でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -150ページ目

カメラマンはカメラを守るものなのです

先日、JR坂出駅前を通りがかった時に、ふと、

10年以上前の「さかいで大橋まつり」のことを

思い出しましたの(^_^)


坂出の夏の風物詩「さかいで大橋まつり」

名称やコンテンツの変更を繰り返しながらも

やっぱり市民にとってはビッグイベント。


地元のケーブルテレビも毎回、中継車を出して、

ライブ放送をででん!と繰り広げております。



その年、僕は外部スタッフ(カメラマン)として、

初日夕方開催の「瀬戸大橋パレード」生中継に

参加させてもらいましてん。

小学生や地域組織、会社などから多数の団体が

JR坂出駅北口広場にどか~!っと集合して、

独自のパフォーマンスを披露しあう行事です。


「この足場の上で乗って、大丈夫( ̄_ ̄)?」


警備のお巡りさんが、設営中の僕に声をかけた。

テレビカメラは、イントレとゆー足場を組んで、

2mくらいの高さから撮影しますのね。


「ひっくり返ったらえらいこっちゃで」

「( ̄_ ̄;)そーですよね。気をつけます」


開始60分前。セッティング完了。晴れてきた。


開始45分前。リハーサル。なかなかえ~天気。


開始30分前。スタンバイ。さらに天気良なった。


開始15分前。生放送スタート。すごくいい天気。


開始5分前。
「あれ?」


なんかここにきて急に雲が出てきましてん。


「あの~、天気って大丈夫なん?」


カメラマン同士で、インカムで連絡取り合う。


「ぽつぽつと雨がきたら、各カメラ雨対策な」

「カメラ用の雨具の用意お願いしま~す」

「まあ、とりあえずこのまま本番行きますね~」



ま、この段階ではまだまだ余裕よゆ~でしてん。


パレード開始1分前。 えらいことになった。


どば~~~~!


ものすごい雨になりましてん。


バケツの水をひっくり返した…とゆーよりも、

バスタブを『おりゃ~』と放り投げたみたいに

上から大量の雨が叩きつけられてる感じ。


「どわ~!なんじゃこれは~!」


僕らテレビ生中継スタッフが大騒ぎする以上に

会場はものすごいことになった。


『さ、いよいよパレード始まるぞ~(^o^)』

…と駅前通りに並んでた数百人の参加者や、

数千人の観客が、屋根の下を求めて逃げまどう。


「あの~、これってどうなりますの?」


狭い足場の上で逃げる場所もないカメラマンは、

全身ずぶ濡れになりながらもカメラは守りつつ、

撮影し続けるしかないわけです(T_T)


ごろごろごろ…


低く唸るみたいな雷の響きが聞こえてきた時は

さすがに生きたここちしなかった。


「あの~、雷が鳴っとりますが~…」

「僕らって、逃げる場所なんてないですよね」

「う~、逃げようにも逃げれん|」


「あ!」


びしっ!


駅前広場の正面のビルの避雷針が激しく光った。


ばおん!


ものすごい爆音。


「今、そこのビルに落ちましたよね( ̄_ ̄;)」

「目の前に雷が落ちたんですが…え~あの~」


何度も繰り返すけど、狭い金属製の足場の上で、

僕らは金属の塊(カメラ)の横で立ってますねん。


そこに、運営本部からの会場放送が流れてきた。

『本日のパレードは中止にしま~す』


生放送も雨傘番組に切り替わることになって、

僕らカメラマンにも緊急退避指示がきた。


「おーい、そこに立ってて大丈夫かー」


下からまた、さっきのお巡りさんに声をかけれた。


「そんなとこおったら危ないぞー」

「カメラ置いては逃げられません( ̄^ ̄;)」

「あら、そうなん?」

「世界中のカメラマンがそーゆーもんです!」


そしたら、おまわりさんが冷めた声で言った。


「君以外のカメラマン、とうに逃げておらへんで」