピーちゃん」…」
「これから劇画的ストーリーシナリオの最終章に入ります…」
「このストーリーはアドリブでは無く…」
「私と大吾さんそして、なんちゃんのアドバイスをもらって作成、計画したものです…」
「国民は既に「スピリチュアル剤」「SPi」を事実上服用しなくなり….」
「約3ヵ月が過ぎ…多少個人差はあらますが…」
「国民は「SPi」服用前の…
「以前の人格に取り戻しました…」
「そして、矢田君が率いる「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派をSNSで…」
「呼び寄せたのです」
「僕のアドバイスで….」
「矢田さんは、死んだ事にし…」
「戸籍を抹消したことで「SPi」服用義務は免れましたが…」
「反対派の人達は「SPi」を服用していたから…」
山田が岡田に質問していた。
「山田、「スピリチュアル剤」「SPi」服用を止めると短期間で服用前に戻る事がわかったんだよ…」
「これは、大吾さんが分析した結果で…」
「それが、どうしてかは….」
「はっきりしませんが…」
「新しい世代若者において…」
「遅くて…」
「2ヵ月で服用前の状態に戻るのです…」
「岡田、それをどうして早く話してくれなかった!」
俺は岡田と山田の会話の途中に割り込んだ…
「京介さん、すみません…」
「大吾さんが「SPi」を完全に服用を止める為に…」
「高齢者への恩恵…」
「そして…」
「新しい世代若者の負担…」
「元来はその負担を軽減する為、「SPi」が作られたが…」
「しかし…」
「皮肉な事に「SPi」を服用する事から総理、「ヤ・ミカエル」の下部となり…」
「国民は無能となっていた…」
「そこで、大吾さんが違った方向から…」
「新しい世代若者の負担軽減を考えていた時…」
「直和県でも服用を止めて犯罪が増えていきましたが…」
「工業、農業、漁業と若者たちの活気も出てきました…」
岡田が、ここまで話すと大吾が…
「それで、直和県知事である…」
「なんちゃんの提案で…」
「新しい世代若者である30歳までを直和県県庁に招き…」
「懇親会と血液検査を実施したのです….」
「懇親会のアイデアはなんちゃん….」
「血液検査は俺が思いついたのですが….」
「この時はなにかに….」
「役立つぐらいにしか、考えていなかったのです…」
「すると懇親会では色々な意見が出されました」
「…「SPi」服用していた若者は、「はい」「いいえ」としか…」
「答えることが出来ませんでしたが…」
「服用を止め、2ヵ月でこんなにも…」
「その裏付け的に血液を採血し比較した結果…」
「ほぼ、新しい世代若者が「SPi」服用前….」
「以前の人格となっていました」
「京介さん、お話ししなかったの申し訳ないと思いますが…」
「この状況….」
「群衆を国会議事堂の前に集めた根拠の説明が明確になる為なんですよ…」
俺はやっと劇画的ストーリーシナリオが繋がり明確になっていた。
すると山田が…
「なんちゃん、凄いね…」
「大吾さんと一緒に貢献したね!」
「あと、凄いのは…」
「僕に相談しないでここまで…」
俺はここで少し恥ずかしくなった…
それは、山田も直和県での事を知らなかったが…
決して取り乱す事が無かった…
山田は仲間を信じ…
自分が知ったとか?
じゃなく…
いかにこの作戦を成功させ、今の政府を崩壊させることを…
常に考えていたのだと!
これで、新しい世代若者は元の人格に戻り…
以前、息子翔太をリーダーとした「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派を集ったのであった。
そして岡田が…
「京介さん、山田、「ヤンピーちゃん」…」
「前置きが長くなりましたが…」
「総理をこの国に戻さない…」
「彼、総理は犯罪者です…」
「暗殺を支持した….」
「主犯なのです!」
「それを国民が理解し始めています」
「そして、新しい世代若者はこの国を変えようと…」
「京介さんわかりますよね?」
「総理は….」
俺は岡田がここまで考え、復讐を…
俺は大きく頷き…
「岡田、ありがとう!」
と賛同していた。
【重罪】
静寂を保っていた群衆が…
一斉に罵声のような…
スプレッシコールと共に地鳴りが俺の部屋の窓を揺らしている。
「岡田、これも矢田くんへ…」
「支持して…」
「京介さん、ある程度…」
「私がシナリオを作りましたが…」
「この集会は矢田さんが事前に仲間を集め…」
「息子さん….」
「翔太くんの弔い合戦だから…」
「と…」
俺はやはりと…
矢田は薄暗い路地裏のブティックに身を潜め…
冴島の息子を育てながら…
この日を待っていたのだと…
政府…
いや、この国の主人…
総理に翔太は射殺されたのだ…
「スピリチュアル剤」「SP i」が服用義務化されても…
自分の意志をつら抜き…
「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化反対派代表として国に反旗を振り続けていたが…
「ヤ・ミカエル」、総理の陰謀…
それは…
新しい法令「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化を反対する者は…
抹殺され…
その銃弾に倒れたのが…
息子翔太であった。
しかし彼は、他の犠牲者を出さずひとり死んでいったのであった。
俺はこんな事を思っていると…
「京介さん、総理の犯罪は…」
「重罪です!」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化前….」
「この閣僚の中にもおかしいと思っていた人物がいたのです…」
「しかし、「スピリチュアル剤」「SPi」は服用義務され…」
「法律となった…」
「おかしいと思っていた人物は…」
「防衛省の柳田幕僚長…」
「閣僚では無いが…」
「警視庁…警案部隊…」
「成島総長なんです…」
「極秘で大吾さんがコンタクトを取っています…」
「総理は「スピリチュアル剤」「SPi」服用すれば国民が無能になると…」
「知っていたのか?」
「そこが問題で….」
「裁判にかける必要があります」
「その事を警視庁…警案部で調べいます」
俺は、ここまで劇画的ストーリーシナリオが考えられていたのかと…
すると、スプレッシュコールの音が大きくなっていた。
『総理は犯罪者だ!』
『この国をおかしな世界から取り戻すんだ!』
『辞めろ!辞めろ!』
俺は窓の外を観ると…
手を挙げて群衆が叫んでいた。
そるとそこに…
「ヤ・ミカエル」と腹中がまたもや俺の部屋に…
【捜査課 山神】
「迎田大臣…」
「この騒ぎ…」
「なんとかならないのかね!」
「総理に連絡しましたが…」
「アメリカ大統領との会談があるため、急遽帰国は…」
別に俺に報告する内容じゃないのに?
