楽器、ハーモニカとかリコーダーを除いて触れたのは小5のとき、中太鼓だった。簡単なリズムしか無かったので飽きた。次の年はトランペット。楽譜はある程度読めた。音の出し方などは我流で覚えた。

 中学に入学し、ホルンになった。正直先輩には基本的なこと、バズィングの仕方、マウスピースの当て方くらいしか教えてもらえなかった。だから我流で練習を重ねた。

 高校になると基礎練習を教えられ、金管全員で1時間くらい毎日みっちりやった。

 

 そうしていたら、腕も上がって初見の楽譜にも対応出来、高音低音どちらも出せる、パッセージもホルンは割と簡単なのが多いので、そこそこの腕になった。

 

 そして大学、社会人とバンドを渡ってきた。我流で自分はここまで出来てきた。だから他の人は何故こんな簡単なものが吹けないんだろう、と思うことがしばしば。何年も吹いているはずなのに。

 教えてやっても、そんなの出来ないよ、と文句言われたこともある。私よりも金持ちバンドに居て、良い指導者にも恵まれているはずなのに。そして名門校出身の人も居たが、正直そんなに・・・・と思った。こんなんで全国金賞取れるんだ、と。

 

 貧乏田舎バンド出身の僻み。我流なので未だにゲシュトップのやり方もよくわからない。もし私が環境に恵まれていたら・・・。まあどうでもいい。