でぶるまんしゅーじですねん(間もなく閉鎖) -135ページ目

お見合いデートの闖入者でぶるまん

も~20年前のお話ですのーーーー


当時、僕はアニメーターに転職したものの

動画マンの超微細なギャラでは食べられず、

週末限定の季節労働者的TVカメラマンで

なんとか食いつないでましてん。


ある日、香川ではけっこー有名やった女性アナから

電話がかかってきた。


「ね、アルバイトしない(^o^)うふふのふ」


めちゃめちゃ怪しさ爆発のお誘いやったけど、

【高給優遇・ランチ付き・送迎可】とゆー

言葉のプロにまんまとノセられまして、


「やりますやります(^o^)ぜひぜひ」


詳しい内容も聞かずに請けちゃった。



日曜日のお昼。

高松の商店街の一画にある駐車場で彼女と合流。


「15分したらここにきてね」


1枚のメモを渡された。


「じゃ、よろしく~( ̄▽+ ̄*)」


彼女はウインクと、ビミョーな笑みを残して立ち去った。


「なんか説明して(  ̄っ ̄)」


とりあえずメモを読む。

『おはよー、フェルブスくん』

…とゆー書き出し。

「もー、あいかわらず凝り過ぎでんがなf^_^;」


『…君の仕事だが、○○アナの護衛である。

 彼女は今日、友人の紹介で、ある男性と

 お見合いを兼ねたデートをするのだが、

 初対面の上に、友人の男性趣味自体が

 彼女に理解出来ない世界であることから

 ぜひ彼女を陰から見守ることにある』



「え( ̄_ ̄;)」


"完璧にダマされれてますがな"感がひしひし…

メモに書かれてた指定場所はすぐ近くの喫茶店。


「とりあえず…行こか(T▽T;)」


ちょっとオシャレなその店は、中の様子が

外からは全然うかがえない造り。


「どーしよーかなー( ̄_ ̄ i)」


そう思ってたらいきなり、声をかけられた。


「お~! 元気~!」


声の主は、高校の恩師のI先生。5年ぶりの再開。

当時、僕がめちゃめちゃ苦手にしてた先生なのです。


「久しぶりやなー。なんしよん?」

「え…あ、その、え~とですね( ̄o ̄i)」


クライアントがローカルの有名人だけに、

ホントのこと言えるハズなくしどろもどろ。


「ちょっと、その、買い物に~(^_^;)…」

「あそー」

「あの、先生は?」

「予定なしで出て来たんやー」

「そーですかー(^_^;)」


このままだと、予定のない先生に引っ張られて

『ヒマなんやったら一緒にメシ食うか?』

…なんてことになったら任務遂行が頓挫する。

僕は腹をくくって言った( ̄^ ̄)


「先生、今日は急いでるのでごめんなさい」


頭下げて駆け出すようにその場を離れた。



5分ほどして、やっと喫茶店に戻った僕は、

先生がいなくなってるのを確認してから、

思い切って店の中に入った。


さりげなく店内を見ると、奥のボックス席に

僕にこの難題を発注したクライアント発見。


(おそくなりました~ ^o^; )

(:*:・( ̄∀ ̄)・:*:)

僕に気付いた彼女は、実に見事な目配せで、

(後ろの席に座って(*゚ー゚)ゞ)

…と指示を出してきた。


(おけー( ̄o ̄)b)


最大限にごくごく自然体を装って奥に進み、

二人が座る席の隣のボックスに座った僕は、

そーっとメニューの端っこから覗くように

ターゲットである男を観た。


彼女の向かいには、I先生が座ってた。