僕のストロングなカメラ初仕事
26年前、社会に出て最初に入ったケーブルテレビは
本格的なCATV事業を始める前で、
TV局の番組やCMを作る製作会社が本業でしてん。
僕はそこで、テレビの現場を仕込まれたわけです。
まだ入社して1カ月もたってないぺーぺーの頃、
僕はある中継のスタッフに参加することになった。
中継現場は香川県のとあるいなか町。
某殺人事件の再審判決が高松高裁で出ることになり、
これはも~当然ながら全国的な話題になったんで、
高松高裁前など数か所に中継カメラを出して
全国放送にのっける…とゆーお仕事やったの。
「さ…さむいわっ( ̄_ ̄;)」
季節は真冬。寒風びゅーびゅー!…な現場は、
被告だった男性の実家がある場所。
「どーやって電波飛ばすんやろ( ̄o ̄)??」
今みたいなSNG(衛星中継機器)なんてない時代やから、
FPU(マイクロ波送受信機)を2組使って、
いったん裏山の中腹で中継→→岡山に転送…とゆー
ま~メンドーくさい機器をひーひーゆーて準備。
当時の僕は、カメラの電源の入れ方すら知らない
ホンマにド素人やったから、主任務は荷物運び。
中継車にも入れず、東京と結んでのリハーサル時も
カメラマンとレポーターがあれこれやってる横で、
「へ~、こんなふうにリハやるんや~」
…と、ほとんどお客さんみたいに見てた(^_^;)
が、リハ終了後、突然僕に仕事が回ってきた。
『おーい新人、カメラの番しててー( ̄o ̄)』
「はい(^o^)」
田んぼのあぜ道にででんと三脚立ててたんで、
カメラが倒れたりしないようにその番をするだけ~。
『おーい、聞こえるか~』
耳に付けたインカムから中継車の声が聞こえてくる。
いろいろ教えて貰ってた放送局の技術部の人。
「はい、聞こえます」
『ファインダー覗いてみ。今、家が映っとるやろ』
「あ…はい。今、カメラで写してる映像ですね」
『じゃあ、三脚のパン棒の手もとのボタン押してみ』
「手元のボタン…。 お!」
写してる画面が映ってたファインダーの映像が、
ワイドショーのオンエア画面に切り替わった。
『それが"リターン"や。今はオンエア映像が見れる』
「へ~(0。0)」
『つまり、リターンにカメラと同じ映像が出たら?』
「カメラの映像がオンエアに流れてる…わけですね」
『ぴんぽーん!』
「いやこわーですね( ̄o ̄;)」
本番は、全国ネットのワイドショー番組の中で、
短いレポートを3回、現場から入れることになってた。
それは滞りなく終了。
現場からの中継は全部終わったけど、オンエアが
終わるまでとりあえず待つことになって、で…
『おーい新人、カメラ番しとってー』
「はいはい(^o^)」
また、技術さんがインカム経由で話しかけてきた。
『おい。カメラのパン棒握って、左右に振ってみ』
「え…( ̄_ ̄) かまわんのですか?」
『なにごとも練習や。かまへんかまへん』
「は。では…」
初めて動かした油圧の三脚は、気持ちいいくらいに
うにゅ~~、もにゅ~~と滑らかに動く動く(^o^)
『じゃあさ、左の建物から、納屋にパンしてみ』
「はっ( ̄^ ̄)>」
うね~…かくっ…うね~…かくっ…うねうね~~
『あかん、うねうねや! 始まりもぎこちない!!』
「はい( ̄_ ̄;)」 ←わしゃ初めてでんがな
『もいっかいちゃんとやってみ!』
「はっ」
ゆっくりとパン操作に挑戦してみる。
未経験者やからうまく出来るはずもなく、
がくっ…ひくっ…うねうね~…がくがくっ…
「なかなかうまいこといかんもんやなー(^_^;)」
と、突然インカムの声が大騒ぎになった。
『えっつ、なんで!? なんでや!えっ? えっ??』
ワケ分からん僕は、カクカク…とズームにも挑戦。
インカムの声は、今度は僕に向かって飛んできた。
『こら!カメラ―! リターン見ろリターン!』
「へ( ̄_ ̄;)??」
リターンのスイッチを押してみる。
ファインダーにはナゼか、僕が写してる風景画面に
提供のテロップが載った映像が流れてた。
「あ~らら( ̄_ ̄;)」
現場に連絡することなく、東京のキー局側が勝手に
提供バックに中継映像を抜いちゃったわけですね。
「うねうねパンも、がくがくズームも流れたか…」
ぜ~んぶ全国放送に流れちゃったわけです。
これが、僕のカメラマン初仕事になりましてん。
オンエア終了後、インカムの声が静かに言った。
『おめでと。これでお前も一人前のカメラマンや』
