スピリチュアル…虫…SPi




第120章 息子…翔太!ダウンダウンダウンダウンドンッドンッドンッドンッ


銃弾に屈した…



テレビに映ったやつは、俺になにかを訴えるように崩れ落ち画面から消えたのであった。



その消えたやつは…



間違えなく…




息子!翔太であった!



翔太は「スピリチュアル剤」「SP i 」服用義務化…


反対派のリーダーとして指揮をとっていたようだ?



翔太と音信不通となったのはいつからだろうか?



俺の心に「勘違いの感性」が入り込み、人格が変わって言った頃からか…



元来、俺の心は、かみさんと結婚し翔太が生まれた時も同じだった…



翔太が俺の心…人格?を知ってから…



かみさんが死に…



俺の心を知り…
離れて行ったのであった。



翔太が俺にかけた最後の言葉は…



「僕は絶対父さんを許さない」であった事が最後の言葉だった。



とうとう、親子として和解されないまま翔太はこの世から消えたのであった?



翔太は、俺の血を分けていたが、自分の心に分別をつけ生きていたのだ…



翔太は幼少の頃から素直で良い子であった。



親に面倒をかけることもなく、賢い子であった。



しかし、今、思えば寂しい思いをさせていた事が…



こんな俺でも感じていた。



それは、幼稚園の運動会の事であった。



父親と行う競技で障害物競走があり…



俺は仕事の多忙?及び「勘違いした感性」から父親として、子供と接する事が出来ず…



全てかみさんに任せていた…



しかし、最後の幼稚園の競技、翔太は俺との交流を望んでいたのだが…


「お母さん、お父さんと一緒に運動会行けるだよね?」



なぜか、翔太は俺の目の前でかみさんに聞いていた。



するとかみさんは…



「お父さんに直接聞いてみれば…?」



話しは聞こえていたが、俺は翔太に歩み寄りはしなかった…



すると、翔太は俺の顔を見て…


諦め…


哀しそうな目をして顔を伏せたのであった。


俺は、家族の繋がりや気持ちがいつの日から…か



出来なくなっていた…



それも「勘違いの感性」により人格が変わったからなのか?



しかし俺は、かみさんが死に…



翔太が俺から去った時から…



「後悔の念」が俺の心を支配し始めて心の分別が出来なくなっていた。



翔太は俺と違い、分別ができ「スピリチュアル剤」「SP i 」服用義務に反対していたのだ…



大吾や岡田のように…



それは俺にとって救いであったが…


なぜ…


誰が…


翔太に銃弾を撃ち込んだのか?



報道では、モラルがない高齢者などから尊い命を奪われた…



「スピリチュアル剤」「SP i 」服用義務化…



賛成派の被害者が行なったと報じていたが…



誰かの指図で行なったのは明確であり…



すでにこの国は、独裁社会となり反抗する者は裁かれる仕組みになっていた。


この国は…

こんな世界になっていたが…


昔のように怒りは無く…


息子を殺された事で…



ただただ心が萎縮していた…



俺は「後悔の念」が心を制圧し、どうしょうもなく怯えていた。