人生最初で最後のステージコント
「や、やばい」
「どしました?」
「○○(芸人さん)が帰ってこーへん!」
「( ̄_ ̄)??」
「やばいやばい」
その日、僕は、某ショッピングセンターで開催された
ミニイベントにスタッフで参加しておりました。
イベントって言っても、スタッフはイベント業者さんと僕だけ。
で、僕の仕事はステージのADと、合間つなぎのトークとゆー
ほんま、なんともアットホームなイベントでしてん(^_^;)
んが!…朝一番に打ち合わせした芸人さん(独りモノマネ)が
「せっかくなんで、時間まで讃岐うどんを喰ってきま~す」
…って会場を離れたまま、時間が迫っても帰ってこーへん。
「わー、まずいまずい。も~10分ないでー」
「時間、変えられませんの?」
「あかんあかん。勝手に変えれんのや~」
「そんなに厳しいんですか?」
「パン屋さんの焼き上がり時間に重なったらマズい…」
「( ̄o ̄;)あら~」
会場にはそろそろ人が集まってきておりますの。
「どーします?」
「ちょっとつないで」
「( ̄_ ̄;)は?」
「つないで」
「( ̄o ̄;)…できまへん」
「つないで」
「(T_T)」
ステージ覗くと、お客さんが100人近くも集まってたりする。
「え~と」
「はよ行け」
「同い年以下やったらぶっとばしとります( ̄へ  ̄」
「10歳も上やからダイジョウブや」
「あとでぶっとばします( ̄∩ ̄」
「はよ行って」
小さなステージに、僕が登場すると、なんかしらん拍手。
一礼。
「えー、みなさま、本日はご来場ありがとうございます」
また一礼。
ぱちぱちと拍手。
「本日出演予定の○○さんですが、間もなく登場されます^^」
会場に高まる期待感。
(あ~、ここで事情説明したらテンションがたオチやろな~)
そうメゲつつ、切り出してみた。
「今準備中ですので、時間まで、私がステージをつとめます」
一瞬の静寂。
(…マズい)
ところが、会場からどか~!と拍手がわき起こったの。
(こらも~、ホンマになんかせんとアカンな)
そう開き直って、客席正面に座ってた7歳ぐらいの女の子に
声をかけましてん。
「お嬢ちゃん、なんかやって欲しいほと、ある?」
「…」
「恥ずかしいか~、じゃあ横の…」
「セーラームーン」
「( ̄_ ̄)うっ」
「セーラームーンやって」
「せーらーむーん…σ(^_^;)」
女の子のうるうるの瞳に、『子どもとの約束は破れん』とゆー
僕の無駄なポリシーがずきずきと心を刺す刺す。
「お…おけー。セーラームーンやります」
なんかしらん、状況を理解し始めた客から拍手がわき起こった。
すると、気を利かせたイベント屋さんがBGMを流し出した。
(なんでここで音楽がキューティーハニーやねんT_T)
怒りを抑えつつ、も~こーなると僕も腹を据えたわけです。
「コント…セーラームーン」
客に背を向け、ポーズをとって振り返る。
「ムーンライトパワー ウェークア~ップ!