んなこたーない( ̄_ ̄;)
本格的なCATV事業を始める前で、
TV局の番組やCMを作る製作会社が本業でしてん。
僕はそこで、テレビの現場を仕込まれたわけです。
まだ入社して1カ月もたってないぺーぺーの頃、
僕はある中継のスタッフに参加することになった。
中継現場は香川県のとあるいなか町。
某殺人事件の再審判決が高松高裁で出ることになり、
これはも~当然ながら全国的な話題になったんで、
高松高裁前など数か所に中継カメラを出して
全国放送にのっける…とゆーお仕事やったの。
「さ…さむいわっ( ̄_ ̄;)」
季節は真冬。寒風びゅーびゅー!…な現場は、
被告だった男性の実家がある場所。
「どーやって電波飛ばすんやろ( ̄o ̄)??」
今みたいなSNG(衛星中継機器)なんてない時代やから、
FPU(マイクロ波送受信機)を2組使って、
いったん裏山の中腹で中継→→岡山に転送…とゆー
ま~メンドーくさい機器をひーひーゆーて準備。
当時の僕は、カメラの電源の入れ方すら知らない
ホンマにド素人やったから、主任務は荷物運び。
中継車にも入れず、東京と結んでのリハーサル時も
カメラマンとレポーターがあれこれやってる横で、
「へ~、こんなふうにリハやるんや~」
…と、ほとんどお客さんみたいに見てた(^_^;)
が、リハ終了後、突然僕に仕事が回ってきた。
『おーい新人、カメラの番しててー( ̄o ̄)』
「はい(^o^)」
田んぼのあぜ道にででんと三脚立ててたんで、
カメラが倒れたりしないようにその番をするだけ~。
『おーい、聞こえるか~』
耳に付けたインカムから中継車の声が聞こえてくる。
いろいろ教えて貰ってた放送局の技術部の人。
「はい、聞こえます」
『ファインダー覗いてみ。今、家が映っとるやろ』
「あ…はい。今、カメラで写してる映像ですね」
『じゃあ、三脚のパン棒の手もとのボタン押してみ』
「手元のボタン…。 お!」
写してる画面が映ってたファインダーの映像が、
ワイドショーのオンエア画面に切り替わった。
『それが"リターン"や。今はオンエア映像が見れる』
「へ~(0。0)」
『つまり、リターンにカメラと同じ映像が出たら?』
「カメラの映像がオンエアに流れてる…わけですね」
『ぴんぽーん!』
「いやこわーですね( ̄o ̄;)」
本番は、全国ネットのワイドショー番組の中で、
短いレポートを3回、現場から入れることになってた。
それは滞りなく終了。
現場からの中継は全部終わったけど、オンエアが
終わるまでとりあえず待つことになって、で…
『おーい新人、カメラ番しとってー』
「はいはい(^o^)」
また、技術さんがインカム経由で話しかけてきた。
『おい。カメラのパン棒握って、左右に振ってみ』
「え…( ̄_ ̄) かまわんのですか?」
『なにごとも練習や。かまへんかまへん』
「は。では…」
初めて動かした油圧の三脚は、気持ちいいくらいに
うにゅ~~、もにゅ~~と滑らかに動く動く(^o^)
『じゃあさ、左の建物から、納屋にパンしてみ』
「はっ( ̄^ ̄)>」
うね~…かくっ…うね~…かくっ…うねうね~~
『あかん、うねうねや! 始まりもぎこちない!!』
「はい( ̄_ ̄;)」 ←わしゃ初めてでんがな
『もいっかいちゃんとやってみ!』
「はっ」
ゆっくりとパン操作に挑戦してみる。
未経験者やからうまく出来るはずもなく、
がくっ…ひくっ…うねうね~…がくがくっ…
「なかなかうまいこといかんもんやなー(^_^;)」
と、突然インカムの声が大騒ぎになった。
『えっつ、なんで!? なんでや!えっ? えっ??』
ワケ分からん僕は、カクカク…とズームにも挑戦。
インカムの声は、今度は僕に向かって飛んできた。
『こら!カメラ―! リターン見ろリターン!』
「へ( ̄_ ̄;)??」
リターンのスイッチを押してみる。
ファインダーにはナゼか、僕が写してる風景画面に
提供のテロップが載った映像が流れてた。
「あ~らら( ̄_ ̄;)」
現場に連絡することなく、東京のキー局側が勝手に
提供バックに中継映像を抜いちゃったわけですね。
「うねうねパンも、がくがくズームも流れたか…」
ぜ~んぶ全国放送に流れちゃったわけです。
これが、僕のカメラマン初仕事になりましてん。
オンエア終了後、インカムの声が静かに言った。
『おめでと。これでお前も一人前のカメラマンや』
んなこたーない( ̄_ ̄;)