しかし、いい情報を得た…
総理の帰国が遅れる事から、これからの包囲網が考えやすくなる…
「腹中大臣….」
「観ての通りですが…」
すると、腹中、「ヤ・ミカエル」の後方から…
部屋の扉を開け…
警視庁の捜査官が入ってきた。
「警視庁第1捜査課の山神です」
「警視庁 警案部隊 成島総長からの指令で捜査に来ました」
警視庁第1捜査課 山神は捜査課の課長で、政財界の犯罪捜査に関して…
精鋭として有名であった。
そして山神と部下数十名が部屋に現れ…
山神が…
「約1年前に起きた…」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派リーダーである」
「迎田 翔太さんが射殺された事件で…」
「その射殺を支持した….」
「主犯に総理大臣そして…」
「…「ヤ・ミカエル」大臣あなたが捜査上に上がっています…」
すると腹中が…
「なんだね、君たちは…」
「失礼では無いか….」
「捜査令状は…?」
その腹中の言葉に慌てる事なく、山神は…
「この様に、迎田 翔太さん殺害指示罪として….」
「捜査いたします….」
「山神課長…」
「捜査の根拠は…」
「あなたは、総理の側近である大臣…」
「腹中大臣ですね?」
「あなたも共犯として、事情聴取いたします….」
「そして、「ヤ・ミカエル」大臣あなたは、主犯として取り調べますが….」
「まず、証拠物件を差押えてくれ….」
山神が部下に証拠物件を差押える指示を出し…
「ヤ・ミカエル」、腹中の大臣室に向かった。
続いて、山神が…
「主犯である「ヤ・ミカエル」大臣…」
「共犯である腹中大臣を連行してくれ…」
すると、腹中が…
「なんで俺が…」
「ヤ・ミカエル」は哀しい目をして天を仰いでいた…
そして俺に向かって…
「京介、お前….」
「謀ったな!」
俺は薄ら笑顔を浮かべ…
「ヤ・ミカエル」の顔を観て…
人差し指を「ヤ・ミカエル」に突き立て…
「グッドラック…」
「バイ…バイ….」
と呟いた…
そして、俺は部屋の窓に向かった…
窓の外には群衆先頭にいる…
矢田と冴島の息子に向かって…
親指を立てた右手を大きく突き上げた…
「やったぞー矢田…!」
すると群衆が大きな歓喜を上げ…
「ヤンピー」「ヤンピー」とコールが続いていた。
それを観て「ヤンピー」が窓際から手を振っていた。
そして俺達に山神が…
「情報提供と今迄の経緯は…」
「成島総長から聞いています」
「情報提供は初め….」
「噂的に話しがあり…」
「2ヶ月前ぐらいから….」
「国民が今迄と変わり、物事を考える…」
「そんな時、成島総長の知り合いである….」
「直和県に住む…大吾氏から」
「真実を…」
俺はしかし、これで完結したと…
感じられない…
それは、総理は…
【取り調べ】
それはあっという間の出来事であった。
総理はアメリカでこの事態を知り…
逃亡を図ろうとしたが…
大吾がアメリカの警察と精通があった事で…
総理を水際で取り押さえる事が出来た…
しかし…
総理は、国内で起こした犯罪であることから、弁護士を立て…
黙秘を保っていた。
今、総理はアメリカを飛び立ち…
8時間後、この国に到着する予定となっていた。
物的証拠として、腹中、「ヤ・ミカエル」の大臣室の書物などを段ボールに入れ押収していた。
そして、腹中、「ヤ・ミカエル」は警視庁第1捜査課 の取調室に連行され…
腹中は、「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派リーダである迎田 翔太を殺害に関与したのか?