…って、寝てたんかい!」
決死のネタ。
一瞬の静寂。
「わははははははははははははははは」
なんとまあ、会場中が大ウケしましてん。
「あははははははははははははははは」
ちょっと気分よくなった僕やけど、ふと客席を見たら、
リクエストしてくれた女の子、笑ってへん。
(まずい、今のは子どもには理解できんか…(・_・;))
アタマの中に、過去の記憶や情報や印象や感動なんかが
どわどわ走馬灯どころの騒ぎでないぐらい噴き出してきて、
そのうちの一つにハッと気がついた。
ホンジャマカの石塚英彦さんがテレビでやってたネタ。
それに賭けた。
「…コント、中年太りのセーラームーン」
また客に背を向け、お尻を突き出しながらひと言。
「月に代わって…お尻大きいわよ!」
一瞬の静寂。
「わははははははははははははははは」
前にも増して会場大ウケ。
目の前の女の子も今度は笑ってくれてましてん。
(あーよかったー^_^;)
安堵した僕がお客さんの中に見つけたもの。
それは、お客さんと一緒になって笑いながら拍手してる、
出演時間を勘違いしてた芸人さんの姿でした。
「どしました?」
「○○(芸人さん)が帰ってこーへん!」
「( ̄_ ̄)??」
「やばいやばい」
その日、僕は、某ショッピングセンターで開催された
ミニイベントにスタッフで参加しておりました。
イベントって言っても、スタッフはイベント業者さんと僕だけ。
で、僕の仕事はステージのADと、合間つなぎのトークとゆー
ほんま、なんともアットホームなイベントでしてん(^_^;)
んが!…朝一番に打ち合わせした芸人さん(独りモノマネ)が
「せっかくなんで、時間まで讃岐うどんを喰ってきま~す」
…って会場を離れたまま、時間が迫っても帰ってこーへん。
「わー、まずいまずい。も~10分ないでー」
「時間、変えられませんの?」
「あかんあかん。勝手に変えれんのや~」
「そんなに厳しいんですか?」
「パン屋さんの焼き上がり時間に重なったらマズい…」
「( ̄o ̄;)あら~」
会場にはそろそろ人が集まってきておりますの。
「どーします?」
「ちょっとつないで」
「( ̄_ ̄;)は?」
「つないで」
「( ̄o ̄;)…できまへん」
「つないで」
「(T_T)」
ステージ覗くと、お客さんが100人近くも集まってたりする。
「え~と」
「はよ行け」
「同い年以下やったらぶっとばしとります( ̄へ  ̄」
「10歳も上やからダイジョウブや」
「あとでぶっとばします( ̄∩ ̄」
「はよ行って」
小さなステージに、僕が登場すると、なんかしらん拍手。
一礼。
「えー、みなさま、本日はご来場ありがとうございます」
また一礼。
ぱちぱちと拍手。
「本日出演予定の○○さんですが、間もなく登場されます^^」
会場に高まる期待感。
(あ~、ここで事情説明したらテンションがたオチやろな~)
そうメゲつつ、切り出してみた。
「今準備中ですので、時間まで、私がステージをつとめます」
一瞬の静寂。
(…マズい)
ところが、会場からどか~!と拍手がわき起こったの。
(こらも~、ホンマになんかせんとアカンな)
そう開き直って、客席正面に座ってた7歳ぐらいの女の子に
声をかけましてん。
「お嬢ちゃん、なんかやって欲しいほと、ある?」
「…」
「恥ずかしいか~、じゃあ横の…」
「セーラームーン」
「( ̄_ ̄)うっ」
「セーラームーンやって」
「せーらーむーん…σ(^_^;)」
女の子のうるうるの瞳に、『子どもとの約束は破れん』とゆー
僕の無駄なポリシーがずきずきと心を刺す刺す。
「お…おけー。セーラームーンやります」
なんかしらん、状況を理解し始めた客から拍手がわき起こった。
すると、気を利かせたイベント屋さんがBGMを流し出した。
(なんでここで音楽がキューティーハニーやねんT_T)
怒りを抑えつつ、も~こーなると僕も腹を据えたわけです。
「コント…セーラームーン」
客に背を向け、ポーズをとって振り返る。
「ムーンライトパワー ウェークア~ップ!
…って、寝てたんかい!」
決死のネタ。
一瞬の静寂。
「わははははははははははははははは」
なんとまあ、会場中が大ウケしましてん。
「あははははははははははははははは」
ちょっと気分よくなった僕やけど、ふと客席を見たら、
リクエストしてくれた女の子、笑ってへん。
(まずい、今のは子どもには理解できんか…(・_・;))
アタマの中に、過去の記憶や情報や印象や感動なんかが
どわどわ走馬灯どころの騒ぎでないぐらい噴き出してきて、
そのうちの一つにハッと気がついた。
ホンジャマカの石塚英彦さんがテレビでやってたネタ。
それに賭けた。
「…コント、中年太りのセーラームーン」
また客に背を向け、お尻を突き出しながらひと言。
「月に代わって…お尻大きいわよ!」
一瞬の静寂。
「わははははははははははははははは」
前にも増して会場大ウケ。
目の前の女の子も今度は笑ってくれてましてん。
(あーよかったー^_^;)
安堵した僕がお客さんの中に見つけたもの。
それは、お客さんと一緒になって笑いながら拍手してる、
出演時間を勘違いしてた芸人さんの姿でした。