スピリチュアル…虫…SPi



第164章 密会…ダウンダウンダウンダウンダウンドンッドンッドンッドンッドンッ



「スピリチュアル剤」「SPi」を事実上、服用しなくなり5ヵ月が過ぎようとしていた。



すると思った通り…



高齢者によるおかしな事件、事故…



新しい世代若者による殺人事件や強盗など犯罪が増加していた…



犯罪はこの国の警案体制が強化されている事から目に余るほどでは無かったが…



高齢者によるおかしな事件、事故は止まることを知らず…



起き続いていた。



おかしな事件は、頭の衰えをわきまえず、アクセルとブレーキを踏み間違えパニックに陥り…



狂ったように暴走するボケ老人…



あとは…



自動車に乗ると気が大きくなるのか…



あおりを繰り返し危険運転をする高齢者…



この行為は、高齢者だけでは無く…



中年、青年にも見られ…



俺にはこれらの人間の頭中が理解でいない…



「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化される前…



この様な現象はあったのだが…



新たなおかしな事件が勃発していた。



そして前回の会合から1ヵ月が過ぎ…




山田、「ヤンピー」俺は国会から…




岡田、大吾、なんちゃんは直和県からのテレビ会議で会合を行う事となっていた。




「こんにちは…」



「京介さん…」



山田が会合10分前に俺の「厚生省開発大臣室」の部屋に入って来たのであった。



「おう、山田、お疲れ様…」



俺は軽く山田の 労をねぎらった。



「山田、閣僚の統制力は…」



「やはり、総理の独裁政権であり…」



「総理が指揮している事…」



「統制は図れているが…」



「各閣僚はすべてがイエスマンだと考えた方が正しく…」



「揺さぶり案は、「ヤンピー」にお願いしている…」



「腹中の秘書、野田の事だけで揺さぶりを掛けられるのでは…」



「京介さん…」




「僕が確認したところ…」



「総理に意見する人が居ないのです…」



「京介さんと同じ報告となりますが…」



俺と山田が話していると…



会合の時間となり「ヤンピー」が「厚生省開発大臣室」の扉を開けた入って来た。



「こんちわ…」



「あ、「ヤンピーちゃん」お疲れ様です」



直和県からテレビの中に岡田、大吾そしてなんちゃんがスタンバイしていた。



「さあ、全員揃いましたね…」



「…「ヤンピーちゃん」どうでした…」



「腹中さんの秘書は…」



山田は、前の会合から1カ月が過ぎ…



全体的な流れを説明すると思っていたのだが…



いきなり「ヤンピー」に確信的な事を聞き出したのであった。



なので俺が…



「山田…いきなり「ヤンピー」の重要案件からの報告か?」



すると山田が…



「あ、そうでした…」



「僕と京介さんの宿題である…」



「閣僚の統制力と揺さぶり案について…」



「京介さんと常に確認しあってたのでついつい….」



すると「ヤンピー」が…



「ヤンピー」も山田君と京介さん達の内容分かっているから…」



「岡田さん、大吾さん、なんちゃんが良ければ…」



「…「ヤンピー」の宿題であった腹中大臣の秘書について話しますが…」



「いいかなぁ?」



「ヤンピー」の口調がおかしく…



俺と山田はクスクス笑っていた…



するとテレビ画面から岡田が…



「構いませんよ…」



「…「ヤンピーちゃん」からお願いします…」



「始めましょう…」



そして腹中の秘書である野田の情報に関して「ヤンピー」が話し出した。



「結論から報告すると…」



「腹中さんの秘書、野田さんは…」



「野田さんは…」



かなり「ヤンピー」は短い説明を引っ張り…



「黒です…!」



「え、なに…黒…?」



「ヤンピー」以外の俺達は何となく言ってる事は分かっていたが…



こんな例えで「ヤンピー」が回答した事から…



絶句した後…



「ヤンピー」以外である俺、山田、岡田、大吾、なんちゃん全てが腹を抱えて笑った。



何故そんなに可笑しいかと言うと…



「ヤンピー」は半分ふざけているこの回答「結論から黒です…を」至って真面目に答えていたからなのだ…



「え、何か可笑しいの?」



「ヤンピー」は笑われている事を理解していなかった。



すると山田が…



「…「ヤンピーちゃん」ありがとう」



「やはり「ヤンピーちゃん」は一言で流れを変え…」



「全ての人をなごませる事が出来るんだね!」



俺もそれを感じていた。



しかし、等の本人は理解が無くキョトンとしていた。



そして「ヤンピー」が腹中の秘書である野田のスキャンダルを話し出すその時…



部屋の扉を叩く音が響き…



テレビをオフにした。



俺は扉の前に行き…



「どなたですか…」



と尋ねると…



「腹中 浄です…」



「お話ししたい事があり…」



そして俺が…



山田、「ヤンピー」にアイコンタクトで扉の向こうに腹中がいる事を理解された…



「腹中さん….」



「今出なくてはいけませんか?」



と俺が答えると…



「今、お願いしたい…」



「これは「総理側近大臣」からの命令です…」



俺はこの言い方に「ムカッ」と来たが…



部屋に居る山田、「ヤンピー」の存在を誤魔化す手段を考えていたが…



「腹中大臣…」



「今、今後の「スピリチュアル剤」「SPi」に付き…」



「開発段階での報告を山田大臣と「ヤンピー大臣」にお話ししていました」



俺は口から出まかせを話していたが…



「山田大臣と「ヤンピー大臣」の了解が得られれば…」



「腹中大臣にお話しをと…」



「とにかく迎田大臣ここを開けて下さい!」



「わかりました…」



俺は再度、山田、「ヤンピー」にアイコンタクトを送り扉を開け…



腹中を部屋に招いた…



すると腹中から思わぬ言葉が俺達を叱咤したのであった。