捜査課、取調室係の下山係長が取調べ…
主犯である「ヤ・ミカエル」はどの様にして…
「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派リーダである迎田 翔太を殺害する計画を企だて…
殺害を指示したのであるのか?
山神課長が取調を行なっていた。
そして取調べの結果、腹中は迎田翔太が殺害されてから「スピリチュアル剤服用大臣」となり…
その後「総理側近大臣」となった事から関与が無く「白」であった。
しかし、このような事があり逃亡の恐れから警視庁の留置所に送られ…
総理が帰国するまで…
拘束される事になった。
次に「ヤ・ミカエル」は…
心の闇からの解放されたかったのか?
素直に自供していた。
「ヤ・ミカエル」はスピリチュアル界では…
スピリチュアル事業を目指す誰もが尊敬し、崇拝していた…
「ヤ・ミカエル」の教えはこの世が全てでは無い…
「あの世」それは、次元を超えてた世界…
決してこの世が現実なのか?
あらゆる事を人間の心…
スピリチュアルについて考え信仰を深め…
「ヤ・ミカエル」は「あの世のススメ」を崇拝する信者たち…
政財界、芸能界からも信頼を得ていた。
そして、この国のトップである総理の開運について…
アドバイスを行い…
そのアドバイスがことごとく上手くいき…
総理への信頼とスピリチュアル事業において成功していた。
しかし、ある事から「ヤ・ミカエル」の人生は大きく変わったのであった。
それは、彼が信頼していた弟子の裏切りであった。
弟子は彼「ヤ・ミカエル」の成功に嫉妬し…
彼が愛する…
妻、娘を殺害したのだ。
彼が1番大切な宝である「家族」を奪ったのであった。
そこで彼「ヤ・ミカエル」は本来の心…
スピリチュアルの考えが無くなり…
彼は大切な宝を奪った弟子への復讐心が心を埋め尽くしていた。
そこで彼「ヤ・ミカエル」は合法的に弟子を死刑にする為…
信頼がある総理に近づき、政財界に入り込んだのであった。
そして、弟子を死刑に…
彼の目的は達成したのであったが…
心の闇は拭うことができなかった。
それは、高齢者によるモラルがない身勝手な行為からの交通事故…
新しい世代若者による通り魔殺人…
動物以下である獣物…
我が子を虐待死させる…
鬼畜夫婦…
こんな世の中が現実なのか?と彼「ヤ・ミカエル」は常に思うようになり…
この国を根本から変える事を決意したのであった。
その提案は…
初めは、新しい世代若者の心の癒から…
「スピリチュアル剤」の服用を提案したのだったが…
おかしかな交通事故、通り魔、虐待死が増え続け…
新たなに…
全国民に服用させる「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化法令を提案し…
総理も理解…
承諾したのであった。
そして直和県で「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務が施行され…
本土で服用義務がスタートする予定であったが…
「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化反対派が国家議事堂前で、幾度も抗議を繰り返していた。
そんな事から…
「ヤ・ミカエル」はこの様な話を山神課長に伝え…
本題である…
息子翔太、殺害計画…
指示について話し始めた。
【殺害指示】
「私はこの国に犯罪が無くなり…」
「モラルがない人、おかしな考えの人…」
「犯罪は許してはいけませんが…」
「多少、モラルがなく、おかしな考えの人が居ても…」
「人には、個性がある事を私は理解していますが…」
「この国の人々は度が過ぎる…」
「それは…」
「高齢ドライバーの暴走…」
「我が子を虐待死させる鬼畜…」
「自我を持てない若者による身勝手な殺人…」
「この世は金であり、命の尊さを考え無い自己中心的なサイコパス…」
「などなど…」
「目に余る酷いことが多過ぎてね…」
「政府は何も対応しないんです…」
「ヤ・ミカエル」は淡々と山神に話しをしていた。
「そこで私はこの国を変えたいと思ったのです…」
「無惨にも私は…」
「私が一番可愛がっていた弟子が…」
「金の事しか考え無いサイコパスだったので…」
「その結果…」
「私は家族を奪われました…」
「山神さん…」
「わかりますか?」
「私は地位も名誉もあり輝かしい人生を送っていたのです…」
「それが突然…」
「家族を失い、深い闇に落とされたのです…」
「私はスピリチュアルでの教え…」
「この世が全てでは無い…」
「あの世…」
「違う次元での教えを推奨していました…」
「失意のどん底にいた私は、あの世を体験しようと一時考えましたが…」
「即ち….」
「死ぬ事なのです」
「その時、総理と知り合い…」
「意気投合しました…」
「そして、総理に提案したのです…」
「ドラスティックに…」
「根本から変えて行きましょうと…」
「総理も現状…」
「国民にも、野党にも…」
「与党内に置いても…」
「不満だらけだったのです」
「国民が高齢となる中…」
「年金制度がある事から…」
「多額の税金を年金に費やし…」
「高齢者に与えて…」
「野党、与党、議員も歳を取ることから高齢者へ支給される多額な年金費用は…」
「見て見ぬ振りをしている」
「そして、高齢者の寿命が伸び…」
「なんと平均寿命が100歳」
「高齢者に与える税金は…」
「新しい世代若者の負担となり…」
「若者は働く気力が無くなり…」
