スピリチュアル…虫…SPi


第114章 「SP i C型」感染者 特効薬の効目?
ダウンダウンダウンダウンダウンダウンダウンダウンダウンダウンドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ



岡田、大吾そして自衛官のイシワタ主幹は眠っている「SP i C型」感染者…化け物への特効薬の投与を終え、状況を見守っていた…

既に、イシワタ主幹の部下2名は屍となっていてた。

屍の顔に白い布を掛け…


供養として、大吾がタバコに火を付け、イシワタ主幹の部下、トクガワとミヤモト各自の指を組ませ…

右手の親指と左手の人差し指の間にタバコを差し込んだ…


大吾もタバコは辞めていたが…
極度の緊張を抑えるために…
薬として持参していた。


大吾、岡田は屍となったトクガワ、ミヤモトを供養として手を合わせてた。


みるみる内に、顔に掛けたトクガワ、ミヤモトの白い布は、血液が浸透し…
赤ではなく…
ドス黒く変色していた。


イシワタ主幹は感情があるのか?


起きた事態を理解しているのか…


大吾の好意に見向きもせず…


「SP i C型」感染者…化け物を見守っていた…


すると大吾が…


「おい!イシワタお前…」


「人間か?」


するとイシワタ主幹は…


「ん…」


「大吾さん…」


「感情的になったら…」


「命とりになりますよ…ククク」


イシワタ主幹は背筋が凍る様な表情で大吾に笑いかけた。


大吾がたまらずイシワタ主幹に殴りかかったが…


岡田が必死に止めたのだった。


「イシワタお前に俺の感情をぶっけるだけの…」


「価値がある人間じゃあ…」
「なかったな…」


するとイシワタ主幹は…ニャリと笑い


「私は、「ヤ・ミカエル」さんの指示を忠実に従っているだけなんだよ…」


イシワタ主幹はまるでサイボーグの様だった。


そして、「SP i C型」感染者へ特効薬を投与してからどのくらい時は過ぎたのか…?


「SP i C型」感染者が小刻みに…


震える様に動き出した。


動いた瞬間…


岡田と大吾は、「SP i C型」特効薬の効目が無い場合を考え部屋の隅により、イシワタ主幹が短銃を「SP i C型」感染者に向け構えた…


すると「SP i C型」感染者が目を覚ました…


一人は、異常が見られず「SP i B型」と同等な表情をしていた。


もう一人も同じで異常は見られなかった…


「研究施設」全ての「SP i C型」感染者において異常が見られなかったが…


しかし、こちらから話かけなければ、会話が無く…


考える能力が欠如していると感じていたが…


するとイシワタ主幹が…


「これは、「SP i C型」感染者…特効薬成功ですよ…」


イシワタ主幹はそんな事を話したが…


岡田、大吾は愕然として…


天を仰いだ…


その他「SP i C型」感染者の存在する場所を探索し、「SP i C型」特効薬を投与し対応した結果…


「研究施設」と同じ結果となっていた。


この事なら俺達は「ヤ・ミカエル」から解放される約束となっていたが…