でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -89ページ目

安部公房的ファミレス騒動記

2006年の夏。 神戸市。

僕は、とあるファミレスに入りましてん。



「あの~、ちょっといいですか?」

「はい、なんでしょう?」

「これ、チキンドリアです?」

「ええっと…いえ違いますね」

「ですよね。チキン載ってへんし」

「どころか、ドリアでもありません」

「ですよね。ハンバーグですよね」

「ご覧の通りでございます」

「…いえ、そ~ではなくてですね」

「お気に召しませんでしょうか?」

「いえ、たいへん美味しそーです」

「ありがとうございます」

「いえいえ。あ…そうじゃなくて」

「はいはい」

「チキンドリアが食べたいんです」

「今週のおススメメニューですね」

「はい。5分ほど前に聞きました」

「私がそうお伝えしました」

「で( ̄. ̄)?」

「で?」

「僕、『じゃ、それを下さい』…と」

「はいはい」

「確かあなたに、そ~お願いしたかと」

「はい。そうおっしゃられました」

「で( ̄o ̄;)?」

「で?」

「ここにあるのハンバーグですよね」

「あ。違ったものが届きましたか?」

「さっきからそ~言ってます」

「これはこれは。失礼しました」

「可愛い女性が持ってこられました」

「あらま」

「僕のお願い、伝わりましたか」

「失礼しました」

「では、お願いします(^_^;)」

「ハンバーグは召し上がられませんか?」

「えーと…はい、召し上がりません」

「そうですか。お待ちください」



「お待たせしました」

「この人も可愛いな~(^_^)。…これは?」

「チキンドリアのバリューセットです」

「なんですかそれは( ̄. ̄)?」

「いわゆる『大盛り』ですね」

「えー、僕はこんなには食べれません」

「はあ…」

「普通のチキンドリアを頼んだんですか」

「ちょっとお待ちください…ピピピ…」

「へぇ、機械でオーダーが見れるのね」

「そうなんです。お客様のオーダーは…」

「はいはい」

「ハンバーグセットの大…おひとつ」

「さっきのはそれや( ̄O ̄)!」

「それから…チキンドリア」

「え~、ご覧の通り僕は1人客でして」

「そうでございますね」

「で、そのオーダー。どう思われます?」

「しっかり食べられる方だと」

「違います( ̄^ ̄)」

「はぁ…」

「僕が食べたいのはチキンドリアです」

「…のバリューセット」

「普通のチキンドリアです( ̄o ̄)」

「かしこまりました。お待ちください」



「お待たせしました」

「お、3人目の登場ですね」

「こちら…普通のチキンドリアです」

「えらいきっちり確認しますね(^_^;)」

「先ほどは失礼しました。手違いで…」

「いえいえ、気にせんといてください」

「ごゆっくりお召し上がりください」

「ありがとう( ̄v ̄)どもども」

「…ご一緒にお持ちしてよろしいですか?」

「なにをです( ̄o ̄)?」

「え~。ピピピ…。ハンバーグセット」

「そのデータ消そ~よ(T_T)」