「心の病を持つ若者が多く…」
「それと、高齢者ドライバーによる身勝手な事故など…」
「そこで、発案したのが私で…」
「全ての国民の心の浄化…」
「活性を図るために…」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」を服用義務化する法案だったのです」
「そして、直和県の島で服用義務を施行して…」
「問題を解決し…」
「本土で全国民に服用義務を展開する矢先に…」
「目の上のたんこぶ的な…」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派が幾度となく…」
「国会議事堂前に抗議するようになりました…」
「そこで私が総理に囁きました…」
「歴史に残る総理になりましょうと…」
「反対派の中で一番求心力がある人間をと…」
「総理は…」
「…「ヤ・ミカエル」大臣…」
「わかりました…」
「お願いしますと…」
「そして、射殺を実行する事となりました」
「もう後戻りは出来なかったのです…」
「直和県での施行段階で「スピリチュアル剤」「SPi」を国民に服用させると…」
「大半の国民が無能になっていたのです…」
「私は国民が無能になった事で…」
「僅か数ヶ月でしたが…」
「凄い優越感を感じていました…」
「国家の主人である総理は、この薬で国民が無能となる事の…」
「理解があったか?」
「無かったかは…」
「私は認識していません…」
「そして、射殺は…」
息子翔太を殺害したのは…
やはり…
総理であり…
「ヤ・ミカエル」であった…
殺害の計画そして指示…
実行は…
「ヤ・ミカエル」による…
【暗殺者は?】
「何があっても人を殺す事は…」
「私が学んだこと….」
「私の教え…」
「信者、皆んなに伝えたこと…」
「スピリチュアル全てにおいて…」
「考えもしない事なのです」
「しかし、裏切られた….」
「深い悲しみから….」
「私に染み付いた怨念が…」
「囁くのです」
「このままでいいのか…?と…」
「俺は決意したのです…」
「ヤ・ミカエル」は翔太を殺害した真実を語り始めた。
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派リーダーである迎田 翔太を殺害すると…」
「当時は、私、「ヤンピーさん」、「腹中さん」はスピリチュアル界で絶大に支持されていたした…」
「今は閣僚大臣となっているように…」
「そんなおり、これだけ高齢者の恩恵…」
「高齢者の交通事故やおかしな事件…」
「鬼畜…」
「両親による子供の虐待そして…」
「殺害…」
「新しい世代若者による自虐的…」
「通り魔的殺人事件….」
「この国の国民が助けを求めていたのです」
「…「ヤ・ミカエル大臣」それはあなたの思い上がりでは…」
「山神さん…」
「今となってはその通りですが…」
「その時は…」
「私は影のヒーローだったのです…」
「そこで私に染み付いた怨念が…」
「邪魔者を排除せよとね…」
「そこで私は考えたのです…」
「私が支持する事実行させるには…」
「そして…」
「私が手を汚さずに…」
「…「SPi」服用義務反対派リーダーを殺害する方法を…」
「そして、反対派の見せしめにもなる効果を…」
「それは、抗議舞台である国会議事堂前….」
「金で依頼すると、一生脅かされて….」
「金を要求されるのでは無いかと…」
「私はひとり悩みました…」
「しかし、「SPi」服用義務反対派リーダーを殺害する意思は揺るぐ事なく….」
「私の決意は固かったのです」
「そこで、ある事象を思いつきました….」
「それは…」
「ヤ・ミカエル」が語り始めた事象は…


【錯乱】
「え、何故…矢田が?」
そして冴島の息子が…
群衆の先頭を率いていた。
「京介さん….」
「総理が不在なので展開を急ぎました…」
俺に声を掛けて来たのは…
テレビの中からの…
岡田だった…
俺は、群衆先頭が矢田であったことでなんとなく察していたが…
岡田は何故、事前に…
俺たちに知らせてくれないのか?
「岡田…」
「アクションを取る前にアクター…」
「俺たちに脚本が…」
「渡されないのかよ!」
俺はテレビの中の岡田に意見したが…
岡田はあっけらかんと….
「あ、すいません…でも」
「この作戦…」
「時間勝負だったんです…」
「あと、京介さん、山田、「ヤンピーちゃん」に知らせたらきっと…」
「緊張して、堅くなり…」
「いい演技が出来ないかなぁと…」
「岡田、お前なぁ…」
俺は考え考え抜いて…
山田、ヤンピーと共に…
腹中を言い含め…
「ヤ・ミカエル」を押さえ込み…
平静を保っているのに…
しかし、それも岡田のシナリオが先行され、悩ましい問題が訳も分からず登場し…
俺たちは火消し役となる…
今回もそうだ!
「山田、「ヤンピー」なんか岡田に文句は無いの?」
俺は、半分キレかかり…
山田と「ヤンピー」に同意を求めるた…
すると山田は…
「岡田さん、なんか凄いよ!」
「アドリブが凄すぎて…」
「予想が付かず…」
「ドキドキ、ワクワクがたまらないよ….」
「そして、謎が解けた時…」
「なんかやったーて感じですよ…」
そして「ヤンピー」は…
「なんか若い頃…」
「スピリチュアルを真剣に考え出して…」
「はしゃいでた頃…」
「思い出した」
「ヤンピー」は若くして…
多くの国民を「ヤンピー」の思考に賛同させ…
崇拝させるようになった。
それは、「ヤンピー」は辛いことを楽しさに変えること…
それを実践して国民に希望を与えていたからだ!
