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「シン、戻れるところとは・・・」シンに訪ねた。

「君がこの世界に入ってきたと思われる場所・・・・
そこから戻る事だよ・・・・
君の世界に・・・・
まだ七〜八時間は残っているから探し出す事が出来るだろう・・・?」

「シン、確率的にどのくらいあるのですか・・・・?」
俺は冷静にこれからの行動を考えられるようになっていた。

「・・・・三十%ぐらいか・・・?」
シンは、険しい表情で答えた。

「・・・・エ・・・三十%・・・ですか・・・」
俺は確率を聞いたが、はじめから腹は決まっていた。

レオ、リクと共にシンボルに向かう事を・・・・そして自分が消え、何も残らなくてもやり抜く事を心に決めていた。

俺はシンボルに向かうことをシンに伝えた。

「涼くん、これを持って行くといい」
シンが俺に渡したものは、マスターキーと万能工具であった。

マスターキーは、九十五%の鍵はこのキーで開ける事ができ、電子化された登録制キーは、柄の部分を差し込むと対応出来るようになっていた。

万能工具は「ナイフ、ノコギリ、ハリガネ、ドライバー」など五十mmぐらいのケースに収納されていた。

その万能工具は、使いたい工具のボタンを押すと、飛び出す仕組みになっていた!