おへんろ その3 | きゅうの休憩室

きゅうの休憩室

ドールを始めたのは2015年。
コロナの自粛生活がきっかけでアニメに転向。
工作はチマチマと続けていますが。。。






旅テーマに新章スタートです。
初めて書くテーマなのになぜその3なのか
答えは簡単、ブログを始めたのが7月で、
おへんろを始めたのは3月だから。
そのうち遡って、その1・2も書きます。


ところで「おへんろ」って知ってますか?
四国88ヶ所のお寺をお参りしてまわる
巡礼のことです。
宗教かぁ、興味ねーや。
と言われてしまうかもしれません…
自分もほとんど無宗教でクリスマスに騒ぎ
除夜の鐘を聞き、神社に初詣に行く・・


それがなぜお遍路を始めたかについては
いずれその1で書きたいと思います。


お遍路を“旅”としてとらえたとき、
ある意味究極の旅で、元来の旅好きが
行き着いた到達点です。(大げさ!)


人は何故、旅に出るのか?
旅とはなんなんだ?
「旅とは日常からの脱却である」
日々、日常の時の流れから飛び出して
自分だけの時の流れに身をまかせる。
そんなことをしたくて旅に出るのなら
お遍路はまさにうってつけ。
自分を見つめ直す時間にあふれています。


うだうだと理屈をこねててもつまらない
ので旅を始めることにしましょう。



《 旅立ち 》


9月16日(水)東京駅八重洲口
2110発ドリーム徳島号で出発。
今年3月までで乗り鉄は卒業宣言したので
今は心おきなく夜行バスを利用できます。
ドリーム徳島号はJRバス関東の運行で
メガライナーという大型2階建バスです。



2階席は1+2の3列シートで
2列席は隣席とはカーテンで仕切られ、
窓側席は完全に穴の中引きこもり状態。
個人的にはオープンの1列席が好みですが
早割り最後の1席だったので2列席窓側に
なりました。
この早割りも夜行バスの魅力の一つです。
東京→小松島が5600円(閑散期)!
到着後すぐ早朝から活動できるのも良い点


いくら快適とはいえバスはバスですから、
到着までひたすら耐え続けるのみですが。
四国に上陸する頃、乗客は皆起きだして
くるので、車内サービスのお茶と持参の
おにぎりを腹につめ荷物を軽くしました。

今回は小松島まで行くので、
徳島を過ぎてからゆっくり準備できました。
自分のような、にわかお遍路でもコスプレで
それらしくなれちゃうから不思議です。


車窓は雨。

いきなり雨仕様でのスタートです。
おへんろ姿のうえからポンチョをすっぽり。
菅笠をかぶるのが本式ですが、
風であおられると笠の竹が頭にささって
痛いので、今はキャップにしています。


《1日目》 9月17日(木)


さあ小松島バス停到着です。
降りしきる雨の中へおり立ちました。
最初のお寺、第十八番の恩山寺へは
このまま前へ進めば良いのですが、前回は
約400m手前の中郷バス停でお遍路を
中断したので、そこまで戻ります。
なにも雨の中を戻らなくてもいいと思われ
そうですが、たとえ400mでも足跡が
途切れたら嫌だというこだわりなのです。



中郷バス停650……
   ……3.1km・40分……730恩山寺


中郷バス停で折返し、再び小松島バス停を
過ぎ国道を1kmほどで右折、歩き遍路道
に入ります。
次のお寺へ行くルートの決まりはないので
国道経由だってかまいませんが、
どうせ歩くなら安全で気持ち良く、
距離も短いほうが良いです。


そんな歩きやすい道を、あるきへんろみち
としてルートができ、親しまれています。
交差点や分かれ道には、案内の標識を見か
けますが、公設のものよりもボランティア
で貼ったものの方が多く、道が不安なとき
に発見するとほっとします。


     案内表示の例(これは別の場所です)