「なんだ、年寄りだけだなぁ…」
「ドキドキ、ワクワクを避けるのは…」
俺はこんな言葉を発したが…
山田、「ヤンピー」が発した言葉…
感性が…
俺にまた新たな刺激を与え…
「岡田…」
「やってくれるなぁ…この」
すると大吾が…
「京介さん…すいません」
「俺が岡田さんに…」
「俺、学問では心理学も少しかじり…」
「演劇もやってたんです…」
「それで、脚本無しで行きましょうって…」
「決めたのです…」
「そしたら…」
「なんちゃんも…」
「山田くんのアドリブを確かめたいなんて言うから…」
「うん!」
「だって、ダーリン…」
「ずーっと「ヤンピーちゃん」と一緒でしょ!」
「んー、ずるいって…」
こんな話しが続き…
緊張感が薄れていたが…
岡田の指示により…
静寂していた、群衆が動き出した。
【賛同】
群衆の先頭には矢田と冴島の息子がいて…
矢田の手には…
額縁に黒いリボンが付けられた…
遺影写真…
俺はその写真をクローズアップしてみた…
「あ!」
俺は小さな声で言葉を発した瞬間…
止めどない涙が溢れていた。
その遺影は息子の翔太の写真であった。
「矢田…」
「ありがとう…」
俺は誰かに伝える訳でもなく…
ボソリと呟いた。
すると、テレビ画面の岡田が…
「京介さん、山田、「ヤンピーちゃん」…」
「これから劇画的ストーリーシナリオの最終章に入ります…」
「このストーリーはアドリブでは無く…」
「私と大吾さんそして、なんちゃんのアドバイスをもらって作成、計画したものです…」
「国民は既に「スピリチュアル剤」「SPi」を事実上服用しなくなり….」
「約3ヵ月が過ぎ…多少個人差はあらますが…」
「国民は「SPi」服用前の…
「以前の人格に取り戻しました…」
「そして、矢田君が率いる「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派をSNSで…」
「呼び寄せたのです」
「僕のアドバイスで….」
「矢田さんは、死んだ事にし…」
「戸籍を抹消したことで「SPi」服用義務は免れましたが…」
「反対派の人達は「SPi」を服用していたから…」
山田が岡田に質問していた。
「山田、「スピリチュアル剤」「SPi」服用を止めると短期間で服用前に戻る事がわかったんだよ…」
「これは、大吾さんが分析した結果で…」
「それが、どうしてかは….」
「はっきりしませんが…」
「新しい世代若者において…」
「遅くて…」
「2ヵ月で服用前の状態に戻るのです…」
「岡田、それをどうして早く話してくれなかった!」
俺は岡田と山田の会話の途中に割り込んだ…
「京介さん、すみません…」
「大吾さんが「SPi」を完全に服用を止める為に…」
「高齢者への恩恵…」
「そして…」
「新しい世代若者の負担…」
「元来はその負担を軽減する為、「SPi」が作られたが…」
「しかし…」
「皮肉な事に「SPi」を服用する事から総理、「ヤ・ミカエル」の下部となり…」
「国民は無能となっていた…」
「そこで、大吾さんが違った方向から…」
「新しい世代若者の負担軽減を考えていた時…」
「直和県でも服用を止めて犯罪が増えていきましたが…」
「工業、農業、漁業と若者たちの活気も出てきました…」
岡田が、ここまで話すと大吾が…
「それで、直和県知事である…」
「なんちゃんの提案で…」
「新しい世代若者である30歳までを直和県県庁に招き…」
「懇親会と血液検査を実施したのです….」
「懇親会のアイデアはなんちゃん….」
「血液検査は俺が思いついたのですが….」
「この時はなにかに….」
「役立つぐらいにしか、考えていなかったのです…」
「すると懇親会では色々な意見が出されました」
「…「SPi」服用していた若者は、「はい」「いいえ」としか…」
「答えることが出来ませんでしたが…」
「服用を止め、2ヵ月でこんなにも…」
「その裏付け的に血液を採血し比較した結果…」
「ほぼ、新しい世代若者が「SPi」服用前….」
「以前の人格となっていました」
「京介さん、お話ししなかったの申し訳ないと思いますが…」
「この状況….」
「群衆を国会議事堂の前に集めた根拠の説明が明確になる為なんですよ…」
俺はやっと劇画的ストーリーシナリオが繋がり明確になっていた。
すると山田が…
「なんちゃん、凄いね…」
「大吾さんと一緒に貢献したね!」
「あと、凄いのは…」
「僕に相談しないでここまで…」
俺はここで少し恥ずかしくなった…
それは、山田も直和県での事を知らなかったが…
決して取り乱す事が無かった…
山田は仲間を信じ…
自分が知ったとか?
じゃなく…
いかにこの作戦を成功させ、今の政府を崩壊させることを…
常に考えていたのだと!
