なんでも広末涼子が双極性感情障害と診断されたようだ。実は私もⅡ型の前の診断がそれだった。

 最初に通っていたクリニックでは病名は告げられなかったものの、もろに抗うつ剤が処方されていたので、普通に鬱だと思っていた。その後転院してからは、反復性鬱性障害や抑うつ神経症などと診断され、抗うつ剤を処方され続けた。

 更に転院した。しばらく通っていたら、ふとこれって・・・?というエピソードが思い出された。例えば朝からむずむずしてどこかに行きたくなり、車で遠出を繰り返した。札幌~根室日帰り、札幌~音威子府2日連続、それ以外だと毎日積丹半島一周、襟裳岬、幌延、などなど、眠気もなしにとにかく走り回った。退職金のほとんどはガソリンに消えていったと思う。

 それにつれて事故も多かった。あっちいってぶつけ、こっち行ってぶつけ。修理代を捻出するのに苦労し、また保険屋さんにも多大な迷惑をかけてしまった。

 ・・・などと言うことを主治医に話すと、図を見せられ、躁と鬱はスペクトラム的なものだと説明され、双極性感情障害という診断になった。処方も抗うつ剤から気分安定薬へと変わった。すると酷い鬱になり1~2ヶ月寝込み、苦しんだ。同時に機能性ディスペプシアとなり二重の苦しみ。入院することになったものの、ベッドが空いてないということで取りやめになった。独り暮らしでほぼ寝たきりは本当に辛かった。

 それでもなんとか持ち直し、普通に近い状態までになった。ただ鬱に傾きがちなので、抗うつ剤のデュロキセチン(サインバルタ)は出してもらっている。以前自分なりに時間かけて断薬したら、昔の楽しかったこと、頑張ったことを思い出すと涙がぼろぼろこぼれてくるくらい泣けてきたので、普通に飲むことにした。

 気分安定薬はバルプロ酸(デパケン)、ラモトリギン(ラミクタール)、リチオマール(炭酸リチウム、リーマス)など試してみたが、ラモトリギンに落ち着いた。それにプラスしてラツーダも出してもらっている。

 現在は上下の波はカットされ、小さくはなっているものの、やはり上下はある。それでも今のところ人様に迷惑はかけてはいない・・・と思う。

 まあ、双極性障害の目標は寛解で気分の波を小さくすることだから、今のところ私は現状維持ということになる。元々ケチなので無駄遣いはしない、車はない、どこかへ出かける気分でもない。だからこれで良いのだろうと思う。

 

 

 昼間、母に妹の事を訊いてみたら、メール送っても返事がないということで、姪っ子のことで忙しいのか、旦那に捕まってるのか不明だが、なんだかなあと。それで母もちょっと体調を崩したらしく、回復はしたらしいが、なんだか淋しそうで「帰ってこないかい?」と言うので、明日から帰省しようと思う。せいぜい2拍だけど。母の手料理を堪能して来ようと思う。