スピリチュアル…虫…SPi



第162章 閣僚分裂作戦…ダウンダウンダウンドンッドンッドンッ



「山田、プレゼンの内容…」


「打合せ通りに上手くいったなぁ…」


「京介さん流石です…」



「やはり、今度の「スピリチュアル剤」「SPi」の服用義務に関して…」



「詳細を求めてきましたね…」



「あと、「ヤンピーちゃん」の大臣就任の挨拶も素敵でしたよ!」



「イヤ、イヤ、山田君の…」



「ごめん、山田大臣だった…」




「山田大臣の挨拶はこれから…」



「この国を立て直し原動力になる挨拶だったわ!」




しかし、この国を元に戻すために…


現総理の体制をぶち壊す…


岡田が考えた劇画的ストーリーを完結させるため閣僚内には入りこみ…


「情報収集と閣僚内の分裂」が「第3段階計画」システムの完結であり…



そして、新たに「ヤンピー」を徴収したのであった。



岡田の劇画的ストーリーシナリオから…



山田、なんちゃんが崇拝する「ヤンピー」への思い…



それは…



「ヤンピー」にとっては「ヤ・ミカエル」に裏切られ、自殺を図り…



精神がズタズタになり…戦意喪失


いや、生きる気力をなくしていた。



この時点で…


「ヤンピー」の根底を知っている山田、なんちゃんは岡田が考えた劇画的ストーリーのキャストとして追加されていたのであった。



しかし、俺は「ヤンピー」に対し不審がたった。



それは、「直和県知事」そして「スピリチュアル剤服用大臣」を得ていた「ヤンピー」は…



「新しい世代若者の心を癒す活性剤」として「おかしな高齢者、中年者などの制御剤」として「スピリチュアル剤」「SPi」を国が服用義務化する事に…



「ヤンピー」は賛同していたからだ…




「SPi」の成分がどうなっているのか解からなかったのでは理解できるが…



それで、「スピリチュアル剤服用大臣」が務まる訳がないはず…?



俺はそんなことは思っていたが…




まあ、俺の考察はさて置き、今度、この国を変えていく…



岡田、山田、大臣の考えだから…



「ヤンピー」は車椅子に座り俺の前にいる…



「久しぶりです…」



「….「ヤンピーさん」…」



「同じ大臣でしたが、話す事がなく…」



俺が「ヤンピー」と話すのは、直和県で行なわれた「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化のイベント依頼であった。



「そうですね、迎田さん」



「あ、そうそう、これから俺を呼ぶとき京介とか京介さん…って」



「読んで欲しいですが…?」




「あ、だから山田君、京介さんと呼んでたのですね?」



「わかりました、迎田さん…年上だから…」




「京介さんにしますね」




「ヤンピー」は俺の顔を観て微笑んだ。



「ありがとうございます」



すると「ヤンピー」が…



「それじゃあ、私も「ヤンピーさん」は嫌です!」



「…「ヤンピー」って呼び捨てにして下さい」



そして俺は…



わかった「ヤンピー」…」



「ハッ、ハッ、ハッ….」



「ヤンピー」、山田が笑い…



そしてテレビ画面から岡田、大吾、なんちゃんの笑い声が聞こえて来た。



「さて、本題に入りますか…」



山田が口火を切ったことで…



今迄和やかな雰囲気が「キリっと」なり…



皆んなが一斉に、山田に顔をむけた。



「初めに行うことは内閣内の分裂です」



「まず、総理と各大臣の関わりを確認しましょう」



「基準は「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化に関わる大臣及び議員などで…」



「総理との関係で意志の疎通がどのくらい出来ているかです?」




初めに俺が口火を切った。



「この劇画的ストーリーを完成させるため…」



「一時…「スピリチュアル剤」「SPi」服用義務化一周年の際、心の迷いから…」



「俺は総理と険悪の状態だったが、国民が「スピリチュアル剤」「SPi」を服用するようになり、犯罪は無くなったが…」



「総理、「ヤ・ミカエル」のしもべとなり…」



「国民は無能となった…」



「総理は国民が無能になった責任は「スピリチュアル剤」「SPi」を考察した「ヤ・ミカエル」であると…」




「そこで、俺は「ヤ・ミカエル」を上手く利用して…」




「さっき総理に山田が説明したストーリーを進めることが出来…」



「総理への信頼を取り戻せたと自負しているんだが…」



「冗談はさておき…」




「今や「ヤ・ミカエル」は骨抜きであり…」



「総理の構想から、除外されている」



「すると、金の亡者であるナンバー2である「総理側近大臣」である…」



「腹中 浄であるが…」




「他の大臣から聞いたところ、自分の金にならないことは部下である官僚に押し付け…」



「都合がいいことを抜き取り総理に報告しているそうです」



「これは、昨日までの「スピリチュアル服用大臣」だった頃ですが…」



俺はこれから閣僚内を分裂させるため、腹中 浄の名前を出し…



皆んなの意見を聞こうと試みた。



すると意外な事が…