これで、新しい世代若者は元の人格に戻り…
以前、息子翔太をリーダーとした「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派を集ったのであった。
そして岡田が…
「京介さん、山田、「ヤンピーちゃん」…」
「前置きが長くなりましたが…」
「総理をこの国に戻さない…」
「彼、総理は犯罪者です…」
「暗殺を支持した….」
「主犯なのです!」
「それを国民が理解し始めています」
「そして、新しい世代若者はこの国を変えようと…」
「京介さんわかりますよね?」
「総理は….」
俺は岡田がここまで考え、復讐を…
俺は大きく頷き…
「岡田、ありがとう!」
と賛同していた。
【重罪】
静寂を保っていた群衆が…
一斉に罵声のような…
スプレッシコールと共に地鳴りが俺の部屋の窓を揺らしている。
「岡田、これも矢田くんへ…」
「支持して…」
「京介さん、ある程度…」
「私がシナリオを作りましたが…」
「この集会は矢田さんが事前に仲間を集め…」
「息子さん….」
「翔太くんの弔い合戦だから…」
「と…」
俺はやはりと…
矢田は薄暗い路地裏のブティックに身を潜め…
冴島の息子を育てながら…
この日を待っていたのだと…
政府…
いや、この国の主人…
総理に翔太は射殺されたのだ…
「スピリチュアル剤」「SP i」が服用義務化されても…
自分の意志をつら抜き…
「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化反対派代表として国に反旗を振り続けていたが…
「ヤ・ミカエル」、総理の陰謀…
それは…
新しい法令「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化を反対する者は…
抹殺され…
その銃弾に倒れたのが…
息子翔太であった。
しかし彼は、他の犠牲者を出さずひとり死んでいったのであった。
俺はこんな事を思っていると…
「京介さん、総理の犯罪は…」
「重罪です!」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化前….」
「この閣僚の中にもおかしいと思っていた人物がいたのです…」
「しかし、「スピリチュアル剤」「SPi」は服用義務され…」
「法律となった…」
「おかしいと思っていた人物は…」
「防衛省の柳田幕僚長…」
「閣僚では無いが…」
「警視庁…警案部隊…」
「成島総長なんです…」
「極秘で大吾さんがコンタクトを取っています…」
「総理は「スピリチュアル剤」「SPi」服用すれば国民が無能になると…」
「知っていたのか?」
「そこが問題で….」
「裁判にかける必要があります」
「その事を警視庁…警案部で調べいます」
俺は、ここまで劇画的ストーリーシナリオが考えられていたのかと…
すると、スプレッシュコールの音が大きくなっていた。
『総理は犯罪者だ!』
『この国をおかしな世界から取り戻すんだ!』
『辞めろ!辞めろ!』
俺は窓の外を観ると…
手を挙げて群衆が叫んでいた。
そるとそこに…
「ヤ・ミカエル」と腹中がまたもや俺の部屋に…
【捜査課 山神】
「迎田大臣…」
「この騒ぎ…」
「なんとかならないのかね!」
「総理に連絡しましたが…」
「アメリカ大統領との会談があるため、急遽帰国は…」
別に俺に報告する内容じゃないのに?
しかし、いい情報を得た…
総理の帰国が遅れる事から、これからの包囲網が考えやすくなる…
「腹中大臣….」
「観ての通りですが…」
すると、腹中、「ヤ・ミカエル」の後方から…
部屋の扉を開け…
警視庁の捜査官が入ってきた。
「警視庁第1捜査課の山神です」
「警視庁 警案部隊 成島総長からの指令で捜査に来ました」
警視庁第1捜査課 山神は捜査課の課長で、政財界の犯罪捜査に関して…
精鋭として有名であった。
そして山神と部下数十名が部屋に現れ…
山神が…
「約1年前に起きた…」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派リーダーである」
「迎田 翔太さんが射殺された事件で…」
「その射殺を支持した….」
「主犯に総理大臣そして…」
「…「ヤ・ミカエル」大臣あなたが捜査上に上がっています…」
すると腹中が…
「なんだね、君たちは…」
「失礼では無いか….」
「捜査令状は…?」
その腹中の言葉に慌てる事なく、山神は…
「この様に、迎田 翔太さん殺害指示罪として….」
「捜査いたします….」
「山神課長…」
「捜査の根拠は…」
「あなたは、総理の側近である大臣…」
「腹中大臣ですね?」
「あなたも共犯として、事情聴取いたします….」
「そして、「ヤ・ミカエル」大臣あなたは、主犯として取り調べますが….」
「まず、証拠物件を差押えてくれ….」
山神が部下に証拠物件を差押える指示を出し…
「ヤ・ミカエル」、腹中の大臣室に向かった。
続いて、山神が…
「主犯である「ヤ・ミカエル」大臣…」
「共犯である腹中大臣を連行してくれ…」
すると、腹中が…
「なんで俺が…」
「ヤ・ミカエル」は哀しい目をして天を仰いでいた…
そして俺に向かって…
「京介、お前….」
「謀ったな!」
俺は薄ら笑顔を浮かべ…
「ヤ・ミカエル」の顔を観て…
人差し指を「ヤ・ミカエル」に突き立て…
「グッドラック…」
「バイ…バイ….」
