こんにちは。
先週は小屋(秘密基地)の内側の
「無塗装のトタン波板」 にチャレンジ
しました。 と、その前に
濃すぎた木部の塗り直しから…
床部分のマスキング
バーントアンバーで塗り重ねました。
(以前は黒を若干まぜましたが 今回は
ほんの少し白と黄を混入しました)
框(かまち)
木目がきれいに出ているので
塗りつぶすのがもったいなくて…
今までの塗装はすべてアクリル絵の具
を使っていますが、框はステインで
木目を残すことにしました。
手前はステインを塗ったテストピース。
框と同じ白木です。
波板の切り出し
柱に合わせて切り出して、
当てはめてみたところです。
ねずみ色に塗装して…
と、ここで問題発生。
「全然トタンに見えない」のです。
アクリル絵の具の特徴として
「乾くと均一な艶消しになる」ことで
きれいすぎて らしくありません。
ドライブラシ(筆)で汚すにしても
粒子的な汚しは難しい。
もう一度実物写真を確認してみると…
公認の秘密基地の内部
雨風にさらされないので、けっこう
ピカピカの状態が保たれています。
マクロ的に見ると、まあ均質ですが
光線の角度で色が変わったり、
反射して光ったりもします。
ミクロ的に見ればけっこう斑(まだら)
で、金属らしい光沢がある。
これを塗装で表現するのは超難関!
とりあえず塗ってみたねずみ色も
気に入らず工作は一時中断しました。
放置状態が3日、4日と続いた後、
ふと思いついたのが次の方法です。
スプレーによる柚子肌塗装
普通は30cmくらいから吹くスプレー
ですが、倍の60cmくらいから、
わざとムラになるように吹いてみた。
使用したのは、佐世保海軍工廠標準色
(いわゆる軍艦色)と銀色です。
塗りつぶさないで 粒子が残るように
軽く吹き重ねるのがコツですね。
光線によって変わる
同じように吹いたものを90度回転。
光線の角度が変わると銀の反射で
色合いや明暗もかわります。
多少はトタンらしさが表現できたかな。
取り付け状態
基地前方10cm分は取り付け終了。
陰の部分はしっかり暗くなりました。
光らせるのは難しい
肉眼では光沢感が判りますが
写真に反映させるのは難しいです。
クローズアップ
表面の斑はこのくらいです。
框の色具合
しっかり木目が残りました。
下の部分はアクリル絵の具による
塗りつぶしです。
波板は正面は白っぽいけれど
右にいくほど色が濃くなるのが判る。
真正面から光を当てれば、
全体的に同じ色に見えます。
めんまとあなる
めんまとあなる
前回のブログの写真よりも
いくらか「らしく」なってきました。
「またねー」