中郷バス停からリスタートして40分、
恩山寺の駐車場が見えてきました。


第十八番札所 母養山 宝樹院 恩山寺
本尊 薬師如来


どこかに仁王門があったはずですが、
気づかずに境内まで来てしまいました。


お参りの仕方は比較的自由ですが、
そうは言ってもお寺なので最低限の
ルールがあります。

四国八十八ヶ所札所めぐりは

空海=弘法大師が開創したので
真言宗の方法でお参りしますが
詳しく書くときりがないので、
いずれ別項でご案内しましょう。





手水を使い、鐘をつき、本堂、大師堂に
お参り、最後に納経帳に印をもらいます。


恩山寺810……
 ……4.4km・50分……900立江寺


雨支度を整えて次の立江寺に向かいます。
腰を上げようとしたとき、ひとり旅の外人
青年が梨を持ち「コレナンデスカ?モモデ
スカ?」と言います。聞いてみるとさっき
もらったとのことで、ピアだ、と教えると
色も形も違う、とえらく感動していて、
朝ごはんまだ食べてないのでうれしい
と喜んでいました。
TV番組で見かけますが、貧乏旅行の外人
バックパッカーって本当にいるんですね。


立江寺へは旧道のへんろみちが続きます。
国道を行くより近道で車も少ないし、
なにより昔の旅人のロマンを感じられます。
比較的ラクな道のりで立江寺に着きました。


第十九番札所 橋池山 摩尼院 立江寺
本尊 延命地蔵菩薩


立江寺は高野山真言宗の別格本山で
四国の総関所と言われているそうです。
しかし1時間近く本降りの雨の中を
歩いてきたのでお参りにも、あまり
身が入りません。





本来お遍路とは108の煩悩を削りながら
歩くのだそうですが、私は煩悩を磨きなが
ら歩いています。そんなインチキお遍路
でも受入れてくれるのがお大師さんの
ふところの深さかな?


お参りも済み次へ向けて歩きはじめます。

あーっ! しまった!!
立江寺の門前にある餅屋で立江餅を食べる
つもりでしたが、すっかり忘れていた。
うーむ、煩悩の磨きが足りないようだ。


立江寺945……
  ……13.1km・4h……1345鶴林寺


立江寺から1時間ほどは旧道の歩きやすい
道です。バイパスと合流するころには雨も
少し小降りになってきました。




四国はリアル案山子の多いところで、
あちこちで見かけます。
農協の倉庫の前にいたのはよくできていて
子供たちの交通安全を見守っていました。
うしろは舟木一夫コンサートのポスター。
こんなところまで来るのかと良く見たら
2ヶ月も前に終わっているじゃないか。
はがすのが惜しかったんですね。
案山子と安全プラカード、舟木一夫、
肥料の袋…
この組合せ、絶妙だと思いませんか?


12時5分前、道の駅ひなの里かつうら到着
雨も上がりました。

いい時間だしお昼にすることにしましたが
全身ずぶ濡れでお店には入りにくい。
ポンチョを着ているのになぜびしょ濡れか
というと、汗をかいても蒸発できないから
結局全身濡れてしまいました。
駐車場のトイレを借りると、あっちの方に
へんろ小屋が見えました。さっそく移動し
て荷物をおろし全身を乾かしながら休憩。
荷物とは不思議なもので、一度出すと
2度と元に戻らなくなる。
仕方がないので、お菓子などの非常食を
おなかに移し、ポンチョをまるめて
リュックにギュウ詰にしました。


30分の休憩で出発。
鶴林寺は山のてっぺんにあるので、
ここからは山登りになります。




幸い雨はあがりましたが、
まだ足元は濡れていて不安です。
一歩一歩気をつけて登らねばなりません。
雨で湿っているせいか、ときどき道端に
カニの姿を見かけます。
私のなかでは、カニは海の生き物という
印象があるので、ちょっと不思議です。
サワガニなのでしょうね。


まだ初日だというのに、
くたびれ果て、へろへろな状態で
鶴林寺の仁王門が見えてきました。


第二十番札所 霊鷲山 宝珠院 鶴林寺
本尊: 地蔵菩薩



雨こそあがりましたが、山頂は雲の中
霧の向こうに霞む姿は幽玄です。
もう少し登らなければなりませんが…
右ひざがだんだん痛くなってきました。
数週間前から違和感があったのですが
筋を痛めてしまったようです。
かばいながら歩くより仕方ない。
まだ先は長いのだ…