と呟いた…
そして、俺は部屋の窓に向かった…
窓の外には群衆先頭にいる…
矢田と冴島の息子に向かって…
親指を立てた右手を大きく突き上げた…
「やったぞー矢田…!」
すると群衆が大きな歓喜を上げ…
「ヤンピー」「ヤンピー」とコールが続いていた。
それを観て「ヤンピー」が窓際から手を振っていた。
そして俺達に山神が…
「情報提供と今迄の経緯は…」
「成島総長から聞いています」
「情報提供は初め….」
「噂的に話しがあり…」
「2ヶ月前ぐらいから….」
「国民が今迄と変わり、物事を考える…」
「そんな時、成島総長の知り合いである….」
「直和県に住む…大吾氏から」
「真実を…」
俺はしかし、これで完結したと…
感じられない…
それは、総理は…
【取り調べ】
それはあっという間の出来事であった。
総理はアメリカでこの事態を知り…
逃亡を図ろうとしたが…
大吾がアメリカの警察と精通があった事で…
総理を水際で取り押さえる事が出来た…
しかし…
総理は、国内で起こした犯罪であることから、弁護士を立て…
黙秘を保っていた。
今、総理はアメリカを飛び立ち…
8時間後、この国に到着する予定となっていた。
物的証拠として、腹中、「ヤ・ミカエル」の大臣室の書物などを段ボールに入れ押収していた。
そして、腹中、「ヤ・ミカエル」は警視庁第1捜査課 の取調室に連行され…
腹中は、「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派リーダである迎田 翔太を殺害に関与したのか?
捜査課、取調室係の下山係長が取調べ…
主犯である「ヤ・ミカエル」はどの様にして…
「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派リーダである迎田 翔太を殺害する計画を企だて…
殺害を指示したのであるのか?
山神課長が取調を行なっていた。
そして取調べの結果、腹中は迎田翔太が殺害されてから「スピリチュアル剤服用大臣」となり…
その後「総理側近大臣」となった事から関与が無く「白」であった。
しかし、このような事があり逃亡の恐れから警視庁の留置所に送られ…
総理が帰国するまで…
拘束される事になった。
次に「ヤ・ミカエル」は…
心の闇からの解放されたかったのか?
素直に自供していた。
「ヤ・ミカエル」はスピリチュアル界では…
スピリチュアル事業を目指す誰もが尊敬し、崇拝していた…
「ヤ・ミカエル」の教えはこの世が全てでは無い…
「あの世」それは、次元を超えてた世界…
決してこの世が現実なのか?
あらゆる事を人間の心…
スピリチュアルについて考え信仰を深め…
「ヤ・ミカエル」は「あの世のススメ」を崇拝する信者たち…
政財界、芸能界からも信頼を得ていた。
そして、この国のトップである総理の開運について…
アドバイスを行い…
そのアドバイスがことごとく上手くいき…
総理への信頼とスピリチュアル事業において成功していた。
しかし、ある事から「ヤ・ミカエル」の人生は大きく変わったのであった。
それは、彼が信頼していた弟子の裏切りであった。
弟子は彼「ヤ・ミカエル」の成功に嫉妬し…
彼が愛する…
妻、娘を殺害したのだ。
彼が1番大切な宝である「家族」を奪ったのであった。
そこで彼「ヤ・ミカエル」は本来の心…
スピリチュアルの考えが無くなり…
彼は大切な宝を奪った弟子への復讐心が心を埋め尽くしていた。
そこで彼「ヤ・ミカエル」は合法的に弟子を死刑にする為…
信頼がある総理に近づき、政財界に入り込んだのであった。
そして、弟子を死刑に…
彼の目的は達成したのであったが…
心の闇は拭うことができなかった。
それは、高齢者によるモラルがない身勝手な行為からの交通事故…
新しい世代若者による通り魔殺人…
動物以下である獣物…
我が子を虐待死させる…
鬼畜夫婦…
こんな世の中が現実なのか?と彼「ヤ・ミカエル」は常に思うようになり…
この国を根本から変える事を決意したのであった。
その提案は…
初めは、新しい世代若者の心の癒から…
「スピリチュアル剤」の服用を提案したのだったが…
おかしかな交通事故、通り魔、虐待死が増え続け…
新たなに…
全国民に服用させる「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化法令を提案し…
総理も理解…
承諾したのであった。
そして直和県で「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務が施行され…
本土で服用義務がスタートする予定であったが…
「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化反対派が国家議事堂前で、幾度も抗議を繰り返していた。
そんな事から…
「ヤ・ミカエル」はこの様な話を山神課長に伝え…
本題である…
息子翔太、殺害計画…
指示について話し始めた。
【殺害指示】
「私はこの国に犯罪が無くなり…」
「モラルがない人、おかしな考えの人…」
「犯罪は許してはいけませんが…」
「多少、モラルがなく、おかしな考えの人が居ても…」
「人には、個性がある事を私は理解していますが…」
「この国の人々は度が過ぎる…」
「それは…」
「高齢ドライバーの暴走…」
「我が子を虐待死させる鬼畜…」
