今日も今日とて、早起きし、一日中うだうだと横になっていた。なんて生産性の無い日なのだろう、などと思いつつテレビを観てたら、今日は父の日とやっていた。
父はもう亡くなっているが、生前・・・亡くなる数年前からは贈り物をしていた。酒飲みなので酒を・・・とおも思ったが酒癖もあまり良くはないので、グラスなどを贈った。
私も気づけばこんな齢。結婚して子供が出来ていれば中学、あるいは高校生にはなっていただろう。もうこの人生に於いて「おとうさん」と呼ばれることはない。
ついでに言うと、私は「愛」をよく解っていない。いわゆる異性愛だ。もちろん同性愛者では断じてない。
片思いというものも数えるくらいしかしていないし、成就したこともない。付き合ったのは1人、勢いに押された。
「愛」を知らないから「愛し方」が解らない。何をどうすれば良いのか?肌を重ねるのが愛?唇を触れあうことが愛?
両親を見ていたら、どちらもそんな素振りを見せないので、なんで結婚したんだろう、と思っていた。まあ、昔は結婚して一人前だとか、貧しかったため白いご飯を食べさせてもらうため、という思いはあったと思う。
しかし、両親の仲は良いとは思えなかった。酒を呑んだ父が一方的に母に愚痴をこぼしたり、攻撃したり。だから自分は愛情溢れる家庭を持ちたいと漠然と思っていた。
しかし肝心な「愛する」ことを知らなかったので、異性にアピールするのも下手でどうしたら良いのかも解らなく、元カノ曰く「ぶっさいく」なので、モテもしない。まあ彼女には鏡見ろ、と言いたいが。
そういうことなので、「付き合う」ということも理解していない。付き合うとはどういうことなのか?何をしたら付き合うことになるのか?解ったことは、果てしない愚痴を延々と聞かされることだということ。しかも些細な、どうでも良いこと。それだけだったら、別に付き合うのは良いかな~と。
私の人生も後20年から30年くらいだろうか。愛だの付き合うだの、知らずにこの世を去ることになりそうだ。