ようやくたどり着いた境内では外人が
スケッチをしていました。
彼とは宿のお風呂で再会します。
その時聞いた話しではフランス人の絵描き
で1ヶ月ほど四国を歩くのだそうです。


鶴林寺1420……
 ……6.7km・2h40分……1700太龍寺




太龍寺は向こうの山の頂上にあります。
こちらは標高500m、向こうは520m
そこへ行くには一旦40mまで降りなけれ
ばなりません。 ひ~ん。。。


下に見えた川まで降りるのですが、
とうとう右ひざが悲鳴をあげました。
下り坂や階段を右足から下りられなくなり
片足づつ歩くから疲れるし時間がかかる。
えらいこっちゃと思いながら川まで下りま
したが、なんという良い景色でしょう。


四国の川の景色はどこもすばらしいです。
疲れも吹き飛びました、と言えればよいの
だけれど、やっぱり足は痛い…


今夜の宿は太龍寺の麓に予約しています。
太龍寺と麓の間にはロープウェイがあり、
あっという間に下界へ降りられます。
できれば交通機関を利用したくありません
が足が痛いのでやむを得ません。
一旦宿に入り、体勢を立て直してから元の
場所に戻れば足跡もつながります。
そう思い頑張って山へ挑み始めました。
でもやっぱり アシイターイ…


途中、不安になりロープウェイの時刻表
を調べてみると上り最終5時とあります。
上ったら下らなければならないので、当然
下りはそれよりいくらか後だろうと安心。
でも急がないとやばそうです。
休み休みながらなんとか頂上にたどり着き
ましたが、お参りする時間はなくロープ
ウェイ駅に直行するとちょうど5時の便
が発車していくところでした。


良かったー、間に合ったー、と思い切符
売り場の時刻表を見ると、最終便5時!
一瞬目の前が真っ暗になりました・・


う~ん困った、最大のピンチ、膝は痛い。
半べそかいていると、売店を閉めていた
お姉さんが「乗りますか?」と声をかけて
きました。聞くと従業員が下山する回送便
がもう1便あるとのこと! 命拾いしたー
大げさですがそんな気分でした。
かくして戸締りして真っ暗になった山頂駅
を後に最終便後の回送便は発車しました。





《2日目》 9月18日(金)


朝、指定の時刻に食堂に行くと、昨晩同席
した先輩お遍路さんは出立したとのこと。
お遍路さんって朝早いんだな、と感心。
あ・自分もそうだった… いかんいかん
早く出発しなきゃ。




7:40のロープウェイで山頂へ。
前の便はお客がいなかったので運休。
これが始発だって。  1番はうれしい。

山頂駅からおへんろを再開します。
ロープウェイから一緒に降りた別の先輩は
いろいろ薀蓄を披露してくれました。
釈丈をじゃらんと鳴らしてカッコいいけど
(釈丈をもってるので先達さん)何分の
ロープウェイで下りる、と言ってたので
車へんろだな。 なーんだ。


個人的には車で10回周るよりも、歩きで
1回周るほうが値打ちがあると思います。

お遍路はお参りすること自体よりも
その過程が大事だと思う。
いろんな人と接し、考えながら歩くことこ

そが重要(修行)なのでしょう。


第21番札所 舎心山 常住院 太龍寺
本尊: 虚空蔵菩薩






太龍寺は西の高野山とも呼ばれ、境内の
配置も高野山を模しています。大師堂も
高野山奥の院と同様に手前は灯篭堂で、
お大師さんは裏の御廟に祀られています。



太龍寺830……12.7km
   ・4h45分……1315平等寺


痛い右膝ですが、完全にアウトです。
平地なら大丈夫ですが少しの下り坂でも
激痛が走ります。仕方がないので後向き
で坂を下り、階段は片足づつ横向きに
歩くため、普段なら2時間強の道程に
5時間近くかかってしまいました。