「自我を持てない若者による身勝手な殺人…」
「この世は金であり、命の尊さを考え無い自己中心的なサイコパス…」
「などなど…」
「目に余る酷いことが多過ぎてね…」
「政府は何も対応しないんです…」
「ヤ・ミカエル」は淡々と山神に話しをしていた。
「そこで私はこの国を変えたいと思ったのです…」
「無惨にも私は…」
「私が一番可愛がっていた弟子が…」
「金の事しか考え無いサイコパスだったので…」
「その結果…」
「私は家族を奪われました…」
「山神さん…」
「わかりますか?」
「私は地位も名誉もあり輝かしい人生を送っていたのです…」
「それが突然…」
「家族を失い、深い闇に落とされたのです…」
「私はスピリチュアルでの教え…」
「この世が全てでは無い…」
「あの世…」
「違う次元での教えを推奨していました…」
「失意のどん底にいた私は、あの世を体験しようと一時考えましたが…」
「即ち….」
「死ぬ事なのです」
「その時、総理と知り合い…」
「意気投合しました…」
「そして、総理に提案したのです…」
「ドラスティックに…」
「根本から変えて行きましょうと…」
「総理も現状…」
「国民にも、野党にも…」
「与党内に置いても…」
「不満だらけだったのです」
「国民が高齢となる中…」
「年金制度がある事から…」
「多額の税金を年金に費やし…」
「高齢者に与えて…」
「野党、与党、議員も歳を取ることから高齢者へ支給される多額な年金費用は…」
「見て見ぬ振りをしている」
「そして、高齢者の寿命が伸び…」
「なんと平均寿命が100歳」
「高齢者に与える税金は…」
「新しい世代若者の負担となり…」
「若者は働く気力が無くなり…」
「心の病を持つ若者が多く…」
「それと、高齢者ドライバーによる身勝手な事故など…」
「そこで、発案したのが私で…」
「全ての国民の心の浄化…」
「活性を図るために…」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」を服用義務化する法案だったのです」
「そして、直和県の島で服用義務を施行して…」
「問題を解決し…」
「本土で全国民に服用義務を展開する矢先に…」
「目の上のたんこぶ的な…」
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派が幾度となく…」
「国会議事堂前に抗議するようになりました…」
「そこで私が総理に囁きました…」
「歴史に残る総理になりましょうと…」
「反対派の中で一番求心力がある人間をと…」
「総理は…」
「…「ヤ・ミカエル」大臣…」
「わかりました…」
「お願いしますと…」
「そして、射殺を実行する事となりました」
「もう後戻りは出来なかったのです…」
「直和県での施行段階で「スピリチュアル剤」「SPi」を国民に服用させると…」
「大半の国民が無能になっていたのです…」
「私は国民が無能になった事で…」
「僅か数ヶ月でしたが…」
「凄い優越感を感じていました…」
「国家の主人である総理は、この薬で国民が無能となる事の…」
「理解があったか?」
「無かったかは…」
「私は認識していません…」
「そして、射殺は…」
息子翔太を殺害したのは…
やはり…
総理であり…
「ヤ・ミカエル」であった…
殺害の計画そして指示…
実行は…
「ヤ・ミカエル」による…
【暗殺者は?】
「何があっても人を殺す事は…」
「私が学んだこと….」
「私の教え…」
「信者、皆んなに伝えたこと…」
「スピリチュアル全てにおいて…」
「考えもしない事なのです」
「しかし、裏切られた….」
「深い悲しみから….」
「私に染み付いた怨念が…」
「囁くのです」
「このままでいいのか…?と…」
「俺は決意したのです…」
「ヤ・ミカエル」は翔太を殺害した真実を語り始めた。
「…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務反対派リーダーである迎田 翔太を殺害すると…」
「当時は、私、「ヤンピーさん」、「腹中さん」はスピリチュアル界で絶大に支持されていたした…」
「今は閣僚大臣となっているように…」
「そんなおり、これだけ高齢者の恩恵…」
「高齢者の交通事故やおかしな事件…」
「鬼畜…」
「両親による子供の虐待そして…」
「殺害…」
「新しい世代若者による自虐的…」
「通り魔的殺人事件….」
「この国の国民が助けを求めていたのです」
「…「ヤ・ミカエル大臣」それはあなたの思い上がりでは…」
「山神さん…」
「今となってはその通りですが…」
「その時は…」
「私は影のヒーローだったのです…」
「そこで私に染み付いた怨念が…」
「邪魔者を排除せよとね…」
「そこで私は考えたのです…」
「私が支持する事実行させるには…」
「そして…」
「私が手を汚さずに…」
「…「SPi」服用義務反対派リーダーを殺害する方法を…」
「そして、反対派の見せしめにもなる効果を…」
「それは、抗議舞台である国会議事堂前….」
「金で依頼すると、一生脅かされて….」
「金を要求されるのでは無いかと…」
「私はひとり悩みました…」
「しかし、「SPi」服用義務反対派リーダーを殺害する意思は揺るぐ事なく….」
「私の決意は固かったのです」
「そこで、ある事象を思いつきました….」
「それは…」
「ヤ・ミカエル」が語り始めた事象は…