第22番札所 白水山 医王院 平等寺
本尊:薬師如来





右膝外側の靭帯を痛めてしまったようで
どうしようもありません。
今まで最大のピンチです。
おまけに右膝をかばうので左足に負担が
かかり、帰宅してから左足の親指の爪は
死んでしまいました。

そんな状態ですが何とか歩き続けて次回
につなげなければなりません。


今夜の宿は日和佐に予約してあります。
とにかく宿まで行かなければなりません

景色を楽しむ余裕もなく、痛い足を引き
ずりながら平等寺までたどりつきました
平等寺はお薬師さんなので、足が何とか
もちますようにとお願いしました。



平等寺1345……
  ……12.3km・4h……1745由岐


お薬師さんにお参りしたからか、山道で
なくなったからか、膝はいくらかマシに
なりました。 景色を見る気分も復活。
国道55号線に行き当たったところで
大きな決断をしなければなりません。
左へ行けば阿波福井まで1km、
右へ行けば由岐まで6kmです。


時刻は15:30、
4時にあがってしまうのはもったいない
行けるところまで行ってみようと右へ。
次の列車は由岐1757、2時間で歩けば
OKなので余裕だ。(と思った)


途中低い峠を越えると海が見えた!
1番霊山寺をスタートして初めての海だ。
意外な気もするが、徳島ではずっと内陸部
山の中を歩いてきたので、最後の23番札
所・薬王寺を前に初めて海岸に近づいた。
そしてここからはずっと海に寄り沿いなが
ら歩き続けるのだ。




久しぶりに見つけた愛のスコールや初めて
の海に喜んでいたら、余裕もなくなってき
たので駅を目指す。最後に長い下り急坂が
あり、結局ぎりぎりになってしまった。
由岐から列車に乗り、日和佐へ。
明日はここまで戻り、再スタートする。




《3日目》 9月19日(土)


昨晩、宿に着いたのは6時半過ぎで、既に
暗くなり探すのに苦労した。この辺は海岸
付近に灯りがなく真っ暗になってしまう。
その訳は、海がめの繁殖地として有名な所
で、卵を産みにきたカメの邪魔にならない
ように海岸の灯りはもちろん、車の通行も
制限しているのだ。宿の名はうみがめ荘。


ちょうど食事時間で荷物を置いて食堂へ
直行する。昨晩お話しした先輩と同席し、
「到着遅かったね」と言われてしまった。
途中、列車に乗ったので本当はまだ到着し
ていないのだけれど…足が痛くて、とだけ
言っておきました。朝食のときに伺ったら
控えめに今回は19回目だとのこと。ヒマ
はいくらでもあるので、今回も一気に歩く
のだとご謙遜。本当にすごい人はすごい。


ところで、宿の前の砂浜はウミガメ繁殖地
として有名で、6月~8月に運が良ければ
産卵を見ることができる。今年は3ヶ月、
約90日の間に15頭が産卵したとのこと
見られる確率は1/6か。いつかもう1度
来てみたい。今回はウミガメ博物館の水槽
のカメさんでがまんです。






今日のスタートは由岐駅からになりますが
ここ日和佐には第23番薬王寺があります
本来なら先に由岐まで戻り、歩いてから
お参りするのが順序ですが、連休初日とい
うことで混雑も予想されるため、お参りを
済ませてから、歩くことにしました。



昨晩、宿へ向かう途中でライトアップされ
ていた塔(瑜祇塔)が朝日にまぶしい。
坂道じゃないので膝もなんとかいけそう。


第23番札所 医王山 無量寿院 薬王寺
本尊: 厄除薬師如来





まだ8時なので団体も来ず、スムーズに
お参りできました。
これで徳島県・阿波の国「発心の道場」の
23札所を終了。有難うございました。


駅に戻り9時丁度の上り列車を待ちます。
由岐までのキップを買い、改札口を入ろう
とすると、駅前の自販機で買い物していた
ご婦人が追いかけてきて、1本余分に買っ
てお接待してくれました。
ありがとうございますぅ。





由岐925……12km・4h45分
        ……1410日和佐


9時12分、中断した由岐駅到着。先ほど
いただいたジュースは荷物を軽くするため
飲んでしまいます。さあリスタートです。




漁港など眺め、海岸沿いに歩くこと30分
田井ノ浜に着きました。夏限定の臨時駅が
開く海水浴場で、きれいな砂浜が広がる。
道路沿いに監視塔のような高床の休憩所が
あり、地元のお母さん方がお接待の準備を
始めたところだった。通過しかかった私を
おーい!と呼びとめ、誘ってくれました。





せっかく呼び止めていただいたので、あり
がたくお接待を受けることにして、休憩所
へ上がります。地元のご婦人方4人が食べ
物をどっさり持ち寄って広げ始めました。
本日最初のお客になったようです。
昨日の津波の話(一昨日チリで地震があり
昨日20cmの津波が到達した)から、地
域の特産、目の前の海水浴場のことなど話
もはずみ、ちょっとのつもりが40分も
おしゃべりしてしまいました。 その間、
コーヒー、お茶、ハーブティーをいただき
揚げパンをつまみ、特産のスダチを
かじりました。(すっぱーい!)


では、とお暇を告げると、お昼に食べろと
おにぎりやバナナなど、またどっさりと持
たせてくれました。ブログに載せる了解も
得ましたので、田井ノ浜の笑顔が素敵な
お母さん方をご覧ください。
ありがとうございました!



ずいぶんゆっくりしてしまいましたが、
既に徳島県最後のお寺のお参りも済んでい
るので、心配いりません。今日の目的地は
日和佐駅にたどりつけばOK。余裕のヨッ
ちゃんです。木岐の漁港を過ぎ、入り江の
向う端に監視台みたいなへんろ小屋があり
上ってみると、再び三たび、海のきれいさ
にあらためて感激。








ここからしばし、海岸線から外れて内陸へ
進み、山座峠を越えていきます。
道は正面の緑に開いた穴のような、緑の
トンネルの中へ進みます。





木もれ日の道を進む。
木もれ日ってどうして丸いのだろう?
別に丸い穴があいている訳でもないのに、
地面には小さな真ん丸いスポットライトが
幾重にもかさなる。ふしぎな光景です。


道は等高線に沿って進むため、距離は長く
なりますが、アップダウンはそれほどきつ
くありません。木陰も多く、快適に歩を進
められます。(足が痛くなければ…!?)
ときどき垣間見る海もうれしい。




ちょうどお昼、山座峠に差しかかりました
先ほどいただいた食料で昼食にします。

このあと、どのルートを採るかが問題です

ひとつはこのまま旧道でゆるゆると海岸

まで降りる2㎞のルート、

もうひとつは森の中をまっすぐ海岸まで

一気に下る近道700mです。


しばらく山道もなかったので、膝の痛みも
忘れて、つい近道を選んでしまったら…
50mも行かないうちにどうにもならなく
なってしまいました。崖のように急な部分
は最初だけで、あそこまで降りれば、と
見えていたので。

結局、普段なら10分もかからない道を

1時間かけて海岸にたどりついたときには

冷や汗で背中が冷たくなってしまいました




膝の故障がなければ絶対こちらのルート

のほうが快適だし、こういう道を歩くのも

おへんろの楽しみです。
痛い思いをしたかいがあって、途中、カニ
や虫や蛇、ヤマアカガエルも見られました
し、ずっと小鳥の声を聴けました。



あとは平坦な道なので心配いりません。
海の絶景を楽しみながら、朝スタート
した うみがめ荘までもどりました。


たった6時間前なのですが、えらく
昔のように感じるのは不思議です。

この後、列車で徳島へ戻り一泊して
明日、帰ります。


本当は3日で100km歩く予定でしたが
足の故障もあり60kmしか歩けません

でした。

次回は日和佐駅から歩き始めることに
なりますが、今回の積み残し40kmが
プラスになるのでさらに厳しくなるな。


少し練習しておかなきゃダメですね。


今回もいろいろな出会いとハプニング
がありました。

計画通りいかないのも、旅のおもしろさ。

これだから旅はやめられません。











.